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まとめ記事(コンテンツ)
ドウガネブイブイさん
2019/11/05
(ハスラー)素麺と刀
家内はかなりのそうめん好き。
夏はかなりの頻度で昼飯が素麺。
今年の5月、そうめん探して小豆島に
行った時の記録。
結婚して私の家で一緒に暮らし始めた時、私の自宅に箱で多量に置いてた
小豆島製の素麺がかなり美味かったらしく、家内のツボにはまったらしい。
でもその素麺も徐々に無くなっていき、でかい箱で買ってた素麺も4年目にして
最後の一束を残すのみとなりました。
素麺って1年目より2年目3年目の方が油が回って美味いという食い物。
保存が効きますので箱を食いきるのに4年(5年)かかりました。

仕方ないのでそれからは大手の既製品そうめんを買って食べていましたが、
家内曰く、この大手の素麺はまずくてダメだ、と。
確かに特に素麺好きではない私も食べたらわかるおいしさの違いでした。
一般品だからかなー?特級のランクを買えば美味しいのでは?と思い、
その大手素麺の特級を購入して食してみましたが、やっぱり以前の素麺には
程遠い感じです。
ネットで小豆島から取り寄せればいいじゃないかと思うでしょうが、
美味かった素麺はお中元でもらったもので、そのお中元をくれたご年配の人は
すでに他界しており、どこで買ったか聞くことができません。

とりあえずこれかな?と思う小豆島の素麺を通販で取り寄せたのですが、
これが味が全然違いました。素麺の帯は全く一緒なのですけど、
以前の美味しい素麺とは味が別物なのです。(届いた箱も違った)
これはもう直接小豆島行って探そう!と言う事でGWにハスラーで小豆島に
向かいました。
岡山港から小豆島行のフェリーに乗り込みます。

2時間のフェリーの中で食ったアナゴ弁当。ウマー。

小豆島に来る前に、ネットで入念なリサーチをしていました。
決め手は束を括っている凝った黒字に金色の帯のデザインと、
捨ててしまってうろ覚えの箱のデザインです。
しかし、どうも小豆島から出荷する「島の光」という組合の素麺以外は、
全てがこの黒字に金色で「島」の文字の帯になるようです。
むむ…探し出せない…。
でもまあとりあえず島の組合以外の小さな製麺所の素麺だ、と絞る事が出来た。

それでも同じ帯を使っている製麺所は数十件あり、残るは通販用の
箱のデザインが決め手なのですが、箱までHPに乗せてる店なんて
皆無なんですよね。
こりゃ島に渡って一軒づつつぶしていくしかないか…と思ってたのですが
素麺好きの同志のから急遽ツイッターがあり、塩見製麺所と言う店の
素麺ではないか?と教えてもらいました。
すげーな、ツイッター民!!感謝ですよ!
小豆島に上陸してすぐさま塩見製麺所に行ってみます。

<画像は小豆島の港で売ってた生きのよいカワハギとトコブシ。美味そう。>
塩見製麺所、ナビ通りの場所にはごくフツーの民家があるだけで、
ホントにここ素麺売ってるの?てな感じだった。
でも家の前には素麺の通販の旗があるし。あってるのかな?

玄関に素麺のサンプル置いてた。ここであってるっぽいな。
家から持ってきた最後の素麺一束を握りしめる家内。
ワオ!ぴったり!麺の太さや色もドンピシャ。ここだな!

箱も見せてもらった。
これもただの段ボールにそっけなく手延素麺と書かれた箱!これに間違いない!
嬉しー!よっしゃ見つけたぜ!
おばちゃんから「自宅に宅配もできますよ」と言ってもらえましたが、
「いえ車ですので持って帰ります」と多量にそうめんを購入して積み込みます。
ハスラーの狭いトランク、ぎゅうぎゅう。

これで食べきったとしても、いつでも美味しい素麺を通販してもらえるぜ!
と喜びましたが、おばちゃん曰く、
「近年ものすごく売れてて、毎年製造分がすぐに全て売れ切ってしまう」
「自分ところで食べる分も残らないくらい」
とお話しされてました。
これは毎年5月の素麺製造の月にネットで早いもの勝ちだな!
(興味ある方は「塩見製麺所」でググればすぐに出てきます)
島中を探し回る予定が、あっという間に用事が終わりました。
時間かかると思ってたから今日は小豆島に宿を取っています。
時間余りまくりで島の中をぐるぐる散策します。
小豆島、良い場所じゃないか。島としては非常にデカくて高い山もあります。
湧き水も島の2~3か所で湧き出てた。

瀬戸の夕暮れ。瀬戸の夕凪は無風でちょっと蒸します。
でも夏の瀬戸内の島は良いねえ。
淡白な白身魚が美味いってのがとても良い。

民宿で夕食に出たオコゼのから揚げ。これ絶品。
なんと泊ってるお客さんの各自にまるまる1匹が!
別注したわけでもなくフツーに夕食のメニューに入ってるのがすごい。
素晴らしいね!

次の日は東京に向けて帰る予定。
小豆島を堪能しました。お土産にオリーブオイルもむちゃ買った。

次の日、上京する前にちょっと岡山にある「備前長船刀剣博物館」に立ち寄り。

国宝に指定されてる太刀「無銘 一文字 山鳥毛」を見たかったのだ。
この日はフランスからの刀剣マニアの同志もいっぱい見学に来てました。

有名な村正。
師匠の正宗より弟子の村正の方が完成度が高いのかと思ってたら違うのね。
村正って結構切れ味も堅さもムラがある刀らしい。

徳川の一族を斬った刀が連続して村正だったから、妖刀の冠が付いただけの
ようですね。
刀だけ見れば名刀とは言えない(ぎりぎり入ってるか)くらいらしい。
刀としての完成度は正宗の方がはるかに高いみたい。

大太刀。
こりゃデカいな!!家内の身長の2倍近くある。
7人の侍で菊千代が持っていた刀(途中で折れてしまう)が大太刀。
お付の人に持って持ってもらわなければ、背中にも腰にも下げられないらしい。
つまり大太刀や野太刀を使うのは、お付の人がいる身分の高い侍だった。
むしろ菊千代のような低い身分の侍には不相応な刀みたいです。

たたら製鉄の鍛錬場。

研磨場。
練習用なのか、薄くなった刃の肥後守がたくさん置かれてた。

かなりの数の太刀、打刀が展示されていました。
刀って、波紋だけでなく、一連の拵えという「造り」全てがホント美しいね。
個人的にはやっぱり安土桃山か室町時代の刀が一番美しくて好ましい!
平安~鎌倉は打刀ではなく太刀で実践向き一辺倒で花が無い。
戦国時代は数だけの束刀と言われる乱造品ばかり。
江戸時代になると装飾的豪華でとたんに芸術品になるし。
室町時代の刀が一番完成度高い気がするな。

私は日本刀を堪能して、家内はたくさんお土産に買った素麺で、
二人ともホクホク顔で帰宅しました。
ちなみにこれが国宝「無銘 一文字 山鳥毛」。
…の写しでした!
そりゃ国宝がこんな簡単に見れるわけないか!

夏はかなりの頻度で昼飯が素麺。
今年の5月、そうめん探して小豆島に
行った時の記録。
結婚して私の家で一緒に暮らし始めた時、私の自宅に箱で多量に置いてた
小豆島製の素麺がかなり美味かったらしく、家内のツボにはまったらしい。
でもその素麺も徐々に無くなっていき、でかい箱で買ってた素麺も4年目にして
最後の一束を残すのみとなりました。
素麺って1年目より2年目3年目の方が油が回って美味いという食い物。
保存が効きますので箱を食いきるのに4年(5年)かかりました。

仕方ないのでそれからは大手の既製品そうめんを買って食べていましたが、
家内曰く、この大手の素麺はまずくてダメだ、と。
確かに特に素麺好きではない私も食べたらわかるおいしさの違いでした。
一般品だからかなー?特級のランクを買えば美味しいのでは?と思い、
その大手素麺の特級を購入して食してみましたが、やっぱり以前の素麺には
程遠い感じです。
ネットで小豆島から取り寄せればいいじゃないかと思うでしょうが、
美味かった素麺はお中元でもらったもので、そのお中元をくれたご年配の人は
すでに他界しており、どこで買ったか聞くことができません。

とりあえずこれかな?と思う小豆島の素麺を通販で取り寄せたのですが、
これが味が全然違いました。素麺の帯は全く一緒なのですけど、
以前の美味しい素麺とは味が別物なのです。(届いた箱も違った)
これはもう直接小豆島行って探そう!と言う事でGWにハスラーで小豆島に
向かいました。
岡山港から小豆島行のフェリーに乗り込みます。

2時間のフェリーの中で食ったアナゴ弁当。ウマー。

小豆島に来る前に、ネットで入念なリサーチをしていました。
決め手は束を括っている凝った黒字に金色の帯のデザインと、
捨ててしまってうろ覚えの箱のデザインです。
しかし、どうも小豆島から出荷する「島の光」という組合の素麺以外は、
全てがこの黒字に金色で「島」の文字の帯になるようです。
むむ…探し出せない…。
でもまあとりあえず島の組合以外の小さな製麺所の素麺だ、と絞る事が出来た。

それでも同じ帯を使っている製麺所は数十件あり、残るは通販用の
箱のデザインが決め手なのですが、箱までHPに乗せてる店なんて
皆無なんですよね。
こりゃ島に渡って一軒づつつぶしていくしかないか…と思ってたのですが
素麺好きの同志のから急遽ツイッターがあり、塩見製麺所と言う店の
素麺ではないか?と教えてもらいました。
すげーな、ツイッター民!!感謝ですよ!
小豆島に上陸してすぐさま塩見製麺所に行ってみます。

<画像は小豆島の港で売ってた生きのよいカワハギとトコブシ。美味そう。>
塩見製麺所、ナビ通りの場所にはごくフツーの民家があるだけで、
ホントにここ素麺売ってるの?てな感じだった。
でも家の前には素麺の通販の旗があるし。あってるのかな?

玄関に素麺のサンプル置いてた。ここであってるっぽいな。
家から持ってきた最後の素麺一束を握りしめる家内。
ワオ!ぴったり!麺の太さや色もドンピシャ。ここだな!

箱も見せてもらった。
これもただの段ボールにそっけなく手延素麺と書かれた箱!これに間違いない!
嬉しー!よっしゃ見つけたぜ!
おばちゃんから「自宅に宅配もできますよ」と言ってもらえましたが、
「いえ車ですので持って帰ります」と多量にそうめんを購入して積み込みます。
ハスラーの狭いトランク、ぎゅうぎゅう。

これで食べきったとしても、いつでも美味しい素麺を通販してもらえるぜ!
と喜びましたが、おばちゃん曰く、
「近年ものすごく売れてて、毎年製造分がすぐに全て売れ切ってしまう」
「自分ところで食べる分も残らないくらい」
とお話しされてました。
これは毎年5月の素麺製造の月にネットで早いもの勝ちだな!
(興味ある方は「塩見製麺所」でググればすぐに出てきます)
島中を探し回る予定が、あっという間に用事が終わりました。
時間かかると思ってたから今日は小豆島に宿を取っています。
時間余りまくりで島の中をぐるぐる散策します。
小豆島、良い場所じゃないか。島としては非常にデカくて高い山もあります。
湧き水も島の2~3か所で湧き出てた。

瀬戸の夕暮れ。瀬戸の夕凪は無風でちょっと蒸します。
でも夏の瀬戸内の島は良いねえ。
淡白な白身魚が美味いってのがとても良い。

民宿で夕食に出たオコゼのから揚げ。これ絶品。
なんと泊ってるお客さんの各自にまるまる1匹が!
別注したわけでもなくフツーに夕食のメニューに入ってるのがすごい。
素晴らしいね!

次の日は東京に向けて帰る予定。
小豆島を堪能しました。お土産にオリーブオイルもむちゃ買った。

次の日、上京する前にちょっと岡山にある「備前長船刀剣博物館」に立ち寄り。

国宝に指定されてる太刀「無銘 一文字 山鳥毛」を見たかったのだ。
この日はフランスからの刀剣マニアの同志もいっぱい見学に来てました。

有名な村正。
師匠の正宗より弟子の村正の方が完成度が高いのかと思ってたら違うのね。
村正って結構切れ味も堅さもムラがある刀らしい。

徳川の一族を斬った刀が連続して村正だったから、妖刀の冠が付いただけの
ようですね。
刀だけ見れば名刀とは言えない(ぎりぎり入ってるか)くらいらしい。
刀としての完成度は正宗の方がはるかに高いみたい。

大太刀。
こりゃデカいな!!家内の身長の2倍近くある。
7人の侍で菊千代が持っていた刀(途中で折れてしまう)が大太刀。
お付の人に持って持ってもらわなければ、背中にも腰にも下げられないらしい。
つまり大太刀や野太刀を使うのは、お付の人がいる身分の高い侍だった。
むしろ菊千代のような低い身分の侍には不相応な刀みたいです。

たたら製鉄の鍛錬場。

研磨場。
練習用なのか、薄くなった刃の肥後守がたくさん置かれてた。

かなりの数の太刀、打刀が展示されていました。
刀って、波紋だけでなく、一連の拵えという「造り」全てがホント美しいね。
個人的にはやっぱり安土桃山か室町時代の刀が一番美しくて好ましい!
平安~鎌倉は打刀ではなく太刀で実践向き一辺倒で花が無い。
戦国時代は数だけの束刀と言われる乱造品ばかり。
江戸時代になると装飾的豪華でとたんに芸術品になるし。
室町時代の刀が一番完成度高い気がするな。

私は日本刀を堪能して、家内はたくさんお土産に買った素麺で、
二人ともホクホク顔で帰宅しました。
ちなみにこれが国宝「無銘 一文字 山鳥毛」。
…の写しでした!
そりゃ国宝がこんな簡単に見れるわけないか!

Posted at 2019/11/05 23:27:17
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