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まとめ記事(コンテンツ)
kumayuさん
2025/04/29
【2025年春 遠征記その5】松山散歩 中編
その4 からの続きです。
翌4月29日、松山市内の宿で気持ちよく目が覚めます。朝から良い天気。
この日は他の街への移動はありません。丸1日松山市内に滞在です。
宿でゆっくりと朝食の後、チェックアウト。もう1泊、松山に宿泊ですが別の宿を取っています。
清々しい空気の中、市電乗り場へ。旅先で朝の一歩を踏み出す、この瞬間がたまらなく好きです。
電車通りへ。

坊ちゃん列車がお出迎え。「シュッ、シュッ」という音を立てながら軽快に走っていきます。

次の電車を待ちます。本日最初の目的地は、JR松山駅。
やってきた市電に乗り込みます…が、乗り込んだのは松山市駅行き。こちらは松山駅に行きません。路線図が頭に入っていないうちに乗り込み、乗った後で気が付いたのですが後の祭り。
松山市駅まで行ってしまうと遠くなるので一つ手前、南堀端の電停で降りてJR松山駅まで歩きます。歩いても知れている距離ではありますが、この日は結構歩く予定なので、本当は歩数を節約しておきたかった所、やむをえません。

歩くこと約15分、「松山驛」に到着。
ここを訪れたのは、翌日の切符を買い求めることと、この日泊まる宿に荷物を預けること。翌日は出発が早いので、大街道に近い最初の宿ではなく、JR松山駅に近い宿を予約していた、という次第です。
まずは駅へ。駅舎に入るも既に使われておらず、そのまま中を素通りしてしまいました。

昨年、松山駅は高架化されて、それとともに旧駅舎や地上ホームなどは撤去される予定、とのこと。

左側が旧地上駅の時のホームと跨線橋。右側が新装なった高架駅の駅舎。
三角屋根のレトロ感いっぱいの駅舎や、古き良き国鉄時代のターミナル駅の名残を残す、堂々としたホームや跨線橋が無くなるのは寂しいです。これまでは車で訪れていたので、旧駅舎時代の松山駅に降り立ったのは30年以上前に訪れた1回きりでした。できればあと1回は降り立ってみたかったです。
機能的で真新しい駅舎で切符を買い求め、首尾よく宿に荷物を預けることもできて、いよいよ街歩きに出発。
市電乗り場へ。
市内電車の路線は、松山城をグルリと囲む環状になっていて、松山市駅方面と道後温泉方面の路線、それに本町六丁目方面の路線がそこから飛び出ている格好。松山市駅や道後温泉へ行く環状の南側は今日もこの後乗る予定ですので、未乗の環状線北側、古町、鉄砲町方面へと乗ることにします。
以前、14年程前に街歩きで訪れた時には、400円の1日乗車券で巡りました。しかし、今はバスもしくは、前日乗った郊外電車と市電との組み合わせによる1日乗車券になっていて、運賃も1900~2000円、しかも、専用アプリを入れての決済によるモバイル使用で、紙製の乗車券は発売されていない、とのこと。
ただ、交通ICカードは全国のものが使えて、しかも現金支払いより割安になっています。ということで今回は1回ずつICカード(モバイルSuica)利用で巡ることにしました。
発車すると、最初は路面を走りますがすぐに専用軌道に入ります。
家々の軒先をかすめるようにゆっくり、しかし軽やかに走ります。郊外線との乗り換えとなる古町駅以外は1両分の低くて小さなホームだけの駅に丹念に停まりながら、進んでいきました。乗客も普段着の人たちばかり。自分も前からの住人のような顔で、リラックスして乗ることができます。
再び路面を走りだす上一万の電停で下車。数百m先の「道後公園」まで歩いて向かいます。

再び「坊ちゃん列車」と遭遇。乗務員さんが中から手を振ってくれていました。

愛媛県民文化会館。ちょっと、というかかなり目を引くデザインです。

道後公園。道後温泉の少し手前にあります。観光客はやはり、そのまま道後温泉街に行ってしまうのでしょうか、ここは市民の憩いの場、といった感じです。
看板にもありますが、ここは松山城ができる前、戦国時代にこのあたりの本拠地であった、「湯築城」の城跡でもあります。

その湯築城時代の歴史や資料を見学できる資料館がありますので、まずはここを見学。
入場は無料、中にはボランティアさんが数人いて、訪れた人に資料の解説や案内をしてくれます。他にも映像コーナーなどもあって、大きくはないのですがなかなかの充実ぶり。
映像コーナーで解説動画を視聴。湯築城は南北朝時代に築城され、以降、伊予の国守護の河野氏の居城となります。河野水軍という水軍を持ち、戦国時代は土佐の長曾我部氏と争い、そして豊臣秀吉による四国侵攻を受けて城を明け渡した、とのこと。
こうして、戦国時代以前の伊予国の歴史も勉強することができました。

帰り際に、ボランティアさんから「お土産に」といただいた折り紙。河野氏の家紋が入っています。
新緑が豊かな公園内を歩いた先は、もう道後温泉の温泉街が目の前でした。

お馴染み、道後温泉本館を側面から。正面は観光客が多すぎて撮っていません。
時間はあるし、ひさしぶりに本館の温泉でも入ってみるか…という気持ちが頭をよぎりますが、ここで入浴したら湯あたりで動けなくなる(経験あり)かもということで、

脇にある「玉の石」右手の手水鉢から湧き出る温泉を、少し手につけて温めるにとどめます。


小路を抜けると、道後温泉商店街のアーケードに。お土産物屋さんが軒を連ねています。
みかんジュース専門店がありましたので、そこで一服。

色々な種類のみかんジュースがありましたので、いちばんオリジナルなものを選択。
翌4月29日、松山市内の宿で気持ちよく目が覚めます。朝から良い天気。
この日は他の街への移動はありません。丸1日松山市内に滞在です。
宿でゆっくりと朝食の後、チェックアウト。もう1泊、松山に宿泊ですが別の宿を取っています。
清々しい空気の中、市電乗り場へ。旅先で朝の一歩を踏み出す、この瞬間がたまらなく好きです。
電車通りへ。

坊ちゃん列車がお出迎え。「シュッ、シュッ」という音を立てながら軽快に走っていきます。

次の電車を待ちます。本日最初の目的地は、JR松山駅。
やってきた市電に乗り込みます…が、乗り込んだのは松山市駅行き。こちらは松山駅に行きません。路線図が頭に入っていないうちに乗り込み、乗った後で気が付いたのですが後の祭り。
松山市駅まで行ってしまうと遠くなるので一つ手前、南堀端の電停で降りてJR松山駅まで歩きます。歩いても知れている距離ではありますが、この日は結構歩く予定なので、本当は歩数を節約しておきたかった所、やむをえません。

歩くこと約15分、「松山驛」に到着。
ここを訪れたのは、翌日の切符を買い求めることと、この日泊まる宿に荷物を預けること。翌日は出発が早いので、大街道に近い最初の宿ではなく、JR松山駅に近い宿を予約していた、という次第です。
まずは駅へ。駅舎に入るも既に使われておらず、そのまま中を素通りしてしまいました。

昨年、松山駅は高架化されて、それとともに旧駅舎や地上ホームなどは撤去される予定、とのこと。

左側が旧地上駅の時のホームと跨線橋。右側が新装なった高架駅の駅舎。
三角屋根のレトロ感いっぱいの駅舎や、古き良き国鉄時代のターミナル駅の名残を残す、堂々としたホームや跨線橋が無くなるのは寂しいです。これまでは車で訪れていたので、旧駅舎時代の松山駅に降り立ったのは30年以上前に訪れた1回きりでした。できればあと1回は降り立ってみたかったです。
機能的で真新しい駅舎で切符を買い求め、首尾よく宿に荷物を預けることもできて、いよいよ街歩きに出発。
市電乗り場へ。
市内電車の路線は、松山城をグルリと囲む環状になっていて、松山市駅方面と道後温泉方面の路線、それに本町六丁目方面の路線がそこから飛び出ている格好。松山市駅や道後温泉へ行く環状の南側は今日もこの後乗る予定ですので、未乗の環状線北側、古町、鉄砲町方面へと乗ることにします。
以前、14年程前に街歩きで訪れた時には、400円の1日乗車券で巡りました。しかし、今はバスもしくは、前日乗った郊外電車と市電との組み合わせによる1日乗車券になっていて、運賃も1900~2000円、しかも、専用アプリを入れての決済によるモバイル使用で、紙製の乗車券は発売されていない、とのこと。
ただ、交通ICカードは全国のものが使えて、しかも現金支払いより割安になっています。ということで今回は1回ずつICカード(モバイルSuica)利用で巡ることにしました。
発車すると、最初は路面を走りますがすぐに専用軌道に入ります。
家々の軒先をかすめるようにゆっくり、しかし軽やかに走ります。郊外線との乗り換えとなる古町駅以外は1両分の低くて小さなホームだけの駅に丹念に停まりながら、進んでいきました。乗客も普段着の人たちばかり。自分も前からの住人のような顔で、リラックスして乗ることができます。
再び路面を走りだす上一万の電停で下車。数百m先の「道後公園」まで歩いて向かいます。

再び「坊ちゃん列車」と遭遇。乗務員さんが中から手を振ってくれていました。

愛媛県民文化会館。ちょっと、というかかなり目を引くデザインです。

道後公園。道後温泉の少し手前にあります。観光客はやはり、そのまま道後温泉街に行ってしまうのでしょうか、ここは市民の憩いの場、といった感じです。
看板にもありますが、ここは松山城ができる前、戦国時代にこのあたりの本拠地であった、「湯築城」の城跡でもあります。

その湯築城時代の歴史や資料を見学できる資料館がありますので、まずはここを見学。
入場は無料、中にはボランティアさんが数人いて、訪れた人に資料の解説や案内をしてくれます。他にも映像コーナーなどもあって、大きくはないのですがなかなかの充実ぶり。
映像コーナーで解説動画を視聴。湯築城は南北朝時代に築城され、以降、伊予の国守護の河野氏の居城となります。河野水軍という水軍を持ち、戦国時代は土佐の長曾我部氏と争い、そして豊臣秀吉による四国侵攻を受けて城を明け渡した、とのこと。
こうして、戦国時代以前の伊予国の歴史も勉強することができました。

帰り際に、ボランティアさんから「お土産に」といただいた折り紙。河野氏の家紋が入っています。
新緑が豊かな公園内を歩いた先は、もう道後温泉の温泉街が目の前でした。

お馴染み、道後温泉本館を側面から。正面は観光客が多すぎて撮っていません。
時間はあるし、ひさしぶりに本館の温泉でも入ってみるか…という気持ちが頭をよぎりますが、ここで入浴したら湯あたりで動けなくなる(経験あり)かもということで、

脇にある「玉の石」右手の手水鉢から湧き出る温泉を、少し手につけて温めるにとどめます。


小路を抜けると、道後温泉商店街のアーケードに。お土産物屋さんが軒を連ねています。
みかんジュース専門店がありましたので、そこで一服。

色々な種類のみかんジュースがありましたので、いちばんオリジナルなものを選択。
暑いくらいの陽気の中歩いてきた身には、冷たいジュースの美味しいこと!
これで元気を取り戻します。


道後温泉駅まできました。ここから市電で戻ります。
新型車両も多い松山の市電ですが、ここから乗ったのは昔ながらの車両。

木製窓枠が渋く光る車内にも「ポンカン」がいっぱい…
ガタガタ、ゴロゴロ、と市電は進みます。この走行音と振動が市電ならではで、乗っていて嬉しくなってしまいます。
まあ、観光客として乗るのならこの旧型ですが、ずっと住んでいて日常の足に使うのなら新型の方が快適で良いでしょう。

松山市駅に到着。
相変わらず賑わっています。

反対側を向くと、銀天街の入口。
時刻はすでにお昼前、ということで、まず街歩き午前の部は終了。
良さげなランチのお店を求めて、アーケードの雑踏の中へと消えていくのでした。
その6 に続きます。
これで元気を取り戻します。


道後温泉駅まできました。ここから市電で戻ります。
新型車両も多い松山の市電ですが、ここから乗ったのは昔ながらの車両。

木製窓枠が渋く光る車内にも「ポンカン」がいっぱい…
ガタガタ、ゴロゴロ、と市電は進みます。この走行音と振動が市電ならではで、乗っていて嬉しくなってしまいます。
まあ、観光客として乗るのならこの旧型ですが、ずっと住んでいて日常の足に使うのなら新型の方が快適で良いでしょう。

松山市駅に到着。
相変わらず賑わっています。

反対側を向くと、銀天街の入口。
時刻はすでにお昼前、ということで、まず街歩き午前の部は終了。
良さげなランチのお店を求めて、アーケードの雑踏の中へと消えていくのでした。
その6 に続きます。
Posted at 2025/05/05 02:00:46
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