まとめ記事(コンテンツ)

2020/10/27

MAXWIN DVR-D019 (8) Windows アプリケーション

1
 操作説明書に書かれた下記ページより GPS 再生ソフト Windows 版をダウンロードする。
https://maxwin.jp/content/dvr_detail.html#soft-dl
 DVR-D019 操作説明書や MAXWIN サイトでは、Windows のバージョンなどについての記載は見つけられなかった。自分の PC で動いているのは、Microsoft Windows 10 Pro Version 1909 build 18363,1139 だ。

 一覧表中「データ形式」と云う項目で、フォルダの(良く見るとジッパーの付いた)アイコンが使われている。自分の見慣れた zip ファイルのアイコンとは異なるし、「データ形式」と云う呼称に馴染みがなく何のことだかすぐには分からなかった。それが zip 形式の圧縮ファイルを示しているのだと気が付いたのは、この原稿のために画像を加工しているときだ。
 単純に文字で Zip と書いて置いてくれたほうが分かりやすいと思うのだが、それは自分だけだろうか?
2
 ダウンロードした dvr-d019_pc.zip から、GPSPlayer-Windows-20200104.exe を取り出す。これはアプリケーションの実行ファイルではなく、アプリケーションをインストールするセットアップファイルだ。
3
 GPSPlayer-Windows-20200104.exe を実行。インストール開始。
4
 インストール中。
 Qt のモジュールがインストールされている……う~ん、ちょっと厭な予感 --;
 少々古い版だが K-Lite Codec Pack の Basic パッケージもインストールされる。おそらく H.265 MP4 形式のファイルを Windows 上で実行するためのコーデックを、これで賄っているのだろう(後述)。
5
 インストール終了。
 ここから GPS Player アプリケーションを実行できる。
 もちろん、スタートメニューに GPS Player グループが作成され、デスクトップにアプリケーションへのショートカット(アイコン)も作成される。
6
 GPS Player 実行。
 インストール中の厭な予感が当たり、最初は何をどうしたら良いのか戸惑った。Windows アプリケーションの標準的なユーザーインターフェイスではないからだ ^^;
 あらためて、操作説明書に目を通しておくことをお薦めする。

 DVR-D019 の mp4 形式録画ファイルを開くには、アプリケーションの画面(の黒い映像再生部)にファイルを直接ドラッグ・アンド・ドロップするか、画面の左端、中央より半分くらい下にある青い円の中に白いフォルダ形が書かれたアイコンをマウス左ボタンでクリックしてやれば、ファイルを開くダイアログボックが現れる。
 マウスカーソルがこの青いアイコンの上に乗って止まると、ほんの少しのタイムラグで「メディアファイルを開く」というキャプションが出るのだが、マウスを動かし続けていると分からない。
 操作説明書には書かれていないが、その隣のハサミのアイコンは「キャプチャ」、つまりスナップショットを取得できる。

 以下、厭な予感についての余談。
 インストール中に Qt 開発環境が使われてることに気が付いたのだが、これは Windows や Linux や Mac (あるいは Android や iOS) などと云う異なるプラットフォームに関係なく、共通のソースコードひとつから同じユーザーインターフェイスを持つアプリケーションを構築できる、非常に便利なものだ。
 だが、肝心のユーザーインターフェイスが、残念なことにそれぞれの(デファクト)スタンダードと必ずしも一致するとは限らない。青と白のアイコンがファイルを開くボタンと云うのは、長く Windows を使っている人間には違和感しかないだろう。
7
 DVR-D019 の mp4 録画ファイルを再生中。

 タイトルバーの下は映像再生部で、メニューバーはない。
 映像再生部の下は、日付時刻、速度、位置情報(緯経度)の表示。なぜか映像とシンクロしていない。
 その下の進捗状況を示すスライダは、再生位置を変更できる。
 更にその下は、いわゆるツールバー。左から、開く、キャプチャ、先頭、再生(再生中は一時停止)、停止、終端、再生速度、音量の各制御。
 更に々にその下には、再生中のファイル情報を一覧表示。
 右側の地図に GPS ログの軌跡を再生。
 地図の下に、その時点での速度と進行方向を表示。
 その下には、重力加速度をグラフ表示。これが 1G を超えるのを見るとしたら、確実に何かしら良くないことが起こったあとだろう。

 ユーザーインターフェイスの操作方法について、オンラインヘルプ(マニュアル)はないが、ちょっと試してみたところでは、下記の操作が有効だった。
 キーボードのスペースキーを押下すると、再生と一時停止をトグルする。
 タイトルバーをマウス左ボタンでダブルクリックすると、アプリケーション全体が全画面と元のサイズでトグルする。
 操作説明書にも書かれてあるが、映像再生部をダブルクリックすると、映像再生部のみが全画面表示になる。このとき、ツールバーは表示されないが、キーボードのスペースボタン押下は有効だ。全画面時は、再生画面のどこでもダブルクリックすることで、元のサイズへ戻る。

 自分の使っているパーソナルコンピュータのディスプレイモニタは 1920x1200 ピクセルしかないため、4K 3840x2160 ピクセルを本来の性能で再生することは敵わない。
 そもそも、Intel Core i5-4570 CPU の 3.2 GHz 駆動、メモリ 16 GB に10年以上前のローエンドディスプレイアダプタ ATI Radeon HD 4550 では、処理能力がまったく足りない。再生は数秒おきに止まり、映像と音声がズレる羽目となった。
8
 以下は、ほぼ余談。
 Windows 10 の録画映像再生アプリケーションは「映画&テレビ」が標準(らしいの)だが、これは DVR-D019 の H.265 mp4 形式は再生できない(らしい)。
 (らしい、らしい)と書くのは、これまで一度も「映画&テレビ」を起動したことがなく、単独で起動できず、直接ファイルを指定して起動を試みるも「パッケージを登録できませんでした」と云うエラーメッセージが表示されただけだからだ。

 それでも、問題はない。
 画像のとおり、他のアプリケーションで映像(と音声)を再生できているからだ。

 GPS Player の地図や各メーター類が不要で、単純に映像を再生できれば良いのなら、この MPC-HC (Media Player Classic - Home Cinema) か、その親戚関係にある MPC-BE (Media Player Classic - Black Edition) をお奨めできる。
 4枚目画像で、K-Lite Codec Pack がインストールされていると書いたが、これは映像再生に必要な各種コーデックを集めた世界的に著名なフリーソフトだ。それの Basic 版を verysilent モードでインストールするということは、GPS Player が H.265 の再生をこれに頼っているのは、ほぼ間違いのないところだろう。
 この K-Lite Codec Pack には、Basic の他に Standard, Full, Mega の3つの Pack が用意されており、MPC-HC は Standard 以上のパッケージに、激しくお奨めの映像再生アプリケーションとして同梱されているものなのだ。
 GPS Player より動作が軽いわけではないが、下部ツールバーの操作性は勝る。
 在所は以下(英文サイト)だ。
https://codecguide.com/download_kl.htm

イイね!0件

はてブに送る
はてブに送る

オススメ関連まとめ

マイページでカーライフを便利に楽しく!!

ログインするとお気に入りの保存や燃費記録など様々な管理が出来るようになります

まずは会員登録をしてはじめよう

みんカラ+新登場

カーライフビューティーラボ

ニュース