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イイね!
2021年12月27日

プリウスの進化の歴史Ⅱ

4代目プリウスの2ZR-FXE

4代目の目標は、最大熱効率40%を超える事だったそうな。(※1より:この最大熱効率という言葉と、JC08モード燃費との意味の違いは今、自分ではよく分かっていない。後で調べる事として読み込んでいきます。)
3代目プリウスは、JC08モード燃費で、30.4km/Lだそうで、この数値は既にいろいろな手法で改善済みの値です。なので、更に改善するとなると至難の業。絞った雑巾を更に絞る、みたいなものです。
結果として40.8km/L(JC08モード燃費)を達成しています。

最大の変更点はEGRの量を増やす事のようで、その為にはEGR量各気筒に均一にする事と、タンブル比を向上させて燃焼速度を速くする事。具体的には吸気系に4-2-1管のトーナメント型EGR通路を作り、気筒ごとのEGR量を均一にし、タンブル比を0.8から2.8へ向上させたという訳です。
それでも目標には及ばずに、冷却水の流れを見直しシリンダーボア壁温の最適化を行わなければならなかった。その為に、シリンダー壁面の冷却水通路に挿入するウォータージャケットスペーサー(WJS)の開発・導入。WJSはステンレス製で円弧状の枠を4気筒分並べた構造で、四角くて黒い樹脂部品が取り付けられている。このWJSは吸気側と排気側に専用の形状が充てられた。

技術的には他に、
o クランクシャフトのメインジャーナルの改良
o 冷間始動直後にEGR冷却を一時的に停止させるフローシャッティングバルブの追加
o 燃焼室形状の変更
o ピストンリングへのオイル供給量チューニング
o タンブル比を0.8から2.8へ向上させて、燃焼速度を速くし、大量のEGRガスの導入を可能にしている
o 2系統冷却システムを採用
o 新たにラジエーターの前にグリルシャッターを設置
o 新構造ハイブリッドトランスアクスル
o 小型軽量化されたパワーコントロールユニット
o バッテリーの改善

まさにできる限り、追い込めるところは全て改善している事が伺えます。
技術者の執念みたいなものを感じます。

車全体としては、4代目プリウスの最も特徴とすべきはトヨタがグローバル戦略の目玉としているTNGA(Toyota New Global Architecture)と呼ばれるプラットフォームが採用されていることですね。

プリウス凄いです。
※1:https://car.motor-fan.jp/tech/10019179
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Posted at 2021/12/27 12:04:00

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