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- 燃焼室・ピストン・排気経路……堆積カーボン除去 DIY (1/2)
まとめ記事(コンテンツ)
ハラさん
2013/12/19
燃焼室・ピストン・排気経路……堆積カーボン除去 DIY (初回編・1/2)
カテゴリ : エンジン廻り > エンジン > 調整・点検・清掃
車種:ケータハム その他
作業日:2013/12/19
目的:修理・故障・メンテナンス
作業:DIY
難易度:★★
作業時間:6時間以内
1
先ずは、エキマニを外し、排気ポートから 奥に堆積しているカーボンの状態を確認すると ……
この VHPDエンジンは バルブフェイスから排気ポートにかけて、多くのカーボンが付着・堆積している。
【 燃焼室・ピストン・排気経路に堆積するカーボン 】の悪影響と、
除去の方法を、彼是と勘案、対処してみた。
▲ バルブのカーボン噛み
▲ ピストンリング固着等で機能不全
(潤滑・気密・伝熱・姿勢制御)
▲ 圧縮漏れ・パワーダウン
▲ ブローバイ多発・オイル消費増
▲ ピストンスラップ等の異音発生
▲ 異常燃焼とエンジンブロー
等の問題が改善・解消出来れば、良いのですが。
●この整備手帳の記事は、「 初回のカーボン除去の様子 」 を詳しく 書き留めたモノ です。
堆積したカーボン除去の方法は 色々と有りますが、エンジンを本格的に分解せずに、カーボンの溶解→排出で効果が出た作業の様子です。
燃焼室と排気バルブ・排気ポートのカーボン(&デポジット・スラッジ)を、エンジンコンディショナーを用い溶解し、高圧エアで掃気・排出・除去する手順を、以下に案内します。
本件では、吸気ポートと吸気バルブは、スラッジやカーボン等の堆積は皆無で、「常時、ピカピカ」 とても綺麗な状態のため、エンジンコンディショナーは塗布やカーボン除去の範囲には含みません。 ちなみに、吸気ポート・吸気バルブの状態は、↓ 画像の状態です。
http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/photo/000/003/751/864/3751864/p8.jpg?ct=07947b64f4a8
このエンジンは、ガソリン直噴ではなく、通常のポート噴射インジェクションのタイプです。
それと、燃焼室と排気バルブ・排気ポートのカーボン(&デポジット・スラッジ)を除去しますが、「完全除去ではなく」、「ある程度の除去」 と言う事です。
また、1度のカーボン除去作業では、効果が少ない場合も有り得ますので、本件では、エンジンの状態を確認しつつ、複数回、この作業を行っています。
◆画像の説明……前準備として、
プラグホールから燃焼室に、エンジンコンディショナーを直接注入するため、ノズルを延長してます。 (添付写真の通り)
この VHPDエンジンは バルブフェイスから排気ポートにかけて、多くのカーボンが付着・堆積している。
【 燃焼室・ピストン・排気経路に堆積するカーボン 】の悪影響と、
除去の方法を、彼是と勘案、対処してみた。
▲ バルブのカーボン噛み
▲ ピストンリング固着等で機能不全
(潤滑・気密・伝熱・姿勢制御)
▲ 圧縮漏れ・パワーダウン
▲ ブローバイ多発・オイル消費増
▲ ピストンスラップ等の異音発生
▲ 異常燃焼とエンジンブロー
等の問題が改善・解消出来れば、良いのですが。
●この整備手帳の記事は、「 初回のカーボン除去の様子 」 を詳しく 書き留めたモノ です。
堆積したカーボン除去の方法は 色々と有りますが、エンジンを本格的に分解せずに、カーボンの溶解→排出で効果が出た作業の様子です。
燃焼室と排気バルブ・排気ポートのカーボン(&デポジット・スラッジ)を、エンジンコンディショナーを用い溶解し、高圧エアで掃気・排出・除去する手順を、以下に案内します。
本件では、吸気ポートと吸気バルブは、スラッジやカーボン等の堆積は皆無で、「常時、ピカピカ」 とても綺麗な状態のため、エンジンコンディショナーは塗布やカーボン除去の範囲には含みません。 ちなみに、吸気ポート・吸気バルブの状態は、↓ 画像の状態です。
http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/photo/000/003/751/864/3751864/p8.jpg?ct=07947b64f4a8
このエンジンは、ガソリン直噴ではなく、通常のポート噴射インジェクションのタイプです。
それと、燃焼室と排気バルブ・排気ポートのカーボン(&デポジット・スラッジ)を除去しますが、「完全除去ではなく」、「ある程度の除去」 と言う事です。
また、1度のカーボン除去作業では、効果が少ない場合も有り得ますので、本件では、エンジンの状態を確認しつつ、複数回、この作業を行っています。
◆画像の説明……前準備として、
プラグホールから燃焼室に、エンジンコンディショナーを直接注入するため、ノズルを延長してます。 (添付写真の通り)
2
▼ここからは↓、余談ですが……(その1)
除去作業の前に、折角なので、コンプレッションの状態を確認 ( アクセル全開・クランキング9回転 ) ……10年半経過してますが、圧縮低下の問題は無く、先ずは、ひと安心♪……コンプレッションが大幅に低下していたら、カーボン除去の効果は見込めず、ピストン・シリンダーの交換が必要かも?です。
●閑話休題……本題に戻ります↓
加速時の状況では、黒煙の吐出量が多い状態でした……混合気がリッチ過ぎる感じ?もします、し、最近は、スラップ音?のような異音も若干、それに、レスポンスもダルイ感じでした。
同じローバーKエンジンのR500も、黒煙を吐いてましたが ……VHPDも、こんなものなのかも?ですが、目視で確認出来るほど「堆積したカーボン・デポジット」を除去し、燃焼室、ピストン上部、ピストンリング、排気バルブ、排気経路を リフレッシュ!!
除去作業の前に、折角なので、コンプレッションの状態を確認 ( アクセル全開・クランキング9回転 ) ……10年半経過してますが、圧縮低下の問題は無く、先ずは、ひと安心♪……コンプレッションが大幅に低下していたら、カーボン除去の効果は見込めず、ピストン・シリンダーの交換が必要かも?です。
●閑話休題……本題に戻ります↓
加速時の状況では、黒煙の吐出量が多い状態でした……混合気がリッチ過ぎる感じ?もします、し、最近は、スラップ音?のような異音も若干、それに、レスポンスもダルイ感じでした。
同じローバーKエンジンのR500も、黒煙を吐いてましたが ……VHPDも、こんなものなのかも?ですが、目視で確認出来るほど「堆積したカーボン・デポジット」を除去し、燃焼室、ピストン上部、ピストンリング、排気バルブ、排気経路を リフレッシュ!!
3
◆ここから、カーボン除去・作業、
「初回」 の様子、開始です。
吸排気のバルブの正確な開閉状態を確認しながら、除去作業を行うため、カムカバーを外します。 シリンダーヘッドは外さないので、手間は簡易です。 ( ローラーバレルなので、スロットル全開として、ファンネル→インテークマニホールド側からバルブの開閉状態を目視確認出来るので、カムカバーを外さなくても、この作業は可能。)
クランク軸をラチェット・ボックスレンチで回して、「排気バルブは開いている状態(閉じる前)」、「吸気バルブは閉じたまま(開く手前)」にセットします。
▼ここからは↓、余談ですが……(その2)
写真の様子は、折角なので、ついでに、タペットクリアランスの状態を確認……吸気バルブは0.20よりチョット小さく、排気バルブは0.25よりチョット大きめの数値でしたが、吸排共に許容値の±0.03の範囲内でした♪……10年半経過してますが、運の良いエンジンなのかも?……
オーバーヒートの過去事績も無いですし、高回転域を使う走行で過負荷を掛けた事も無いので、良い状態が維持出来てるのかも?です♪
「初回」 の様子、開始です。
吸排気のバルブの正確な開閉状態を確認しながら、除去作業を行うため、カムカバーを外します。 シリンダーヘッドは外さないので、手間は簡易です。 ( ローラーバレルなので、スロットル全開として、ファンネル→インテークマニホールド側からバルブの開閉状態を目視確認出来るので、カムカバーを外さなくても、この作業は可能。)
クランク軸をラチェット・ボックスレンチで回して、「排気バルブは開いている状態(閉じる前)」、「吸気バルブは閉じたまま(開く手前)」にセットします。
▼ここからは↓、余談ですが……(その2)
写真の様子は、折角なので、ついでに、タペットクリアランスの状態を確認……吸気バルブは0.20よりチョット小さく、排気バルブは0.25よりチョット大きめの数値でしたが、吸排共に許容値の±0.03の範囲内でした♪……10年半経過してますが、運の良いエンジンなのかも?……
オーバーヒートの過去事績も無いですし、高回転域を使う走行で過負荷を掛けた事も無いので、良い状態が維持出来てるのかも?です♪
4
●閑話休題……本題に戻ります↓
所定の位置に吸排気バルブをセットした燃焼室に、プラグホールから、① エンジンコンディショナーを10~15秒程注入。
スプレーノズルを延長したので、抵抗が大きい?のかな?……注入に余分に時間が掛かるようです。
所定の位置に吸排気バルブをセットした燃焼室に、プラグホールから、① エンジンコンディショナーを10~15秒程注入。
スプレーノズルを延長したので、抵抗が大きい?のかな?……注入に余分に時間が掛かるようです。
5
掃気用のノズル・パイプを準備(写真下の棒)……シリコンコーキング等のノズルを、テープを用いてパイプに巻き付けています……プラグホールに押し付け、コンプレッサー・ガンで掃気させます。(次の写真を参照)
6
② 掃気作業の様子……エア圧の調整できるガンが使い易いです……排気ポートよりエキマニの方向へ、エンジンコンディショナーを追い出しますが、エア圧は弱くセットし、ピストン・燃焼室の表面がヒタヒタと少し濡れている状態とします。
前記の①と②の作業を3度程、繰り返します。
前記の①と②の作業を3度程、繰り返します。
7
点火プラグにもエンジンコンディショナーを塗布し、ヘッドに取り付け、一晩、放置します。
燃焼室、ピストン、排気バルブ、排気ポートに、エンジンコンディショナーが万遍なく塗布され、ヒタヒタに濡れた状態とします。
特に、ピストンリングとリング溝に固着したカーボンやスラッジ等の「溶解」にタップリと時間を掛け、ピストンリングが正常に十二分に機能するようにします。
燃焼室、ピストン、排気バルブ、排気ポートに、エンジンコンディショナーが万遍なく塗布され、ヒタヒタに濡れた状態とします。
特に、ピストンリングとリング溝に固着したカーボンやスラッジ等の「溶解」にタップリと時間を掛け、ピストンリングが正常に十二分に機能するようにします。
8
一晩が経過、翌日、点火プラグを外して確認。
エンジンコンディショナーにより、固着していたカーボンが溶解され、フヤケタ状態となります。
燃焼室、ピストン、ピストンリング、排気バルブ、排気経路も、同様に固着していたカーボンが溶解され、フヤケタ状態になっています。
■ 堆積カーボン除去 DIY (初回編・2/2) に続く ↓
http://minkara.carview.co.jp/userid/359142/car/262977/2587353/note.aspx
★★★ 作業要領の動画は↓こちら ★★★
http://www.youtube.com/watch?v=qt9-0LNKViY
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エンジンコンディショナーにより、固着していたカーボンが溶解され、フヤケタ状態となります。
燃焼室、ピストン、ピストンリング、排気バルブ、排気経路も、同様に固着していたカーボンが溶解され、フヤケタ状態になっています。
■ 堆積カーボン除去 DIY (初回編・2/2) に続く ↓
http://minkara.carview.co.jp/userid/359142/car/262977/2587353/note.aspx
★★★ 作業要領の動画は↓こちら ★★★
http://www.youtube.com/watch?v=qt9-0LNKViY
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