まとめ記事(コンテンツ)

2019/08/18

市町村名の頭文字追跡巡行(「た行」編の1)

一昨日にUPした「頭文字巡行」の「さ行」クリアの模様に続き、「た行」の「た」で始まる自治体を目指して国道180号を北西に疾走していくところからの続きになります。

前の晩に岡山県の「総社市」市役所に無事到達し、翌8月10日は早朝から同じ県内の「高梁(たかはし)市」を目指して、高梁川に沿って遡上していきます。

なんだかんだんで、もはや1週間以上前のお話になりますが…、よろしければいましばらくお付き合いのほどを。^^




さて、国道脇で一見穏やかそうに見える高梁川は、昨年の西日本豪雨災害の際には想像できないくらいの凶暴な様相をみせていました。この全長111Kmの川の普段の顔をもう少しじっくり見てみようかと思い、途中の適当な橋で渡河して少し観察してみることに。




さすがは岡山県の三大河川に数えられるだけの大河。吉備高原の谷あいを縫うように悠々と流れる水面の姿は、なんとも雄大です。これだけ川幅が大きければ、どんなに大きな桃でもどんぶらこっこと流していけることでしょう。(笑)




さて、そんな感じで川面で小休止したら再び国道180号に戻って高梁市の中心部へと急ぎます。途中で面白そうなお店を見かけましたが、パスしてひたすらと。





やがて国道313号と重畳し、片側2車線の広い道路幅を見せるようになってきたら、「た行」の最初のポイント高梁市役所はもうすぐそこです。




でも、街中でちょっと道を間違えたようで、JR駅のほうに流れ着いてしまいました。備中高梁駅は高梁市の図書館がくっついていて、見た目なんだか大きく見える立派な駅ですね。特急「やくも」の雄姿も良く映えます。(懐かしの485系と酷似した381系車体…カコイイ!!)





とりあえず一通り「撮り鉄ごっこ」に興じて満足したら、線路を渡っていざ市役所側へ。




やたらと綺麗な病院か?マンションか?と勘違いしそうなこちらの、やけに現代的な建物が「高梁市役所」です。4年前に落成したばかりのようですね。うーん、なんというか、無駄のないストイックさが全面ににじみ出ています。






というわけで、「た行」最初のミッションをクリアしたらば、すかさず次の「ち」の自治体へと向かいます。今回の「た行」も前の「さ行」に負けず劣らずの長距離走です。うかうかしていられません。頭をシャキッとさせるため、BGMには小比類巻かほるをチョイスし、一路お次の自治体へと駆り出します。





この辺に土地勘がある方ならもうお分かりかと思いますが、次に目指す「ち」で始まる自治体は、3セク鉄道のターミナルで有名な「智頭(ちづ)町」です。…そうそう。「た行」の巡行予定ルートを出すのを忘れていました。遅くなりましたが、こんな感じで巡っていきますよ、と。



予定ルートで示した通り、ちょいと遠回りをして国道484号経由で山間部を通って行く理由は、単に同じ道を行って帰ってしたくないがための苦肉の策です。(笑)「ち」にたどり着く前に「つ」を経由したくない、ただその一心です。





でも、そのおかげで、山道に差し掛かってすぐ愛宕山の麓から高梁市街地を見下ろせるステキな展望台を発見できました。うーん、こりゃぁさわやかー♪





盆地に広がる高梁市の市街地を文字どおり一望しつつ、ふかすタバコの旨いことこの上なし。





気分一新できたところで、山岳路踏破の道程へと戻ります。この酷道484号で吉備中央町経由したのち、美作市のほうに抜けてから「智頭町」へと向かいます。




しかーし、またしてもおっさんの寄り道心をくすぐる素敵な看板を発見。備中松山城を見下ろせるビュースポットの案内です。時期と時間が良ければ、それはそれは素敵な情景が拝めるスポットです。さすがにこれをスルーするわけにはいかないので、そそっと立ち寄ります。





看板の案内に従ってしばし山道を走って行くと、風光明媚な駐車場へとたどり着きました。






素敵な山並みに魅了されつつ、松山城を見下ろせる展望台へと急ぎます。「駐車禁止」のお手製看板が、シーズンになると混むんだろうなぁという妄想を掻き立てますが、幸い今はオフシーズン。誰とも会わずにずんずんと奥へ向かいます。




で、たどり着いたのは3-4台ほど車が停まったらいっぱいになっちゃう駐車スペース。ここが展望台への徒歩ルートの入り口です。…こりゃぁ、シーズン中はスペース争奪戦が激しかろう…。




とまぁ余計な心配をしつつ、野生のお猿さんに注意しながら徒歩1分の展望台へと向かいます。





展望台に上って辺りを見渡してみると、なんとまぁ素敵な鳥瞰の風景。…なんだか毛利も三村も宇喜多も従えたかのような錯覚に陥りそうな、不思議と高揚した気持ちになっちゃいました。(笑





ちゃんと狙っていけば、こんな感じの幻想的な風景を拝めるようですよ。



でも、今の時期はどんなに粘っても雲海なんて拝めませんから、先を急ぎます。





嘉陽の町を過ぎてしばらく走っていると、国道484号に入っていた時から気になっていた「高原都市」が姿を見せます。こんな山の中に学術研究都市っぽい何かが。…なんか凄いっすね。






デベロッパーの執念というか凄みを感じつつ、途中で国道484号と429号の重畳部分を経由して、「ち」への経由地・美作市方面へと走り続けます。





この辺は国道も県道も重畳しまくりで、道路標示だけで智頭町を目指すのはとっても難しいです。何度も道端で地図帳を眺めながら、国道484号をトレースしていきます。





途中、国道脇に見かけた河平ダムを超えたあたりから、なんだか一層山道っぽさを増してきた国道を、延々上っていきます。





そんな感じで快適に整備された国道をしばらく走って行くと、いきなり路頭に迷いそうな隘路の交差点に遭遇。その広狭の格差はハンパないです。5分くらい路頭に迷いました。(笑





あら、岡山市さんったら広いんですねぇ。(この道、何とかしてくださいwww




しばらく我慢して走ると、すぐに建部の町なみが見えてきました。ここから引き続き国道484号を辿って、美作市方面へ。…で、この辺まで来てやっと「はっ」っと思ったんですが、今目指している「智頭町」は岡山県ではなく、鳥取県の自治体です。…ずーっと案内表示に「智頭町」を探していたんですけど、隣県の小さな町の名前なんて…そりゃ出てきませんよね。





建部の町並みを抜けて赤磐市に入り、再び狭い道幅に辟易しながらしばらく我慢。





そういや那珂川仁美さんって元気かなぁとか、いろんなことを考えながらとにかく走り続けます。




途中で道を国道374号に切り替え、さらにひたすら北上。




ようやく美作市境を超え、湯郷温泉郷を横目で眺めつつスルーし、中国山地の深奥地へとまっしぐら。






いつの間にやら岡山県境の奈義町が案内に出てきますが…智頭町の表示は未だ出ず。(笑




あああ…山の中飽きてきました…。><



岡山県道51号から国道53号に渡って、鳥取県境も近づいてきたころ、ようやく道路標示に「智頭」の文字が。辺りは、豪雪地帯を思わせる雪国仕様のコンクリ道路に様変わりしはじめます。





仕上げに県境の馬桑ループ橋を過ぎて黒尾峠を超えたら、ようやく智頭町に入ります。






あぁぁ遠かったという感慨に浸ることもなく、黙々とようやく「た行」2か所目(笑)となる「智頭町役場」へと急ぎます。沿道には、地元選出の石破議員の看板が目立ち始めます。





智頭町内を走ること20分ほどでようやく、役場の案内が出てきましたので、すかさず左折。





という感じで、JR/智頭急行線の智頭駅にほど近い智頭町役場へ到着です!!





歴史を感じる庁舎ですね。最近では見かけることのない75ランクルの消防車にうっとりしつつ、脇を流れる小川の澄んだ水流に感動しつつ、長かった「た」から「ち」への約120Kmの山越え行程の労を、一人で勝手にねぎらいます。わーいわーい。







このとき、時刻はだいたい正午。容赦なく照り付ける日差しが本気で痛いお昼時。…お昼どうしようかなぁ、と悩みつつも、食べたら寝るよなぁと逡巡しつつ、次なる「つ」の「津山市」への行程に頭を巡らします。



…いかん。早い時間にせめて「つ」の津山市をクリアして「て」に向かわないと。

そうです。この日、8月10日から世間は本格的にお盆モードに突入しています。うかうかしていたら、無用な渋滞に巻きこまれかねません。

…ということで、山間部の風景てんこ盛りの今回のお話はいったんぶった切ります。

次の「つ」からは、そこそこの街を辿っていきますんで、もうちょっと楽しい風景をお届けできるかと思います。(笑)

ではでは♪


Posted at 2019/08/18 16:46:34

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