前日に取り外したスロットルとアイドラコントロールバルブです。

いまさらながらPCVバルブをPVCバルブと書き間違っていた事に気づきました。完全に疲れております、後で直しておこう（笑

さてPCVバルブ周辺が固着で外れない時はこんな感じで、取り外した各部品を並行して掃除しています。
ココで気分をサッパリさせて再チャレしないと、うんざりして作業が進みません。

予定外の工具も買ったりして何とか作業を進めますが、どうやってもホースが動かない、とんでもなく外れてくれない。
約20年間の熱でワンタッチカプラーもカッチカチです（泣

たとえ外しやすい所から進めても
ホース類はおおむね、外れない・割れる・砕けるの3重苦です。

唯一無傷で外したつもりのブローバイホース（11611432559）は無残にも経年劣化の亀裂跡が！
ブローバイダクトは最後諦めて、ニッパーでカットして取り出しました。

最後の最後まで抜けなかったブローバイダクトと断熱付きブローバイホースの継ぎ目。

カプラー温存を諦めて力任せに引っこ抜いたら、見事に固着していました。

BMW自慢のワンタッチカプラー、場所によってはクソです（汗

やっとこ全てのパーツを取り出しメインのPCVケースをバラしてみると

・・・・・・・・う～ん、正常じゃね⁉

まったく亀裂もなく、ブローバイオイルの詰まりも見当たりません。

てっきり破裂していると思っていましたが、さんざん苦労して大回りした挙句とんだ見当違いでした（涙


大事なのでもう一度言います。
PCVバルブユニット、ホース類にアクセスするには
インマニを外すのが一般的です（号泣



さて現物を見ながら考察の時間です。

あのブローバイホースの亀裂からこれほど漏れるのか⁉

漏れるようであり、漏れないようでもある・・・・・圧力によっては、かな⁉

イマイチ半信半疑ですが、他に打つ手が思いつかないので復旧作業に移ります。

PCVケースはT25ネジ2か所（ピンク丸）で留まっています。
残りのホース類はすべてワンタッチカプラーでカチッというまで差し込めば完了です。

真ん中の白い矢印はメクラキャップ。
これは別パーツなので、オリジナルを付け替えます。万一破れていたら別注文するか適当に塞ぎましょう。

付けるのは比較的簡単ですが、迷路のようなホースで、順番を間違えたり経路を間違うと、継ぎ目に届かないので慎重に復旧しましょう。
特にブローバイホース（オレンジ）は、熱による経年劣化で最適なカーブが形成されているものの、新品は思いっくそストレートです。
そのままでは付かなかったり、場合によっては折割る可能性もあるので、バーナーなどで微妙に曲げてやると付きやすいです。


2021.0821
判り易さを考えるとブローバイダクト・ホースの気流向き➡が逆だったので画像を訂正しました。
一般的なダクトの流れはケース側に向かいますが、正圧負圧の関係で逆の場合もあるかもなと思います。

コレはスロットルバルブ。
確か13角ボルト4本とハーネス板だったかを共締めしている13角ナット1か所で留まっています。

暑さというのは、いとも簡単に集中力を削ぐもので
・・・・あ、付け忘れた！　や
締め忘れてるやんか・・・という振り出しポイントが数多く潜んでいます。

御多分に漏れず、行ったり来たりで何とか元通りに。

DISAは2本のT40ボルト（ピンク）とアイドラバルブを共締めしている確か13角ナットで留まっています。
コイツはパッキン命の仕組みみたいなので、無理せず慎重に差し込んでます。

この辺りから、復旧に加速度が加わってドンドンスピードアップ、あっという間に組み上がりました。

漏れた分のエンジンオイル（暫定の鉱物油）を継ぎ足したら3.5Lも入りやがりました。

早速エンジンをスタートさせて、ご近所を一周してみます。



賢明な皆さんならお気づきでしょう。
プロならまずエンジンを掛けてしばらく様子を見るハズです。
しか～し復旧の嬉しさに、罠にドップリと陥る素人でした（汗



まだ少しコンコンと音が残ってるな。
この音は何なんだろう？

高揚感に包まれながら、そんな分析もしてみる素人でした（汗

ご近所1週してガレージに戻って驚きました。


・・・・・・何じゃこりゃ⁉

またオイルをまき散らしている！


ご近所一周漏れなく（いや、漏れてる：汗）オイル染み染みの筋が!!!!

動揺を押さえつつ、パーツクリーナー・マジックリン散布と放水処理。
何事かと顔を合わせたご近所さんには平身低頭です。。。



そんなハズないだろう。。。


何なんだ？？？？？？？？・・・・


マダームちゃん、復活の日は来るのか⁉