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まとめ記事(コンテンツ)
みみ助さん
2017/01/25
もっとクルマになる。
今回はスバル・レガシィ(BC型)のカタログです。
1989年1月、平成時代の幕開けとともに完全ブランニューのモデルとして登場した初代レガシィ。
サッシュレスの4ドアセダンとキックアップルーフを持つツーリングワゴンという2種類のボディをラインナップしたのはご存知のとおりですが、ここからはセダンの初期モデルのカタログをご紹介します。
従来まで「カクカク」で武骨なイメージであったスバル車のデザインから、大幅にモダナイズされたレガシィのスタイリング。

段付きの6ライトウインドウ、ブリスター形状のフェンダーなどがデザインの見どころで、見た目は地味ながらいい意味でスバルのイメージを覆したものでした。


インパネもこの時期のモデルのトレンドとも言えるL字形状をレガシィも採用。

バブル期らしくまだまだワインレッドの内装が定番という時代において、落ち着いたイメージのグレー内装がメインというのも、来るべき90年代を先取りしていた感がありました。

デビュー時に搭載されたエンジンは意外にも3種類のみ。
伝統の水平対向エンジンをレガシィのために完全新設計したEJ20/18型。

ボクサー初のDOHCを採用した2リッター4カム16バルブ(150ps/17.5kgm)をメインに、バランスの良さが美点の1.8リッターSOHC16バルブ(110ps/15.2kgm)、そしてクラストップの220ps/27.5kgmのパワーを誇る2リッターターボを用意。
ターボエンジンにはインタークーラーも装着されましたが、これは現代に続くEJ20の中でも唯一の水冷式を採用していました。
サスペンションは以降のスバル標準となった4輪ストラットで、あわせてボディ剛性も大幅に向上。

伝統の4WDシステムもAT車は電子制御アクティブトルクスプリット式、MT車はビスカスLSD付センターデフ式という、現在においても使用されている方式を初代レガシィで既に構築。

また、一部グレードにおいては山間部での使用を考慮し、シフトノブに内蔵されたボタンで2WD⇔直結4WDを切り替えられるセレクティブ4WDも用意されていました。
室内装備も質実剛健というイメージ通り、凝った飛び道具はありませんでしたが、痒いところに手が届いた、さりげない快適性能がレガシィの売りのひとつでもありましたね。


レガシィセダンのラインナップ。



4WDのイメージが強いレガシィですが、当初は2WDと半々くらいのグレード構成になっていました。
ワゴンの圧倒的人気でセダンは印象が薄いですが、レガシィの慣例に従うように最上級のVZが一番台数が出ていたように思います。
逆に無塗装バンパーが特徴的なピュアモデルのEiはまず目にする機会はなく、2WDの5MTのみと選択肢が限られていたために、公用車などに採用される機会も少なかったのではないでしょうか。
その代わり、地方の役場などでは継続販売されていたレオーネを良く見かけましたね。
WRCでの活躍も記憶に残るRSは別に専用カタログが存在することもあり、ここで小さく登場するのみ。
専用バンパーや15インチタイヤ、MOMOステアリングなどが標準車との大きな違いでした。
また、RSのみにゴム製タイヤチェーンが標準装備されていたのも注目すべき点です。
当時経営難であったスバルを救うべく、威信をかけて開発されたというのも有名な話ですが、今日においてもスバルには無くてはならない存在になったレガシィ。
その後に登場したインプレッサやフォレスターといったクルマたちも、この初代レガシィ無くしては生まれなかったと言っても過言ではありませんね。

レガシィが目指した「走りを磨いたドライバーズセダン」というコンセプトは今でも変わることなく、脈々と受け継がれている数少ないクルマだと思います。
1989年1月、平成時代の幕開けとともに完全ブランニューのモデルとして登場した初代レガシィ。
サッシュレスの4ドアセダンとキックアップルーフを持つツーリングワゴンという2種類のボディをラインナップしたのはご存知のとおりですが、ここからはセダンの初期モデルのカタログをご紹介します。
従来まで「カクカク」で武骨なイメージであったスバル車のデザインから、大幅にモダナイズされたレガシィのスタイリング。

段付きの6ライトウインドウ、ブリスター形状のフェンダーなどがデザインの見どころで、見た目は地味ながらいい意味でスバルのイメージを覆したものでした。


インパネもこの時期のモデルのトレンドとも言えるL字形状をレガシィも採用。

バブル期らしくまだまだワインレッドの内装が定番という時代において、落ち着いたイメージのグレー内装がメインというのも、来るべき90年代を先取りしていた感がありました。

デビュー時に搭載されたエンジンは意外にも3種類のみ。
伝統の水平対向エンジンをレガシィのために完全新設計したEJ20/18型。

ボクサー初のDOHCを採用した2リッター4カム16バルブ(150ps/17.5kgm)をメインに、バランスの良さが美点の1.8リッターSOHC16バルブ(110ps/15.2kgm)、そしてクラストップの220ps/27.5kgmのパワーを誇る2リッターターボを用意。
ターボエンジンにはインタークーラーも装着されましたが、これは現代に続くEJ20の中でも唯一の水冷式を採用していました。
サスペンションは以降のスバル標準となった4輪ストラットで、あわせてボディ剛性も大幅に向上。

伝統の4WDシステムもAT車は電子制御アクティブトルクスプリット式、MT車はビスカスLSD付センターデフ式という、現在においても使用されている方式を初代レガシィで既に構築。

また、一部グレードにおいては山間部での使用を考慮し、シフトノブに内蔵されたボタンで2WD⇔直結4WDを切り替えられるセレクティブ4WDも用意されていました。
室内装備も質実剛健というイメージ通り、凝った飛び道具はありませんでしたが、痒いところに手が届いた、さりげない快適性能がレガシィの売りのひとつでもありましたね。


レガシィセダンのラインナップ。



4WDのイメージが強いレガシィですが、当初は2WDと半々くらいのグレード構成になっていました。
ワゴンの圧倒的人気でセダンは印象が薄いですが、レガシィの慣例に従うように最上級のVZが一番台数が出ていたように思います。
逆に無塗装バンパーが特徴的なピュアモデルのEiはまず目にする機会はなく、2WDの5MTのみと選択肢が限られていたために、公用車などに採用される機会も少なかったのではないでしょうか。
その代わり、地方の役場などでは継続販売されていたレオーネを良く見かけましたね。
WRCでの活躍も記憶に残るRSは別に専用カタログが存在することもあり、ここで小さく登場するのみ。
専用バンパーや15インチタイヤ、MOMOステアリングなどが標準車との大きな違いでした。
また、RSのみにゴム製タイヤチェーンが標準装備されていたのも注目すべき点です。
当時経営難であったスバルを救うべく、威信をかけて開発されたというのも有名な話ですが、今日においてもスバルには無くてはならない存在になったレガシィ。
その後に登場したインプレッサやフォレスターといったクルマたちも、この初代レガシィ無くしては生まれなかったと言っても過言ではありませんね。

レガシィが目指した「走りを磨いたドライバーズセダン」というコンセプトは今でも変わることなく、脈々と受け継がれている数少ないクルマだと思います。
Posted at 2017/01/25 11:35:39
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