まとめ記事(コンテンツ)

2013/06/23

ドライブラリー  第52回 D-Wind Rally「八重さんの旦那さんとちからもち」

6月22日夜から23日にかけて、ドライブラリーと街歩きで上信越方面をグルッと遠征してきました。

まずはドライブラリーのお話から。

今回参加させていただいたコースは「第52回 D-Wind Rally(以下DWR)」。

群馬県の上信越道、松井田妙義IC近くの「西松井田駅」をスタート。安中市や松井田町付近の峠や山里道を走り抜け、旧碓氷峠の「熊野神社」がゴールの、約90kmのコースです。

22日(土曜日)の22時、自宅を出発。
関東北部方面に向かう時の定番ルートである、中央道~長野道岡谷IC~R142和田峠~上信越道佐久ICと経由して、仮眠場所の横川SAに向かいます。

中央道は、恵那山トンネルがこの前日から、天井板撤去工事のため下り線が通行止めとなり、上り線を使っての片側1車線通行になります。
渋滞が心配されましたが、断続的にスピードは落ちるものの完全な渋滞までは至らずに通過。
7月までの数週間の片側1車線ですが、ちゃんとセンターラインにはポールがずっと設置されていて、通常の片側1車線の高速道路と変わりありません。

和田峠の登りに入ると、気温がぐっと下がってきました。


外気温は11℃。窓を開けると冷たい風が入ってきます。半袖1枚しか着てこなかったので、ヒーターをつけながらの運転となりました。

こちら方面に来た時の定番仮眠場所である、上信越道の横川SAにて今回も仮眠。

朝6時過ぎに目が覚めました。良い天気で、妙義山の山容もきれいに見えます。

7時にスタート地点に到着。マッドフラップが縁石に接触して落下する、という小さいアクシデントを経て^^;・・・出発。

最初は旧中山道に沿ったコースを走ります。
1cpは安中市内「安中遠足の碑」前。遠足は「えんそく」ではなく「とおあし」と呼びます。
江戸時代に安中藩が、藩士の鍛錬のためにここから碓氷峠まで競走する行事を「遠足」として行っていました。いわば日本のマラソン大会の始まりです。今回のゴール地点である熊野神社が、そのゴール地点でした。少し前に、NHKテレビ「タイムスクープハンター」という番組でも取り上げられていましたね。

また、今回のコースのタイトルである「八重さんの旦那さん」とは、言うまでも無く大河ドラマ主人公「八重」の夫である新島襄のことで、安中は新島穣ゆかりの地として観光に力を入れています。
街歩きもしたかったのですが、先の予定もあるので先に進みます。

雰囲気の良い峠道や林道を走ります。
いつもDWRというと、走りがいのあるダート道や、激細道で路側から張り出した草をかきわけて走る「草洗車」が名物(?)ですが、今回は比較的穏やかな道が続きます。


今回のコースは、このように妙義山系を見ながら走る所が多く見られます。私は、個人的に上州三山の中では妙義山がいちばん好きな形です。

コースはここから横川の街の中に下ります。「碓氷関所」跡を経て、「鉄道文化村」へ。


急な下り坂の先に「碓氷峠鉄道文化むら」が見えてきました。

碓氷峠は、高崎と長野方面を結ぶ鉄道「信越線」の難所で、日本一の急こう配でした。
補助機関車に引っ張ってもらわないと列車は行き来できないため、文化むらのある横川駅は補助機関車の基地が置かれていたのです。
今は、長野新幹線で素通りしてしまいますが、かつては機関車の連結作業などで特急列車も長時間停車していたので、横川駅は乗客で賑わっていました。「峠の釜めし」は言うまでも無く横川駅の名物駅弁です。
その機関車車庫の跡地に鉄道のテーマパーク「碓氷峠鉄道文化村」があります。

私も、ここで少しゆっくりと「停車」することにします。



駐車場に車を停めます。後ろは横川駅。

鉄道文化むらに入ります。
碓氷峠で活躍した補助機関車を始め、信越線を走っていた列車が多く車両が展示されていました。機関車の体験運転などもできるそうです。


機関車の運転席や、懐かしい特急列車の座席に座ってみたり、と興味深く見てまわりました。

見学後、横川駅へ。


軽い食事にします。「峠の釜めし」まではちょっと入らなさそうでしたので、駅そばをいただくことに。


横川駅の駅そばと、お土産に買った「力餅」。
(駅そばは、箸をつけた所で思い出して写真を撮ったので、見栄えがわるくなっています)

コースはここから、「めがね橋」でも有名な碓氷峠の旧道を経由します。

何年かぶりの碓氷峠旧道ですが、いつ来ても走って楽しい道路です。今回はスイフトなので、なおさら。ただし、バイク、自転車も多く走っていますから、当然のことながら速度は制限速度以下に抑えめでの走行です。

久しぶりに見る「めがね橋」とスイフトをともに写真におさめます。(トップ写真)

その先に、旧熊ノ平駅の跡があります。

碓氷峠を通る信越線の旧線にかつてあった駅で、碓氷峠一体の鉄道文化遺産の1つです。
DWRのクイズが設けられていますので、立ち寄ることになっていますが、このような近代文化遺産が好きな私は、クイズが無くても立ち寄っていたことでしょう。

駐車場から階段を登ると、旧熊ノ平駅はありました。今も線路やホームが残されています。
また、めがね橋付近から、「アプトの道」という遊歩道が整備されていて、ここまで歩くこともできます。


駅から見るトンネル。

発電所跡。このあたりは、明治時代から電化されていたそうです。架線などもちゃんと残っていました。駅施設は、遊歩道部分とホームの一部を除いて立ち入り禁止になっていますので、残念ながらどちらも近づくことはできませんが、こうして佇んで、列車が走っていた頃のことを想像するのもいいものです。

楽しかったDWRも、いよいよゴール近くになりました。

碓氷峠旧道の、長野県との県境付近から細い道へ分かれます。
別荘地を抜けた先に、ゴールの熊野神社がありました。

ここ熊野神社は、長野県と群馬県のちょうど県境にあって、神社も敷地ももともとは1つですが、それぞれの県ごとに、社務所もお参りするところも2つあります。


こちらは長野県側の「熊野皇大神社」。群馬県側は「熊野神社」です。
さきほどお話しした安中藩の「遠足」のゴール地点でもありました。


神社の石畳に県境表示が。2つの県にまたがって立ちます。
こういう立ち方、大好きです。かつては明石の子午線中央構造線などでもまたいで立ちました(笑)。
いつか、どこか外国の国境でやってみたいです。


神社の真向かいにあるお店も、県境にまたがっていました。
写真の赤い線が県境。路面にも、ちゃんと切れ目がついていますね。

熊野神社の近くに、「見晴台」という展望場があります。今回のDWRの締めくくりにここからの眺望を眺めます。


信州と上州の山並みを一望でいます。また日の出ポイントでもあり、ご来光を拝むことができるそうです。

時刻は正午。
ここからは街歩きに向かいます。軽井沢の市街地を経由して、高速のインターに向かったのでした。目的の街までは、ここからまだ若干、距離があります。
こちらはまた、次のお話に続きます。

ということで、私の興味深いスポットあり、走って楽しい道あり、で、大満足のドライブラリーでした。

この「DWR」は、個人の方が作成&運営されているオリジナルのドライブラリーです。
交通ルールを守り、社会常識をわきまえた行動をとれる方ならどなたでも参加できます。
詳しくは、下記関連URLへ。

また、ドライブラリーとは何? という方は、同じ関連サイトの「こちら」をご覧ください。



Posted at 2013/06/24 16:20:17

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