緊急事態宣言発出後、9日目の東京都の状況です。

在宅勤務になったこともあって、昼休みの時間や定時後にはずっとTVのニュースを点けっぱなしなのですが、段々と各局のアナウンサーも解説者も、みんな頭が悪く見えてきて困ってます(-_-;)。

今日の東京都の感染者数は149人でした。前日比1.17倍ですが、前日が少なかったのでさほど多くはありません。しかしながらPCR検査数277件と多くないので、相変わらず予断を許しませんが、感染爆発はしていないと言えます。

既に市中の無発症感染者は相当数に上るのでしょうが、今は軽症であれ重症であれ発症しなければ良しと考えざるを得ませんね。


感染者の受入状況ですが、2,000床の病床数を入院者数が上回って３日目です。
一方で軽症者の宿泊施設への入室状況は本日までで134人となかなか進みません。
しかしながら本日、品川プリンスに450室の確保が出来て、かつ明日からは感染者が病院に入院せず直接ホテルに入室する運用を始めるそうなので、病床の逼迫を緩和する道筋は出来ました。後はいつ、移送が終わるか時間との闘いです。

PCR検査体制についても今日、複数の報道があり、新宿区が検査スポットを用意するとか、東京都の医師会が保健所を通さない民間検査機関の活用に動き始めています。
軽症者の受入体制の整備とセットで、これで検査を受けたくても受けられない、という人が減ることを期待します。

放送各局は「感染者の拡大が止まりません」とどこも言っていますが、緊急事態宣言発出後の２週間は、感染拡大のペースが落ちる理由が無いので、今時点で拡大が止まらないとビビる必要は全くありません。

むしろボクがここ数日、非常に気になっているのはこっち。

都の対策サイトではその日の内訳しかわからないのですが、緊急事態宣言後、毎日情報を記録していったところ、今まで発表されなかった重症化した人数が見えてきました。

例えば4月6日の重症者は25名。翌7日は27名ですから+2名、に見えますが、実は7日には1名が亡くなっています。亡くなるの重症者なので、1名が亡くなって24名になるはずが27名ということは、新たに3名が重症化したことになります。

昨日、今日で言えば、昨日の重症者数が42名で今日3名が亡くなっていますから39名になるはずが、今日の重症者数は50名なので、新たに11名が重症化したことになります。

表を見て貰えばわかる通りで、重症化する人は増加傾向です。
これは感染者の絶対数が増えた影響と考えて良いでしょう。

重症化した人の亡くなる率はかなり高いように見えるので、手厚く診療が受けられるためには医療機関、医療従事者に少しでも多くの余裕を持たせる必要があります。そのためにも一刻も早く、無症、軽症者のホテルへの移送が円滑に進むように、というのがボクの最近の、最大の関心事です。