古い知人に、ちょくちょく事故に遭う奴がおりました。
”電柱が幅寄せしてきた！” みたいなのは別にして、過失割合の低い事故がやたらと多いのです。

世の中には、信号待ちでの玉突き事故など、運が悪かったと諦めざるを得ないものも多々ありますが･･･　彼の場合、ちょっと多過ぎます。

運にとことん見放された星のもとに生まれたのだろうか？　そうかもしれません。時代劇風にいうと、「蹴つまずいて手をつけば、そこに馬のクソがある」 みたいな（笑）

助手席に乗っていると、いろんな気付きがありました。きりがないので２つだけ。

①彼お得意の、”多角形コーナリング” ならぬ ”四角走行” ・・・　すみません、”死角”です　(;^^A
　がらがらの片側2車線の道路、「お前は白バイか！」と言いたくなるほど並走車の死角を走り続けるのです。それを指摘すると、「えっ？？　どういうこと？？」みたいな（汗）　　そこに危険が潜んでいることに気付いていないのです。

②限界までライトを点けない！
　薄暗く対向車が見辛くなっても、ライトをつけていない車がいる限り、絶対ライトを点けません。早く点けるとカッコ悪いのだろうか？　「ライト点けたら」というと、「俺はまだ全然見える！」ってな具合　(;^^A

　自分が見えりゃぁそれでいいんかい？　(￣0￣;)
これまた、そこに危険が潜んでいることに気付いていないのです。

むか～し、KY訓練なるものを定期的にやらされていました。もちろん、”空気読めない”訓練ではなく、”危険予知”訓練（KYT）というものです。当時は、KYといえば”危険予知”でした（多分）。1枚の絵を見て、そこに潜む危険を皆で挙げていくのです。彼みたいな人間にこそ、そういう訓練の場が必要だと思ったものです。久しく会っていないので、今はどうなのか分りませんが、大きな事故に遭わない、遭っていないことを願うばかりです。