ホットホットハッチ

デビューしたばかりのメルセデス・ベンツAクラスに早くも発表された超高性能モデル
『A45 AMG』２L直列4気筒ターボエンジンから360馬力を発生し
これを7段DCTと一体化されたAWDシステムで駆動するという
ひところならラリーにでも出るつもりか？というホットハッチです。

それにしても欧州は２L 4気筒のホットハッチが目白押しですね
日常で実用に足る使い勝手でありながら本格スポーツカー顔負けの性能を持った
『ホットハッチ』はもはや確立されたジャンルであり何よりエコ性能を問われる
昨今であっても無くなることはないだろうと思います。

しかしA45ぐらいになるともうホットハッチの上を行く性能ですよね
VWゴルフGTIに対するゴルフRの様な存在が最近増えてきたように思います。
アウディS3やルノーメガーヌRS、BMW M135など特にレースと直結しているわけでもないのに
Cセグメント級をはるかに超える性能を与えられたモデル達
これもダウンサイジングの一貫かもしれませんね

90年代の日本車にもこの手のクルマは結構ありましたが
いずれもグループA有りきの産物であり
グループAの衰退と共に姿を消してしまいました。
むしろホットハッチの上を行くホットホットハッチを量産できるなんて
日本メーカーぐらいのものだったのに
メーカーを支える力となるまで継続されなかったのが残念です。



今や同クラスではスバルWRXやマツダスピードアクセラぐらいではないでしょうか？
ぎりぎりギャランフォルティススポーツバックRAも入れていいかもしれませんが
どれも次期型では存在の有無が微妙と言われているモデルです。
WRXだけは無くならないでしょうが現行モデルもセダンをメインに打ち出しており
スクープされた次期型もセダンですから
ジャパニーズスーパーホットハッチの命運潰えるかという危惧は否めません。



元々実用性の権化である２BOXハッチバックにあり得ないくらいの超高性能を
同居させるというそのギャップが堪らなく魅力的に感じるのですが
日本では根付かないのですかねえ
この2台ぐらいまで突き抜けたハッチバックは出ないものか・・・？