まとめ記事(コンテンツ)

2015/06/24

高性能エレガンス

今回はトヨタ・スプリンタートレノ(AE92型)のカタログです。




今までFRを貫いてきたレビン・トレノが、FFへと大転換してモデルチェンジしたのは1987年。

先代「ハチロク」に引き続き、新型も車両型式に倣い「キューニー」の愛称で親しまれたのは記憶に残るところ。



トレノのフロントマスクは固定式ヘッドライトを持つレビンに対し、リトラクタブルヘッドランプが個性的なフェイス。



AE86にあった3ドアハッチバッククーペはカタログ落ちしましたが、ノッチバッククーペの黄金比を見事に具現化したスタイルは、さながら「ミニソアラ」の佇まいでした。



リアもレビンとは随分差別化され、トレノオリジナルの楕円形テールランプが特徴でしたね。



トレノ史上初となる過給機付モデルの新グレード、GT-Zには迫力のエアインテークバルジも備わっていました。

搭載されるエンジンは4種類。



扱いやすさが光る1.5Lのハイメカツインカム、5A-FE(94ps)と高出力版の5A-FHE(105ps)に、お馴染みの1.6Lスポーツツインカム4A-GE(140ps)、さらにインタークーラースーパーチャージャーをドッキングした、シリーズ最強のパワーを誇る4A-GZEも新たに搭載されました。

4A-GZEはリッター100psを達成した165ps/21.0kgmというクラスを超えた高性能。



足回りも4輪ストラットの独立懸架「ペガサス」に一新、GT-APEXには電子制御サス「TEMS」も装備されました。

室内はスプリンターセダンと類似した意匠になっていましたが、スペシャリティクーペのトレノらしくブラックの内装にスポーツシート、デジタルメーターなどが与えられます。




このクラスにおいてもオートドライブの設定があったというところにバブルな時代を感じますね。



上級グレードに装備されるエアロパーツやサンルーフ、淡黄色ヘッドランプなども当時の流行の最先端をゆくアイテムでした。




トレノのフルラインナップ。




やはり、街で出会うトレノのほとんどはGT-APEXでした。

1.6Lの廉価版である素のGTは希少な存在、女性ユーザー向けの「リセ」も意外に少なく、APEXやXSあたりに乗っている女性の方が多かった気がしますね。

ハチロク人気の影に隠れた感のあるAE92ですが、非常に扱いやすく、十二分に軽量ハイパワーの醍醐味を味わうことのできるクルマでした。

手軽に楽しめる高性能、92トレノは今なおそんな魅力が詰まったモデルだと思います。


Posted at 2015/06/24 22:45:48

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