それはA4クンの後を追うような姿でした。


バイエルンの兄・A4クンのピンチヒッター初日。
家内通勤用としてお出掛けし、偶然帰宅時にガレージ前で一服していた私は恐ろしい光景を目の当たりにします。

それはまるで重症の賢兄に共鳴するがごとく
「私も一緒にアチラへ連れてって」と宣言しているような
コンコンコンと咳込むような音と共に
大量の吐血、いや下血（オイル漏れ）。

ガレージ前で発症したのは、まさにA4クンと一緒でした。

オイオイ、いったいどうしたんだ！
A4クンに続いてマダームも逝ってしまうのか⁉

あまりの急展開に言葉を失った夕方でした。


15年近くも一緒のガレージに鎮座している、愛しのバイエルン兄妹。
やはり何か不思議な糸で結ばれていたのでしょうか。

情けない事に、この時点で我が家の移動手段は完全に途切れ、抜き差しならない状況に陥りました。

やはり旧車のみはリスクが高いです（汗

アレコレ考えてみても始まりません。
まずは現況確認です。


「何でヘッドカバーのほうまで濡れてるの⁉」
「いったいどこから？」
「こんなに大量なのはなぜ？」
「先週金曜夕方のデジャブか？」
「呪われてる？」
「？？？？？？？？？？？・・・・」


頭の中でクエスチョンマークの連打が止まりません（涙

触ってみるとエンジンオイルっぽい。
色や匂いからしてもエンジンオイルだと感じます。

2年半前に、ヘッドカバーとVANOSホース、フィルターケースのガスケットを同時交換した際も、これほど激しいお漏らししていた記憶はありません。


まさにダダ漏れ状態。。。


下に潜って確認すると
アンダーパネルはもちろんサブフレームからも滴って
オイルパン、ATハウジング、タイヤハウスやマフラー触媒付近までグッチョリです。

どんだけ酷いんだ！

この惨状を目の当たりにして
「これは掛かるな・・・」と覚悟を決めた
8月最初の月曜日でした。


折しも夏本番を迎え日本列島全体が猛暑状態。


夕方のニュース番組では、
今日はフェーン現象の影響で新潟が一番暑かったです！
とキャスターが叫んでいました。