まとめ記事(コンテンツ)

2015/10/02

5ストローク エンジン

通常のエンジンは2とか4ストロークで1サイクルと言う事で、略して2ストとか4ストとか呼んでいる。

ご存知の通り、4ストロークでは吸入-圧縮-膨張-排気を各ストロークでやる。
だが5ストロークのエンジンが存在するんだよね。


ちょっと待て、2と4は偶数って事で、クランクの上死点を基準にするじゃないか、
5だと、毎回、上と下が入れ替わっちゃうのでは??

そりゃそうだ。
だが、この奇数にはからくりがあって、ちゃんと成立する。

ちなみに各ストロークでは、こんな役目がある。

吸入-圧縮ー膨張-膨張-排気の5個をなっている。

ちょっと待て、膨張-膨張ってなんだよ?

最近流行のサイクルではアトキンソンサイクルがあるが、あれはストローク中の工夫で、
膨張行程を長くとっている、なので効率が良い。
膨張エネルギーを通常よりも多く取れるためだ。

膨張を沢山して大気圧付近まで燃焼ガスを使うと良いってことだ。
(乱暴な言い方だが)

そこで、膨張サイクルを2段にして取るのが5ストロークエンジンなのだ。

構造を見てみよう。



これで2気筒のエンジン。 真ん中はカラクリの正体。
(U字型エンジンの記事を見た方は、驚かないね)

通常の燃焼をして膨張し終わって、いざ排気ってタイミングで隣のピストンに流す。
するとガスはまだ膨張するので、ピストンを押すんだね。

で、排気となる。このカラクリで5ストロークで1サイクルのエンジンになる訳だ。
両端に通常の燃焼ピストンがいて、交互に燃焼すると、
真ん中のピストンは毎回、膨張-排気だけを繰り返せるので無駄が無い。

なかなかやるな。



記事じゃ難しいので 動画のリンクを参照すると動きがわかると思う。

https://www.youtube.com/watch?v=Ey8hi6JQENU


現在はイルモアが研究してるけど、発想は古くて、実はオットーが考案してて、実験してたらしいので、古い話なんだが、実用はまだこれからのエンジンな所が面白い。

Posted at 2015/10/02 20:41:04

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