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イイね!
2016年06月28日

セリカ祭り

お台場MEGA WEBで開催中の「トヨタWRC参戦の系譜」に行って参りました。
来年からWRCにワークス参戦で復帰するトヨタがかつてWRCで黄金期を築いた時代の銘機が一堂に会するというまたとない機会です。(展示のみで走る姿が観られないのはちょっと残念ですが・・・)



お出迎えは来年から出走するヤリス(ヴィッツ)WRカーのテスト車両


成績の如何によらず、ぜひWRカーのイメージを踏襲したスポーツグレードを「カタログモデル」としてラインナップしてほしいですね。

実際の並び順は無視して、やはり最初はこれから
TA64型セリカ・ツインカムターボ 1985年サファリラリー優勝車


当時としても古いT型エンジンにDOHCヘッドとターボを追加した
日本初の「ツインカムターボ」を売りにしていた記憶があります。
市販バージョンはお世辞にも「カッコいい」デザインとは当時思いませんでしたが
不思議とコンペティションマシンへと変貌した姿はカッコよく見えました。
サファリラリーをはじめとした特に耐久色の強いラリーで活躍した印象があります。




ユハ・カンクネンが乗っていたんですね。トランクを開けた状態も見たいものです。

ST-165型セリカGT-Four 1990年サファリラリー優勝車


ここから本格的にトヨタ、引いては日本車の進撃が始まったと言っても過言ではないマシンだと思います。
それまでのFRからFFになりモータースポーツとは無縁のものになるかと思いきや
フルタイム4WDという新たな武装をまとい、ついにはチャンピオンドライバーを生んだ初の日本車となりました。


市販車は外見だけでなく内装も非常にモダンなデザインでしたが、さすがに競技用に仕立て直された物はまるで違います。
しかしシフトノブは市販車の物を流用しており後のセリカでもそうでしたね。

ST-185型セリカGT-Four 1993年オーストラリアラリー優勝車


市販車はCMにエディ・マーフィーを起用したり凝ったオーディオを謳い文句にするなどデートカー的な軽い要素を打ち出していましたが、マニュファクチャラーとドライバーズのダブルタイトルを獲るなど、日本車にとって金字塔となったモデルだと思います。


RCの象徴とも言えるボンネット。
タイミングベルト用の導風孔というのが実にそそります。
他のライバル達が空冷式インタークーラーを採用する中、水冷式を使い続けていたのも特徴的でした。


リアドライブシャフトを覆うように配置されたはしご型フレーム


こちらはサファリ仕様のST-185


一回転するクラッシュを起こしたそうで、ボディあちこちの怪我が当時を物語っています。


ウインドウ周りはガムテープで応急処置されています


グループA規定なのでエアロパーツ等外見は変えられないため市販車そのままのリアスポイラーに燃料補給用の大穴が開けられています。


ラリーカーとしては最後のセリカになったST-205型


こちらはレプリカだそうですがなかなか見事に再現されています。


「例の事件」の後、セリカの後を継いでWRCに帰ってきたカローラWRC


考えてみればオベ・アンダーソンはレビンでラリーに出場していたわけですから
TTEにとってみれば原点回帰とも言えます。
WRカー規定にそって開発されたため残念ながら市販モデルといえる物は無く、欧州カローラベースだったためそもそも日本で見ることは叶わなかったマシンです。



実車を見たのは初めてでそのコンパクトさに驚きます。
全長は4100mmとスイフトより少し長い程度なんですね。
そこにセリカ用の2Lターボを載せていたわけですから戦闘力の向上は約束されていたようなものだったでしょう。



まだパドルシフトではなく、スティックシフトの時代でした。
フロアにも元のシフトレバーがあるためどちらでもギアチェンジはできるようです。
きっちりタイトルを手にしてトヨタはWRCに別れを告げる事になった節目のマシンですね。

なお奥のブースにはこんなものが・・・



MR2ベースのグループSテストマシンです。
さすがにコレも初めて実車を見ましたが元のMR2を知っているだけに
モンスターへの変貌ぶりが外見から伝わってきます。



全体のシルエットこそMR2なのですが大幅に拡幅されたフェンダーとラジエーター込みのリアスポイラーは「違う世界の何か」といった感じが溢れていました。

こちらは実に59年前になる1957年
オーストラリア1周ラリーに出走したクラウンのレプリカです。


初参戦にして47位で完走し、当時は日本車の耐久性を世界にアピールしたことでしょう。

ということで、世界を舞台にしたラリーで活躍したトヨタマシンの歴史の一部を垣間見えるイベントです。
今後この中に来年からのヤリスが加われる事を祈らずにはいられませんね。


ところで今回のイベントに合わせ館内で展示されている1/24モデルカーも全てラリーカーに変わっていました。グループ4から現代のWRカーまで網羅されたラインアップはそれだけでも知っている人には堪らないモノがあります。


しかしながら個人的に「欲しい」と思ったのはコレ


スターレットでした。
「こういうのでいいんだよこういうので」
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Posted at 2016/06/28 23:43:33

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