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まとめ記事(コンテンツ)
みみ助さん
2016/01/10
乗用車タイプの4ドアワゴン
今回はプリンス・スカイウェイ(V51A-1型)のカタログです。
自分にとってはスカイウェイはおろか、同期のスカイラインすら馴染みのないクルマではありますが、今回のカタログはちょうど50年前の昭和41年3月発行、まさにプリンス自動車が日産と合併する直前のもの。
実家の納屋に奇跡的に残っていたもので程度は良くありませんが、貴重なカタログとしてこのたび日の目を見ました。

ページ上方に登場するのはスカイウェイに乗って「キャンディー城」を目指す子供たちの小さな物語。
こちらもぜひ一緒にお楽しみください。
スカイラインの商用モデルとして1959年に登場したスカイウェイは1963年にフルモデルチェンジ。
初代ではバンとピックアップの2種類のボディを持つラインナップは今回からバンのみに統一されました。

ボディサイズは4125×1495×1445mm。
全長は現行ノートとほぼ同等、全幅は軽自動車のデイズより2cm広いだけですから、そのコンパクトさには驚きますね。
インテリアは「プリンスの高級商用車」の名に恥じない、上質な仕立て。
バンにありがちな安っぽさはなく、リヤシートにもしっかりとした厚みがあります。

今では当たり前の4ドアも、この頃の大衆車クラスの商用モデルはほとんどが2ドアという時代。
4ドアは貨客兼用として使える、まさに高級車の特権ともいうべきものでした。

それまで上下開きだったバックドアは、現代と同じ1枚上方開きに。
セダンと同じくU字型に配されたメッキモールが特徴的なリヤビューは、アメ車に影響された30年代前半のイメージが若干ながら残っていましたね。

エンジンはスカイライン1500と同じ、70ps/11.5kgmを発揮するG1型。
3速コラムMTの商用バンとしては異例の135km/hの最高速を実現する高性能を誇り、今までの常識を破る1年3万キログリスアップ不要を謳った足回りと合わせ、高い耐久性をアピールした2年4万キロの「封印エンジン」として有名でした。

装備の数々も、スマホホルダーやPCデスクを大々的にアピールする現代の商用車から比べると隔世の感がありますが、当時のレベルではラジオやヒーターを装備するバンというのはやはり高級だったのでしょう。

裏表紙にはスカイラインシリーズのラインナップがイラスト入りで紹介。
何故かGT-Bはありませんが、後のGT-Rと同じく別格の扱いだったのでしょうか?

この直後の昭和41年10月、スカイウェイは「スカイラインバン」に名称が変更され、43年にC10型が発売されるまで改良を重ねつつ生産されました。
カタログの本文中にもありますが、
楽しく運転していただくための「親切」。
プリンスのモットーが1個のネジにもこめられています。
あれから半世紀の年月が流れましたが、今の日産にこの精神が受け継がれていることを願うばかりですね。
自分にとってはスカイウェイはおろか、同期のスカイラインすら馴染みのないクルマではありますが、今回のカタログはちょうど50年前の昭和41年3月発行、まさにプリンス自動車が日産と合併する直前のもの。
実家の納屋に奇跡的に残っていたもので程度は良くありませんが、貴重なカタログとしてこのたび日の目を見ました。

ページ上方に登場するのはスカイウェイに乗って「キャンディー城」を目指す子供たちの小さな物語。
こちらもぜひ一緒にお楽しみください。
スカイラインの商用モデルとして1959年に登場したスカイウェイは1963年にフルモデルチェンジ。
初代ではバンとピックアップの2種類のボディを持つラインナップは今回からバンのみに統一されました。

ボディサイズは4125×1495×1445mm。
全長は現行ノートとほぼ同等、全幅は軽自動車のデイズより2cm広いだけですから、そのコンパクトさには驚きますね。
インテリアは「プリンスの高級商用車」の名に恥じない、上質な仕立て。
バンにありがちな安っぽさはなく、リヤシートにもしっかりとした厚みがあります。

今では当たり前の4ドアも、この頃の大衆車クラスの商用モデルはほとんどが2ドアという時代。
4ドアは貨客兼用として使える、まさに高級車の特権ともいうべきものでした。

それまで上下開きだったバックドアは、現代と同じ1枚上方開きに。
セダンと同じくU字型に配されたメッキモールが特徴的なリヤビューは、アメ車に影響された30年代前半のイメージが若干ながら残っていましたね。

エンジンはスカイライン1500と同じ、70ps/11.5kgmを発揮するG1型。
3速コラムMTの商用バンとしては異例の135km/hの最高速を実現する高性能を誇り、今までの常識を破る1年3万キログリスアップ不要を謳った足回りと合わせ、高い耐久性をアピールした2年4万キロの「封印エンジン」として有名でした。

装備の数々も、スマホホルダーやPCデスクを大々的にアピールする現代の商用車から比べると隔世の感がありますが、当時のレベルではラジオやヒーターを装備するバンというのはやはり高級だったのでしょう。

裏表紙にはスカイラインシリーズのラインナップがイラスト入りで紹介。
何故かGT-Bはありませんが、後のGT-Rと同じく別格の扱いだったのでしょうか?

この直後の昭和41年10月、スカイウェイは「スカイラインバン」に名称が変更され、43年にC10型が発売されるまで改良を重ねつつ生産されました。
カタログの本文中にもありますが、
楽しく運転していただくための「親切」。
プリンスのモットーが1個のネジにもこめられています。
あれから半世紀の年月が流れましたが、今の日産にこの精神が受け継がれていることを願うばかりですね。
Posted at 2016/01/10 11:23:27
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