まとめ記事(コンテンツ)

2010/02/27

近江鉄道と八日市散歩

昨日は、会社から夕方に一旦帰宅。その後、棚卸点検のために23時頃再び出勤。
それが終了し、帰宅したのは夜の3時でした。
その後も何となく寝付けずにネットを徘徊して就寝は5時前。久しぶりに20時間以上起き続けていました。

それでも9時30分頃に起床。
せっかくのいいお天気なので、滋賀県の近江鉄道乗り歩きと、プチ街歩きをしてきました。

ということで、今回は(も)あまりクルマと関係無い&ちょっと長いお話になりますこと、お許しを・・・冷や汗

米原駅まで車で向かいます。しかし、駅前にクルマを停めようとするも、どこも満車。
米原駅から出る近江鉄道の電車は、1時間に1本しか無い時間帯で、しかもその発車時間が迫ってきているので、ちょっと焦ります。
ようやく、とある駐車場のおじさんが「別の場所なら空いてるよ」ということで自転車で先導してもらい、何とか駐車することができました。

米原駅は久しぶりに訪れるのですが、古くからの鉄道の要衝だった米原駅も、こぎれいな橋上駅舎に変わり、連絡通路もこじんまりと、シンプルになっていました。機能的にはなりましたが、昔の「重厚さ」が無くなってしまうのは少々残念でもあります。

その米原駅を通り抜け、近江鉄道の改札を抜けたのは、発車数分前。
ほどなくして、わずかな乗客を乗せた2両編成の電車は発車します。

すぐ横を並行するJRの新快速や新幹線が高速で走りぬける中、近江鉄道の電車はマイペースで走っています。
駅に着くごとに少しずつ乗客は増えていきますが、それでもまだまだ空席が目立ち、非常にのんびりした雰囲気。
車窓の風景ものどかな田園地帯が中心ですが、その向こうには鈴鹿山脈の山並みなども望むことができます。
また、鳥居本、高宮、愛知川、武佐など、旧中山道の宿場町も沿線に点在しているのが特徴です。

とある駅で、いきなり自転車をひいた人が乗り込んできました。
どうやら、時間帯によっては自転車もそのまま車内に持ち込めるようです。これは結構便利かもしれません。

やがて、近江鉄道随一のターミナル駅、八日市駅に到着。乗り換える人たちでかなり賑わっています。
ここからはプラプラと、八日市の街並みを散策します。八日市市(今は東近江市になっています)といえば「大凧まつり」で有名ですが、以前ドライブラリーでも「大凧会館」を訪れたことが思いだされました。


八日市駅


八日市駅前。
「AL PLAZA」「平和堂」は滋賀県内の主だった駅前には必ずありますね。

平和堂のある駅前の通りから横を見やると、アーケード街が伸びていました。

アーケード街を抜けると、いかにも旧街道筋といった道に。その一角にこんな道しるべがあります。


中山道と東海道を結ぶ「御代参街道」と、伊勢方面に向かう「八風街道」とが交わっていた、と思われます。

さらにプラプラと歩くと、やがて、八日市駅の隣の駅「新八日市駅」が見えてきました。
実は、今回の近江鉄道の最大のお目当てが、この駅舎なのです。


「新」とついていますが、実際にはこちらの方がずっと古い駅舎です。
大正時代の建築。いかにも、当時の洋風建築、といった風情。最近の駅舎には無い「重厚さ」をひしひしと感じさせてくれます。


切符売り場と改札口。


ホーム側から駅舎をのぞみます。

駅舎で佇んでいると、時代が止まったかのよう・・・こういう、往時の姿を未だに残してくれている建物は大好きです。
しばらくすると、構内の踏切が鳴り出し、電車がゆっくりとやってきました。

近江八幡に向かう電車は、ハイキング客や観光客でにぎわっていました。
ここもドライブラリーで訪れた「太郎坊宮」を望みつつ、やがて終点の近江八幡駅に到着。
駅前は整備され、大規模なショッピングセンターの建物がいくつも立ち並んでいます。
今までの沿線風景とのあまりの変わりように、大袈裟にいえば別世界に来た感じ。


近江八幡駅のホームに佇む近江鉄道の電車。


今回の乗り歩きでは、このような「S・Sフリー切符」を使いました。
近江鉄道を1日乗り放題で550円。
今回乗った米原~近江八幡だけでも通常ですと800円以上しますから、随分とお得、これはお勧めです。(「S・Sフリーきっぷ」についての詳細は、下記関連URLでご確認ください)

ということで、沿線には歴史のある宿場町など、散策する価値のあるスポットも色々とありますし、「ローカル私鉄」な雰囲気満載の、近江鉄道を使っての春の近江路散策は、なかなか楽しめるのではないでしょうか?
Posted at 2010/02/28 00:33:32

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