まとめ記事(コンテンツ)

2015/08/31

ジムニーで行く、北海道キャンプツーリング⑲ [オンネトー、十勝]

1
なぜこれを持ってきたのだろう。
旅の最終日にオンネトーの湖畔で、キャビンに転がる結局今回一度も履かなかった登山靴とステッキを見て思った。
最初は島に渡ってトレッキングをするつもりだった。
あるいは時間があり余ったら、どこかの山を登ろうと思っていた。

でも結局のところ、とうとうそういう時間もなくここまで来た。
何回来ても北海道は広い。
2
その時だ。
このオンネトーの一部崩壊した木道をみて、ここを歩くのはどうだろうと思いついたのは。
どこまで行けるかわからないが、だからこそのこの装備だ。
バックパックに飲料水ほかを積み、草をかき分けるための杖を持って歩き始めた。

道具というものは、時に何かをする動機になる。
この旅もまたそうである。
ジムニーという道具がなかったら、果たしてこうして北海道に来ただろうか。
3
木道は所々損壊していて、そのたびに草木の中を迂回する必要があったが、オンネトーは角度によって色を変えるのが楽しかった。
別名を五色沼というらしい。
この日は曇り空と言うこともあり、写真映えするような景色ではなかったが、それでもその美しさに、幾度となくシャッターを切った。
4
早朝ということもあり、木道では全く人と出会わず。
とはいえ、熊さんやらその他猛獣には注意して音を立てながら進む。

早朝の湖畔の空気がすがすがしい。
一周こそしなかったが朝の散歩は気持ち良かった。

夏は夏で良いが、冬の風景も見たいもの。
スノーシューなんか履いてさ。
5
オンネトーの先、南側はダートが続いている。
殆どのクルマは来た道を引き返すことになるのだが、ジムニーには進む選択肢がある。
美しい原生林の中を進む河に沿って浅砂利のダートを進む。
道幅が広く走りやすい。

対向車対策で灯火類を点灯する。
6
途中、螺湾(らわん)ブキの看板に誘われて、螺湾ブキを見学。
川沿いに巨大な(高さ2~3m)フキが生える。

なぜ大きくなるのかはいまだに謎が多いとのことで、中々不思議な気持ちになる。
7
そこからは一気に十勝を目指す。
特に目指して走っていたわけではないが、近くまで来たので十勝牧場へ。
敷地4100ヘクタールという広大な敷地を誇る、独立行政法人 家畜改良センター 十勝牧場である。
おすすめスポットにも書いたけど、ここがオススメな理由は、その美しい白樺並木。
8
敷地内を「展望台」の看板に沿って、砂利道を進んでいく。
しばらく進んでいくと、やがて坂道が現れる。
その先に見える夏らしい雲が、その期待を高めてくれる。

つづく。

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