まとめ記事(コンテンツ)

2011/08/16

【2011年夏 街歩き】その2 松山散歩

前回からの続きです。

仮眠中はエンジンを切っていますが、やはり少々寝苦しく、一度起きて洗面所でタオルを濡らし、首に巻くことでようやく暑さが落ち着きます。






気が付くと空が明るくなっていました。時刻は6時半、今日も良い天気です。


早朝の来島海峡大橋と瀬戸内の島々・・・清々しいことこの上ありません・・・ほっとした顔

早々にクルマを出して、今治ICから海沿いに走り、松山市内の駐車場に到着したのは8時前でした。

松山市は、言わずと知れた道後温泉に松山城、それに「坊ちゃん」や最近では大河ドラマ「坂の上の雲」でも有名で、見どころ満載な街です。


松山驛。

まずは朝ご飯。駅構内、じゃこ天のお店「かけはし」が朝早くから営業していました。
こちらではじゃこ天の他に、麺類などもイートインできます。

じゃこ天うどんうまい!
やはりまずは名物ということで「じゃこ天」でしょう。
食べ始めてまず感じたのは、つゆが美味しい、ということ。だしにはカツオの他に、何か他の魚類も使っているのでしょうか、立ち食いのうどんはあちこちで食べますが、その中でもベストに入る部類です。
そしてじゃこ天を一口。ふわふわ食感の中に、魚の旨みが口中に拡がりました。これは癖になりそう。

うどんで大満足し、ここから街歩きに。松山市内は市電の路線が充実していますので、ここでは持参の折りたたみ自転車は使わず、市電で回ることにします。
1日乗車券(400円)を買い求めてから、まずは道後温泉へ。

けっこう飛ばし気味の市電に揺られながら、車窓をボーッと眺めていると、やがて道後温泉駅に到着。
実は、道後温泉はかなり昔に一度泊まったことがあり、今回は2回目の訪問です。
有名な道後温泉本館の温泉もこの時に入りました。

今は観光シーズンとあってか、駅前は観光客でかなり賑わっています。

道後温泉本館。正面玄関は有名ですので、ちょっと変わって側面から撮ってみました。
屋上に突き出ているのが振鷺閣 (しんろかく)、ここで時を告げる太鼓をここから打っているそうです。
2階と3階は、湯あがりに休憩できる広間や個室になっています。吹き抜けになっていて、湯上りの火照った体には、吹き抜ける風が気持ちよさそう。


駅から本館までを結ぶアーケード街。まだ朝早いので営業前のお店もありますが、お土産屋さんなどが軒を並べていて、今日も観光客でにぎわいそうです。

温泉街を散策します。宿泊した人達が、ちょうどチェックアウトしていく頃で、どこもクルマに荷物を積み込む客や、見送りをする旅館の人達などで賑わっていました。どの観光客も、昨夜は美味しい名物に舌鼓をうち、名湯で癒されて、リフレッシュした感が現れています。濡れタオルを首に巻き付けて車中泊した私としては、少し羨ましくもあります・・・冷や汗
その後、「道後公園」を散策。観光客でにぎわう温泉街とは違い、こちらは地元の人達が静かに散策を楽しんでいました。

駅に戻ると、ちょうど「坊ちゃん列車」が発車する所でした。

市内を走る、「坊ちゃん列車」。車内は観光客で満員です。

ちなみに、↑トップの写真は「坊ちゃん列車」と「マドンナバス」の2ショット。
近くで観光案内をしていたガイドさんが「このように並ぶのは珍しい」と言っていました。

車内は満員で、乗れなさそうでしたので、発車していくところをを見送ります。


こちらは、坊ちゃん列車を一礼で見送る「坊ちゃん」と「マドンナ」。

私は坊ちゃん列車のすぐ後の電車に乗りこみ、道後温泉を後にしました。

私が乗った電車は、坊ちゃん列車のすぐ後を追いかけるように走っていきます。
直接乗るよりも、この方が走る姿をじっくり見ることができて却って良かったかも。しかし、途中でこちらが停留所に停まっている間に、坊ちゃん列車は「シュッシュッ」という音とともに走り去っていきました。

途中、「大街道」電停で降ります。市内屈指の繁華街「大街道」の最寄りであるとともに、松山城への登城口でもあります。


大街道電停。


大街道から松山城の登城口までの道すがら、こちらにもお土産屋さんが並んでいます。


あの有名な「野球拳」、もともとの発祥の地はここ、松山だそうです。
今ではお色気芸のような側面もありますが、本来は郷土芸能として、今でもお祭りの時に踊られるとのこと。
ちなみに野球自体が松山に持ち込まれたのは、正岡子規によるもので、今にいたるまで松山では野球が盛んに行われるようになったとこのと。

松山城に登ります。
小高い山の上にあるお城までは、ロープウェイかリフト、もしくは徒歩で登るという3通りの行き方があります。私は、行きはロープウェイで帰りはリフト、という選択にします。

ロープウェイを降りてから、天守閣まではさらに10分程度、登らないといけません。

手には「ポンジュース」

やはり、ここはこれしかないでしょうわーい(嬉しい顔)

なぜか松山城のロープウェイ乗り場でも、袴姿の「マドンナ」の格好をした女性係員が案内をしています。江戸時代のお城と明治時代の「マドンナ」、この取り合わせはいいですね(笑)
天守閣が見えてきました。

目の前に天守閣は聳えているのですが、中に入るには、まだまだ右に左に曲がりながらいくつか門をくぐらないといけません。これは城の防御面を高めるためにあえて迷路状にしているもので、他には姫路城なども同じように、城内の構造を複雑にしています。こういうお城は好きです。


ようやく天守閣に登ることができました。市内を眺めます。


リフトで降ります。下に色々な「言葉」を見ることができます。また、市電にも俳句が描かれていたり、車内や市内の随所に「投句箱」があったりと、やはりこれも、正岡子規や高浜虚子の影響が今なお続いているのでしょうか。

次いで向かったのは、「坂の上の雲ミュージアム」

門の前に立っている案内係の方ですが、主人公の1人、秋山兄弟の弟の秋山中将の雰囲気がよく出ていました。

館内では、近代日本の足跡から日露戦争の詳細、さらには原作者の司馬遼太郎の世界などもみることができ、非常に興味深く、見ごたえがありました。

あらかた見学を終えて、一息つこうとした時、窓の向こうに洋風の建物が目に入ります。

「萬翠荘」という、大正時代に建てられた建物です。木々に囲まれた中に瀟洒な洋風建築、という組み合わせが良いです。

ここからは、ようやく本来の街歩きになります。

大街道に戻り、ここから銀天街を通って、伊予鉄道の松山市駅へ。

銀天街。大街道からここにかけて、広いアーケード街が続きます。


いよてつ高島屋。松山市駅も同居しています。
前はバスターミナルと市電乗り場があり、行きかう人も多く賑わっています。
そんな中、「ポーッ」と汽笛を響かせながら、「坊ちゃん列車」が市電乗り場にやってきました。現代的なビルの下に佇む、かわいいSLスタイルの坊ちゃん列車というのも、ある意味良いですね。

なかなか半日では回りきれませんでしたが、この後の予定もあるため、駐車場に戻り、松山を後にします。
明治時代に著名な人物を多く輩出し、また「坊ちゃん」の舞台ともなった松山市は、大きい都市でありながら明治ロマンが漂う雰囲気を残した良い街でした。
できれば、もう少し時間をかけて、じっくり回ってみたいところです。

出発する直前、さきほどの松山駅の「かけはし」で、じゃこ天を買い求めます。


揚げたてのじゃこ天は熱々で、美味しかったです。

ということで、次の街へ・・・さらに続きます
Posted at 2011/08/18 20:32:43

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