まとめ記事(コンテンツ)

2018/07/26

昭和の北海道道路地図 その17(18図 奈井江-滝川‐旭川-富良野)

カーナビが無い頃、車には必ずロードマップを積んでいたものです。

そこで、昭和41年(1966年)6月発行
「ミリオン道路地図帖 北海道編」
出版元:東京地図出版株式会社 (現 株式会社マイナビ出版) の紹介です。

※地図をしっかり見たい方はブラウザ閲覧推奨

著作権保護期間満了(※文末参照)につき、全ページ掲載していきます。ただし、体調に合わせノンビリ不定期連載です(^^)


今回は18図。国道12号、札幌から岩見沢方面へ。まずはリンク先→凡例と索引をチェックして、地図の場所を確かめましょう。

18図西 (拡大は地図をクリックまたはタップ)

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18図東(拡大は地図をクリックまたはタップ)

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【毎度おなじみ、消えていったローカル線】


国鉄歌志内線

 函館本線砂川駅から石炭産業で栄えた歌志内駅までを結ぶ路線。終着駅のある歌志内市は全国で一番人口の少ない市として有名で、現在4千人いないはずです。歌志内線は、1988年(昭和63年)廃止。



国鉄函館本線上砂川支線

 函館本線砂川駅から上砂川駅までを結ぶ函館本線の支線。歌志内線のすぐ近くを同じ方向に走る路線ながら、函館本線支線という扱いから廃線を長いこと逃れ、廃止されたのは1994年(平成6年)のこと。

 ちなみに上砂川町は、倉本聡脚本のテレビドラマ「昨日、悲別で」のロケ地です。



国鉄札沼線(新十津川駅-石狩沼田駅間)

札幌駅から石狩沼田駅を結ぶ札沼線のうち、新十津川-石狩沼田間は1972年(昭和47年)廃止。札沼線という名称は残るも「沼」の字は路線とは関係なくなってしまいました。

 ちなみに新十津川町は、滝川市の西隣の町で、奈良県十津川村からの入植者によって開拓された町です。


・その他

 深川市から真北に伸びる鉄路は深名線です。深名線は第31図でご紹介しましょう。






【交通の要所滝川市

鉄道で札幌から帯広・釧路方面に旅をする際、石勝線が無かった当時は、函館本線で滝川へ、そこから根室本線で富良野方面へと経由して行くしか方法がありませんでした。


また、自動車で札幌から帯広・釧路方面に行く場合も、高速道路の無い時代は


 ・滝川、富良野を経て狩勝峠経由(比較的通行しやすい)

 ・日高から日勝峠経由(急峻で、特に冬季は通行しにくい)


の2つの方法が主であり、


鉄道、道路、両方の交通の要所だった滝川市は、当時ずいぶんと栄えていたそうです。

また、空知地方では大きな街だったので、炭鉱で働く方々が買い物へくる地としても栄えたと聞きます。







【あさひかわ?あさひがわ?】

みなさんご存知の旭川市。


市のホームページにもASAHIKAWA、とありますし、駅名もASAHIKAWA駅。でも、昭和41年のこの地図の旭川市のところには「ASAHIGAWA」 とあります。


濁らない「あさひわ」が正しいんでしょうけど、子供の頃、旭川駅に着いたら、構内放送で「あさひわ~、あさひわ~」と言っていたように記憶しています。


市の名前の変遷はわかりませんでしたが、旭川駅の変遷をWikiで調べてみると



・1905年(明治38年)4月1日:鉄道作業局に移管。読みを「あさひわ」に変更
・1988年(昭和63年)3月13日:読みを「あさひわ」に再変更


とあります。

どおりで子供の頃の記憶で「あさひわ」があるわけです。昭和41年のこの地図では市名の読みも「ASAHIGAWA」になっているので、市名の変遷もあるのかもしれませんね。何かご存知の方、教えてください。






【美瑛、富良野】

ここは、北海道らしい景色ということで人気の観光スポットです。でもいつからなんでしょう。

富良野は、もともと北海道の中心、ヘソの町として売っていましたが、明らかにテレビドラマ「北の国から」の影響をきっかけにしていますよね。物語の舞台となった麓郷(ろくごう)地区は後日紹介予定の19図です。でも、純と蛍がUFOを見たベベルイ地区は、18図東の右下あたりにあります。


美瑛は「ケンとメリーの木」くらいから人気が出たのかな?






さーて、次回のサザエさんは?


ワカメです。

 すごく暑いです。夏休みは毎日プールに通おうかな。

 おにいちゃんみたいにならないように、宿題は先に終わらせておこーっと!

 まず社会の宿題。旭川市について。よおし!詳細図でしらべよう!



次回は


・旭川市詳細図はここに

・ワカメ、夏のごあいさつ

・熱中症時代刑事編


の3本?です。

つづく

バックナンバー


その16(17図 札幌‐岩見沢‐奈井江)

その15(16図 広尾‐大樹周辺)

その14(15図 浦河‐襟裳岬‐広尾)

その13(14図 門別‐静内‐浦河)
その12(13図 千歳‐苫小牧‐門別)

その11(詳細図 小樽・室蘭・洞爺湖)

その10(10図 登別-室蘭-長万部)

その9(11図 千歳-苫小牧-登別)

その8(12図 札幌-千歳)

その7(詳細図 函館、札幌)

その6(7図 小樽-札幌)

その5 (6図 倶知安-小樽)

その4(5図 長万部-倶知安)

その3(8・9図 松前、江差 )

その2 (4図 森ー長万部)

その1 (3図 函館ー森)




ーーーー本文終わり





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Posted at 2018/07/26 16:13:52

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