10月24日。
今日は天気が怪しい・・・。今にも降りそうな感じです。

ホテルを出発し、ガソリンを満タンにしてから、伊勢道に乗ります。

（昨日は雨で注ぎにいけなかったんです）

しかし途中から小雨に・・・

ＰＡで雨雲を確認します。

どうやら雨雲は後ろから迫っているよう。

ということは先行して振り切れば雨に降られないよね！

ということで、急いで出発。

伊賀市のあたりで休憩していると・・・

うー・・・

追いつかれました。

負けるもんか。こっちには「八咫烏」さんの導きと天候を司る風の神様にも

お願いしていますから！

雨雲からやっと逃れて立ち寄ったところは・・・

特徴的な山の形。

「大神神社」とうちゃこー！！

朝10時過ぎでしたが、平日なのにやけに車が多く駐車場は渋滞して

いましたが、そこはバイク、歩道のわきに止めさせていただきました。

日本最古の神社らしく、威厳のある入口です。

さっそくお参りしましょう。

鳥居は木造り。

参道はほぼまっすぐ。

いかにも神域という趣。

境内への石段の前に橋があります。

小さな結界デスネ。

その横に、

小さな神社が。

「祓戸神社」。祓戸・・・また出てきましたね。

大神神社の主祭神は「大物主命」とありますが、由緒書きではこの方は

出雲大社の「大国主命」の「和魂（にぎみたま）」で分身のような神と

あります。（諸説あり）

実は出雲大社にも入口に「祓社」が建っており最初にここに参って身を

清めてからお参りすることになっています。この神社も同じ作法です。

ご祭神も4柱で名前も同じように見えます。（見えにくいですが）

このあたり繋がっているんでしょうか？

「大国主命」は祟りますからね。しっかり清めていかないと！

拝殿が見えてきました。

なんか人がいっぱいいます。

祭事があるようです。

荘厳な拝殿です。

この神社には本殿はなく、背後の「三輪山」がご神体です。

古い祈祷の形式です。いいですね。自然崇拝。

でもなんか違和感が・・・

下の写真を見ていただくとわかりますが拝殿の背後に三輪山が見えて

いれば三輪山に向かって祈るということがよく理解できますが、

見えないんです。

それもそのはず。三輪山の山頂と拝殿の配置がずれています。

（赤い縦線が拝殿の配置）

謎です。この神社、歴史が古すぎることで何かいろいろとあったに違い

ありません。

別の機会に考察したいと思います。

なにか儀式が始まったらしく

みなさん頭を垂れていらっしゃいます。

後から調べたら１０月２４日は「秋の大神祭」でその祭事が執り行われ

ていました。

なのでこの状態で拝殿の前に行ってお参りすることは気が引けます。

祭事が終わるまで境内を見ることに。

配神に「おおむなちのかみ」と「すくなひこなのかみ」とあります。

「おおむなちのかみ」は「おおくにぬしのみこと」のこと。

「すくなひこなのかみ」は「おおくにぬしのかみ」と国造りを行った

神様です。「玉造神社」にも祀られていました。

この二人はコンビなのです。

ご神木「巳の神杉」。「巳」とは蛇です。なので・・・

お供えは卵。これも見たことがありません。「三輪山」は蛇がとぐろを

巻いたように見え、大物主は蛇に姿を変えるとかあるようですから、

お供えも蛇の好物の卵になってるんですね。

拝殿に戻ってみると、まだ終わっていません。

すると音楽が流れ始め、

おー。

巫女舞が始まりました。

近くで見れないのが悔しい！！

妄想ですが・・・この巫女舞、神様に捧げる舞なのですけど、見ていると

普通の踊りとは全く違うのがわかります。日本舞踊などでは人に見てもらう

ために常にこちらを向いて踊りますが、巫女舞はそのようなことはありま

せん。神様に見てもらうのでどこを向いていても関係ないのでしょう。

それよりも気になることが。

巫女舞はだいたい舞台の中央付近を何度も廻って踊ります。数パターンの

廻り方をそれこそ何度も繰り返すのです。

これってもしかしたら・・・呪術なのでは！　場の空間を浄化したり、

祈りを届けるための・・・あの廻り方に何かを発動させる力がー！

そう妄想しながらも「あっ！あの巫女さんカワイイ」などど俗にまみれて

いる私なのでした。

その後、巫女舞が終わり、やっと拝殿でお参りすることができました。