まとめ記事(コンテンツ)

2010/09/10

クーペの花道⑪早すぎた「CC」

プジョーのCCシリーズを代表としたメタルルーフカブリオレ。

今や、オープンカーの主流となりつつあるこのスタイルですが、最近少なくなったクーペの生き残りの形態のひとつともなっています。

そんな「一粒で二度美味しい」クーペ+オープンに挑戦したのが90年代に登場したホンダのCR-Xデルソル

コンパクトなハッチバッククーペとして人気のあったCRーXの3代目として登場したこのクルマ、それまでのハッチバックスタイルから一転、ノッチバックのクーペ、しかも当時は珍しい電動オープンルーフを採用します。
しかし、剛性面の関係か太いBピラーが残るタルガトップスタイルで開放感は今ひとつ(リアのガラスは下がってましたが・・)で同じ2シーターオープンとして定番になっていたユーノスロードスターの開放感との差は明白、また「走り」が売りにしていたCR-Xが軟派なオープンに転じたのは従来のファンには受け入れられず台数は伸び悩み、3代続いたCR-Xの歴史は終焉を迎えてしまいます。

結局走りの面でも、オープンカーとしてもロードスターと比較されてしまったのがこのクルマの不運だったと思います。

現在見ても、かなりスタイリッシュなこのスタイル、オープンにこだわらず普通にクーペで登場したほうが良かったのかもしれませんね。
Posted at 2010/09/10 06:18:33

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