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まとめ記事(コンテンツ)
kumayuさん
2014/07/12
伊根の舟屋とちりめん街道散策
梅雨に台風と、なかなか天候がすぐれない日が続きます。
そんな中、昨日は久しぶり(でもないですが・・・)街歩き小散策に行ってきました。
最近久しく訪れていない、かつもう一度訪れてみたかった場所に行きたかったのですが、そこでまっさきに浮かんだのは丹後の国。京都府北部の丹後半島周辺です。
以前は、ドライブラリーのコースもあって何回か訪れたのですが、最近はそれも無く、もう何年もの間、訪れていませんでした。
8時過ぎに自宅を出発。前日までのぐずついた天気から一転、夏の日差しが降り注ぐ快晴の暑い手天気の中、スイフトを走らせます。
この方面への定番ルートである、北陸道木ノ本ICからR303~R161~再びR303~R27で小浜へ。
途中、木ノ本ICのあたりから、私と同色同機種である黄色のスイフトスポーツが後続に。しばしのランデブー走行となります。そのまま舞鶴若狭道の小浜ICで私が高速に乗るまで、ずっと連なって走っていました。
ちなみにこの舞鶴若狭道は、1週間後に北陸道と接続されます。
小浜から高速で一気に与謝天橋立ICまで。日本三景の1つ、天橋立を通ります。
トップの写真は、天橋立をバックにした1枚。上から眺める景色が有名ですが、真横から眺めても十分に絶景です。
そこから海岸線を走り続け、最初の目的地である、伊根町の「道の駅 舟屋の里伊根」に到着したのは13時少し前でした。
伊根町といえば、海にせり出したように建つ家の中に、ガレージのように舟を停泊させている「舟屋」で有名です。
12年ほど前、この地がゴールとなるドライブラリーに参加させていただいた際、ここの街並みに深い感銘をうけ、何とか再訪したいと思い続けていましたが、ようやくその機会を得ることができました。

久しぶりの「道の駅 舟屋の里伊根」。舟屋を模した建物が印象的ですね。

道の駅から見た伊根の街並みです。穏やかな海に沿って街並みが連なっています。
軽く昼食の後、クルマをここに停めて、写真の場所まで歩くことにします。

道の駅から、長い階段を降りて海沿いへ。真横から海の向こうの舟屋群を1枚。

舟屋が建ち並ぶ一帯は、風情のある静かな街並みが続いていました。
近所の人たちののんびりと立ち話する姿や、学校帰りの子供たち。そこには、ここに住む人々の日常があります。学校帰りの子供たちはみんな、旅行者然の私にも「こんにちは」と元気にあいさつをしてくれました。もちろん私も笑顔とあいさつで応えます。

そんな散策中にも、家と家との間には、穏やかな海が広がっています。
家と家の間だけではなく、外から家の中を見やるとその先にも海が。まさに家の奥座敷は海、という感じです。(さすがに人さまの家の中ですので、写真は撮っていません)

風にのって、煮干しの良い香りが・・・このように、あちこちで煮干しが干されています。「伊根の煮干し」というケースもあって、このあたりの名産品のようです。
地元の人たちの息遣いと、家の間の側溝まで登ってくる波の音、そして煮干しと磯の香りの漂う、落ち着いた街並みでした。
なお、みん友のTMKさんのブログには、海上から撮られた舟屋群の写真を見ることができます。舟屋の造りなど、より詳しいお写真がたくさんあります。
道の駅に戻ります。さすがに歩き続けると暑く、汗が止まりません。道の駅までの長い登り階段がとどめで、へとへとになりながらようやくクルマの所に戻ったのでした。
伊根の町を後にします。
行きは海沿いを走ったので、少し遠回りですが山沿いを走って、与謝野町からR176へ。
次に向かったのは、与謝野町加悦。丹後ちりめんで有名な町です。

観光協会の駐車場にクルマを停めて、横にあるこちらの観光協会(旧加悦町役場)でマップをもらって散策開始。


土塀や黒塀の続く、昔ながらの風景が、ここには残っていました。
静かな街並みを歩いていると、時折、機織り機の「ガチャガチャ」という音が聞こえてきます。ちりめんの生産で栄えた加悦の町によく似合う音です。
今回は、伊根の煮干しの香りにこの加悦の機織りの音など、五感に響く散策ができます。

旧尾藤家住宅

寺社も多くみることができます。

鍵型に折れ曲がった街路。街並みのつきあたりにはお寺。昔からの城下町や宿場町らしさを感じることができる、私の好きな光景です。


「西山工場」。現存する丹後最古のちりめん工場で、前には「縮緬(ちりめん)発祥の地」の石碑も。その隣は「伊藤医院」。大正時代に建てられた洋館造りの建物です。
観光客は私の他に1組見かけただけの、静かな加悦の町でした。
しかし、大正時代から、ちりめん産業を発展させるべく、自分たちの力で鉄道を敷設して、さらには電気や自動車交通などのインフラを整備してきた町の人たちの心意気は感じることができました。
その鉄道「加悦鉄道」で活躍した車両を展示している「加悦SL広場」に向かいます。
クルマで向かうこと約10分。「道の駅 シルクの町加悦」に隣接してありました。

旧加悦駅舎を復元した入り口建物。
入場料を払い、切符型の入場券をもらって中に入ります。
中は意外と広く、多くのSLや客車、さらに転車台が展示されていました。

まだ修復中の車両もあるそうで、他の鉄道博物館のような「展示するためのメンテナンス」があまりされていない車両もあって、逆にあるがままの姿を見ることができて新鮮でした。
また、直に触ることのできる車両も多く、触ってみると手には埃と少しの錆が・・・それがまた長年活躍してきた車両の歴史を感じることができます。
視覚の他にはさきほどの嗅覚、聴覚に加えてここでは触覚に響くことができました。

立ち入り出来ない車両は柵などで囲ってあるのですが、こちらの客車は柵も表示もないので中には入れそう。しかし、ステップもなく、手すりを持ってよじのぼります。
しかし客車の入り口には大きな蜘蛛の巣があって、内部への入場を拒んでいるようでしたので、それ以上は入ることができませんでした。

こちらでは、蒸気機関車の投炭が体験できます。下のペダルを踏むと、蓋が開いてそこに炭を投げ込みます。

「食堂車」です。もちろん、現役で食堂車で使われていたわけではなく、客車を改造した食堂になっています。中をのぞくと、元の客席を使って、そこにテーブルをしつらえて食堂になっていました。
色々とネタがあって、楽しく見ることができました。
ここからは帰路につきます。
天橋立を車窓に見つつ、そのまま下道で舞鶴まで。
早めの夕飯はもちろん・・・

「道の駅 舞鶴港とれとれセンター」の、


海鮮丼(ウニ、ネギトロ)とホタテ、ツブ貝の串焼き。
これで味覚も大満足。五感に響くお出かけができました(笑)
ここからは一路、自宅まで。行きとほぼ同じ道のりを通り、21時には帰宅。
行きたかった街を久しぶりに再訪できて、いい夏の1日になりました。
そんな中、昨日は久しぶり(でもないですが・・・)街歩き小散策に行ってきました。
最近久しく訪れていない、かつもう一度訪れてみたかった場所に行きたかったのですが、そこでまっさきに浮かんだのは丹後の国。京都府北部の丹後半島周辺です。
以前は、ドライブラリーのコースもあって何回か訪れたのですが、最近はそれも無く、もう何年もの間、訪れていませんでした。
8時過ぎに自宅を出発。前日までのぐずついた天気から一転、夏の日差しが降り注ぐ快晴の暑い手天気の中、スイフトを走らせます。
この方面への定番ルートである、北陸道木ノ本ICからR303~R161~再びR303~R27で小浜へ。
途中、木ノ本ICのあたりから、私と同色同機種である黄色のスイフトスポーツが後続に。しばしのランデブー走行となります。そのまま舞鶴若狭道の小浜ICで私が高速に乗るまで、ずっと連なって走っていました。
ちなみにこの舞鶴若狭道は、1週間後に北陸道と接続されます。
小浜から高速で一気に与謝天橋立ICまで。日本三景の1つ、天橋立を通ります。
トップの写真は、天橋立をバックにした1枚。上から眺める景色が有名ですが、真横から眺めても十分に絶景です。
そこから海岸線を走り続け、最初の目的地である、伊根町の「道の駅 舟屋の里伊根」に到着したのは13時少し前でした。
伊根町といえば、海にせり出したように建つ家の中に、ガレージのように舟を停泊させている「舟屋」で有名です。
12年ほど前、この地がゴールとなるドライブラリーに参加させていただいた際、ここの街並みに深い感銘をうけ、何とか再訪したいと思い続けていましたが、ようやくその機会を得ることができました。

久しぶりの「道の駅 舟屋の里伊根」。舟屋を模した建物が印象的ですね。

道の駅から見た伊根の街並みです。穏やかな海に沿って街並みが連なっています。
軽く昼食の後、クルマをここに停めて、写真の場所まで歩くことにします。

道の駅から、長い階段を降りて海沿いへ。真横から海の向こうの舟屋群を1枚。

舟屋が建ち並ぶ一帯は、風情のある静かな街並みが続いていました。
近所の人たちののんびりと立ち話する姿や、学校帰りの子供たち。そこには、ここに住む人々の日常があります。学校帰りの子供たちはみんな、旅行者然の私にも「こんにちは」と元気にあいさつをしてくれました。もちろん私も笑顔とあいさつで応えます。

そんな散策中にも、家と家との間には、穏やかな海が広がっています。
家と家の間だけではなく、外から家の中を見やるとその先にも海が。まさに家の奥座敷は海、という感じです。(さすがに人さまの家の中ですので、写真は撮っていません)

風にのって、煮干しの良い香りが・・・このように、あちこちで煮干しが干されています。「伊根の煮干し」というケースもあって、このあたりの名産品のようです。
地元の人たちの息遣いと、家の間の側溝まで登ってくる波の音、そして煮干しと磯の香りの漂う、落ち着いた街並みでした。
なお、みん友のTMKさんのブログには、海上から撮られた舟屋群の写真を見ることができます。舟屋の造りなど、より詳しいお写真がたくさんあります。
道の駅に戻ります。さすがに歩き続けると暑く、汗が止まりません。道の駅までの長い登り階段がとどめで、へとへとになりながらようやくクルマの所に戻ったのでした。
伊根の町を後にします。
行きは海沿いを走ったので、少し遠回りですが山沿いを走って、与謝野町からR176へ。
次に向かったのは、与謝野町加悦。丹後ちりめんで有名な町です。

観光協会の駐車場にクルマを停めて、横にあるこちらの観光協会(旧加悦町役場)でマップをもらって散策開始。


土塀や黒塀の続く、昔ながらの風景が、ここには残っていました。
静かな街並みを歩いていると、時折、機織り機の「ガチャガチャ」という音が聞こえてきます。ちりめんの生産で栄えた加悦の町によく似合う音です。
今回は、伊根の煮干しの香りにこの加悦の機織りの音など、五感に響く散策ができます。

旧尾藤家住宅

寺社も多くみることができます。

鍵型に折れ曲がった街路。街並みのつきあたりにはお寺。昔からの城下町や宿場町らしさを感じることができる、私の好きな光景です。


「西山工場」。現存する丹後最古のちりめん工場で、前には「縮緬(ちりめん)発祥の地」の石碑も。その隣は「伊藤医院」。大正時代に建てられた洋館造りの建物です。
観光客は私の他に1組見かけただけの、静かな加悦の町でした。
しかし、大正時代から、ちりめん産業を発展させるべく、自分たちの力で鉄道を敷設して、さらには電気や自動車交通などのインフラを整備してきた町の人たちの心意気は感じることができました。
その鉄道「加悦鉄道」で活躍した車両を展示している「加悦SL広場」に向かいます。
クルマで向かうこと約10分。「道の駅 シルクの町加悦」に隣接してありました。

旧加悦駅舎を復元した入り口建物。
入場料を払い、切符型の入場券をもらって中に入ります。
中は意外と広く、多くのSLや客車、さらに転車台が展示されていました。

まだ修復中の車両もあるそうで、他の鉄道博物館のような「展示するためのメンテナンス」があまりされていない車両もあって、逆にあるがままの姿を見ることができて新鮮でした。
また、直に触ることのできる車両も多く、触ってみると手には埃と少しの錆が・・・それがまた長年活躍してきた車両の歴史を感じることができます。
視覚の他にはさきほどの嗅覚、聴覚に加えてここでは触覚に響くことができました。

立ち入り出来ない車両は柵などで囲ってあるのですが、こちらの客車は柵も表示もないので中には入れそう。しかし、ステップもなく、手すりを持ってよじのぼります。
しかし客車の入り口には大きな蜘蛛の巣があって、内部への入場を拒んでいるようでしたので、それ以上は入ることができませんでした。

こちらでは、蒸気機関車の投炭が体験できます。下のペダルを踏むと、蓋が開いてそこに炭を投げ込みます。

「食堂車」です。もちろん、現役で食堂車で使われていたわけではなく、客車を改造した食堂になっています。中をのぞくと、元の客席を使って、そこにテーブルをしつらえて食堂になっていました。
色々とネタがあって、楽しく見ることができました。
ここからは帰路につきます。
天橋立を車窓に見つつ、そのまま下道で舞鶴まで。
早めの夕飯はもちろん・・・

「道の駅 舞鶴港とれとれセンター」の、


海鮮丼(ウニ、ネギトロ)とホタテ、ツブ貝の串焼き。
これで味覚も大満足。五感に響くお出かけができました(笑)
ここからは一路、自宅まで。行きとほぼ同じ道のりを通り、21時には帰宅。
行きたかった街を久しぶりに再訪できて、いい夏の1日になりました。
Posted at 2014/07/13 12:51:16
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