まとめ記事(コンテンツ)

2015/06/04

コスタ・ヴィクトリア寄港 (後編)

前編の続きとなる後編です。

大型クルーズ客船コスタ・ヴィクトリア号が寄港する港(国際旅客ターミナル)に、勇気を出して潜入することにしました。

前の一般車両に続いて恐る恐る港に入っていく。

初めてのことで様子が分からず、もうドキドキです・・。


すぐさま警備員の方が車に近づいて来られて窓越しに受付してもらいます。

港に入るには写真入りの身分証明書が必要。 ブルー色の運転免許証を提示する。
そして、差し出された受付表に名前と電話番号、住所などの個人情報を記入する。

一時立入許可証というのをもらって受付完了。

港ではこの一時立入許可証をずっと首から下げておく。

車を誘導に従い指定された一般駐車場に停めます。

大型クルーズ客船をこんな間近で見るのは初体験です。 やっぱりデカい!! デカすぎる!!

75,166トン、全長252.9m、乗客総定員2,394名の コスタ・ヴィクトリア号は、遠近感覚が麻痺するほどの巨大船であった。

ただただ唖然として見上げて立ち尽くす。

が、気が付けばこちら側は船の後ろ側でした。 あぁ、そうか。 圧倒されてて気が付かなかった。

船の前が見てみたいな。 ということで、歩いて船の前方へと行ってみる。

船の全長は、252.9mもあります。

船への乗降箇所が2つありました。 旅行客用と業務用かな?

さらに、テクテク歩いて進む。

これが、コスタ・ヴィクトリア号の前方部です。

これ以上先へは、ロープで仕切られていて立ち入ることが出来ませんでした。
なので、前方へ廻っての写真撮影は無し。


ところで、17時の出港まで2時間近くあるわけですが、初めて港に潜入してみたのはいいけれども、いったいこれから何があるのか?何をすればいいのか?全くもって分からない状態であった・・・。

ここで、信じられないことに奇蹟が起こりました。

呆然と立ち尽くしていると目の前に何処かで見た顔の年配のおじさんが歩いている・・?
それは、たまに行く居酒屋のお酒の会でよく会うおじさんであった。
お互いに顔を合わしてビックリ! 「何でここに?!」

なんでもそのおじさんは、大型クルーズ客船の魅力にハマっており、境港へ寄港する大型クルーズ客船のその殆どの入港時と出港時にはこの港に船を観に来るという・・猛者?!

「それって、すっかりマニアじゃないですか?!」と驚き。
片手に持っている透明のプラケースには大型クルーズ客船に関する大量の資料のようなものが?
「それは何ですか?」 「これは大型クルーズ客船が寄港する度にそこのテントでもらえる・・」

ということで、テントに行ってもらってきました。

A4大の日付入りプリント写真。 これって今朝入港したときの写真かな??
どうやらこのプリント写真を集めるのがマニア流らしい。

そして、おじさんが首からぶら下げてるものが、自分の一時立入許可証とは違うことに気が付く。

「それは何ですか?」と再び。
それは会員証であった。 会員になると港に入る受付時に毎回、身分証明書を提示したり、受付表に記入したりをする必要が無い。 会員証を提示するだけでOK。
そして、寄港するクルーズ客船によっては船内見学の企画も催されることがあるので、その際には会員が優先されて船内見学に参加出来る特典もあるという。

とりま、テントで会員申し込みしておきました。(無料)
この会員のことを「おもてなしサポーター」と言います。後日、会員証が郵送で届く予定。

これまで飲み屋でしか会ったことのないおじさんと思わぬところで縁が出来ました。
こうした人脈が、私がお酒の外飲みは、浪費ではなくて投資だと思っている所以。


ところで、コスタ・ヴィクトリア号 今回のクルーズは、釜山→福岡→境港→釜山。
とあって、乗客は圧倒的に韓国人が多い。
欧米人やインド人風?の人もいるけど、殆どは韓国人の乗客でした。

少しウオッチングしていると、なかには日本の車が珍しいのか港に並ぶ普通自動車の前で、ピースサインで記念撮影をされてる韓国人乗客の微笑ましい姿も。(笑)


さて、17時出港までの間、港では様々な催し物が行われています。

こちらのテントでは、三朝温泉の足湯サービスなんてのもされてました。

近くの皆生温泉ではなくて、70km以上離れた遠い三朝温泉からお湯を運んで来るんだな。

トラックの写真を撮ってたら、三朝温泉の人から「ありがとうございます!」なんて言われてしまった。

他には、洋服やバッグを売る免税店や、ビール、ソフトクリーム、射的ゲーム、それに色紙に漢字で何やら文字を書くサービスをするテントなんかも。外国の人には漢字が人気らしく行列になってた。

そして、どじょう掬いの踊りのパフォーマンスも披露されていました。


ここでもまた、あのご当地ゆるキャラが韓国の子供たちの人気の的でした。


この模様の短い動画も撮ってますので、ぜひご覧ください。



時刻は16時。 出港まであと1時間となると、市内・市外の各地へ観光に出掛けておられた乗客の皆さんが続々と観光バスに乗って港へ戻って来られました。

港は一気に人口密度が増える。 殆ど韓国の人たちです。

そして、お見送りのさよならセレモニーが始まる。
地元の高校生によるマーチング・バンドのパフォーマンス。

日頃、練習されている成果をここに集約しての力の入ったパフォーマンスだと思います。

しかし、出港前の船の上からマーチング・バンドの演奏を観ている乗客はそう多くありません。

それでも高校生マーチング・バンドの熱の入った演奏とパフォーマンスが続く。

私も後ろ側からマーチング・バンドの演奏をただ何気に眺めていました。

ところが、マーチング・バンドのパフォーマンスが終わると、一気に船の上から拍手喝さいが!
その瞬間、これには何だか心を撃たれてしまって、ついつい思わず涙が・・。
この港には、嫌韓や反日は無いのだな。 そう思うと感激してしまい・・。(ノ_<。)

頬の涙を拭ってたら、今度は笛や太鼓の音頭に乗って威勢のいい万灯のパフォーマンスが始まる。

お祭りムードに救われた。

17時、いよいよ出港の時間。 大きな汽笛が鳴る。


お見送りで、港から手を振ってお別れ。


私は、旅行客の韓国の人たちとは、ふれあいも何も言葉すら交わすこと無かったのですけども・・


こんなお別れシーンを見ていると、またついついジーンときてしまって

すっかり感動してしまいました。

ゆっくりと港を離れていく大型クルーズ客船 コスタ・ヴィクトリア号。


船の乗客も、港で見送る人たちも、いつまでも手を振る。


今回、初めて大型クルーズ客船を間近で観に港に入りましたけど、


とっても感動してしまいました。 

ということで、また大型クルーズ客船が寄港する機会にもぜひお見送りに来てみたいと思いました。
今度は「おもてなしサポーター」の会員証を持って。 これはハマるかもしれません。
Posted at 2015/06/04 23:33:06

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