- 車・自動車SNSみんカラ
- まとめ
- クルマいじり
- T32エクストレイル 運転席シートをRECARO SR-7F GU100Hに換装
まとめ記事
T32エクストレイル 運転席シートをRECARO SR-7F GU100Hに換装
榛名颪さん
2023/05/05
1,132
T32エクストレイルの運転席シートをRECARO SR-7F GU100Hに換装しました。
車両既設のスイッチでSR-7Fのヒータ制御を行えるようにした回路設計を含めてまとめました。
-
運転席のシート座面が痛み過ぎてそろそろ限界になったので、
1) 程度の良い中古品に替える。
2) 新品の純正品に替える。
3) 社外品の中古品に替える。
4) 社外品の新品に替える。
を検討しました。 -
1)は、やはり座面のヘタリはT32の持病で需要が多いのか、なかなかタマが無く、見つかってもそこそこ良い値。
だったら2)の新品? いやいや、うちのエクストレイルは中古車だったので、対策品が無償で手に入る訳も無く、あまり興味が湧きません。
3)もやはり良品はそこそこ良い値。
だったらお小遣いを貯めて4)の社外品の新品だろ・・・という結論になり、1年半かけてお小遣いを貯めました@^^@
狙うは、みん友の難民オヤジさんも装着したRECARO SR-7F、そして純正シートもヒータ付きなので、ヒータ付きのGU100Hが良いな~ということになりました。
お金が貯まる以前から、難民オヤジさんからいろいろ情報をいただきましたが、ショップに頼まずともDIYでシート交換からヒータの車両スイッチによる制御回路構築までできそうだとの感触を得ました。
本まとめは、そんなRECAROシート装着までの一連の検討・作業をまとめたものです。
各作業で使った部品や工具は、出典先の各整備手帳にて関連パーツレビューを参照ください。 -
1.どうすれば、車両の既存スイッチでRECAROのヒータHi/Lo/OFFの切り替えができるか。
-
運転席シートの座面のヘタリが著しくなり、表面も相当痛んできました。 T32の持病ともいえる症状ですが、この車を中古で購入した際にはそれほど酷くはなく、表面にちょっと寄りシワがあった程度。 しかし、車齢9年弱で現在の走行距離は(前オーナー分を合わせて)約16万km。そりゃ痛みますわな・・・(^^; 1昨年の秋あたりからどうしたものかと思案していました。出典:榛名颪さん
-
2.カプラオンで配線分岐させたい。
-
車両の純正シートヒータスイッチのコネクタからの配線分岐用アダプタを製作しました。 向かって右の茶色いコネクタがスイッチ裏のコネクタに勘合し、左の茶色いコネクタが車両側ハーネスコネクタに勘合します。 画面の下方に伸びている分岐線のうち、3極コネクタがヒーターON(強弱)/OFFの信号線、2極コネクタがヒータのメイン電源ラインをIG連動でON/OFFさせるリレーを駆動させる信号線になります。 上方に出ている緑3本と黒3本の線は、イルミ増設用の予備出力として作っておきました。(緑線と黒線をペアで使うことでILL(+)とILL(-)になります)出典:榛名颪さん
-
3.回路検討ミスが発覚・・・(でも製作前で事無きを得る)
-
やばい、やばい(^^; 回路図の中で、車両スイッチとリレーBOXの間の結線が間違ってました。 スイッチをHiにしたらヒータがLoに、スイッチをLoにしたらヒータがHiになるところでした。 回路図を書いたら、過信せずにちゃんと検図しないとダメですね(^^; 修正した回路案第3稿になります。出典:榛名颪さん
-
4.リレーBOXの製作
-
車両側スイッチからの信号を受けてヒータのON(強弱)/OFFを制御するリレー回路基板を製作しました。 回路図内の赤塗りの部分です。出典:榛名颪さん
-
購入し忘れていた基板の固定部材が届きました。 商品名は「ナット入り貼付型スペーサー(ビス入りセット)」といいます。 秋月電子通商の通販サイトにて、「AST3-6B」の型番で4個1セットで販売されています。 今回購入したのは、スペーサーの高さが6mmのもので、他に10mmとかもあります。 裏側に両面テープが貼り付いていて、好きなところに貼り付けて基板をビス固定できます。出典:榛名颪さん
-
5.純正シートの構造について
-
純正シート取り外し作業のための事前学習と備忘録。出典:榛名颪さん
-
6.車両側の配線作業
-
(作業画像が無いです。すみません。) 昨日(4/14)午前に、シートヒータのメイン電源線をバッテリー直結にするための配線増設作業を実施しました。 なにせ、T32のシートヒータは、運転席・助手席の2脚合わせて15A以下のはず(おおもとのヒューズが15Aだから)。 しかし、レカロSR-7Fは付属ヒューズが1脚で既に20A。 車両側の配線をそのままメイン電源に使うのは非常に不安です。 新たにひく電源線としては、エーモンNo.1188「大容量電源取り出しコード」を使用しました。 使用可能電力はDC12Vで480W以下、コードサイズは5sq(AWG換算で約AWG10)です。 バッテリー位置から助手席側の大きなグロメットを貫通させて車内に引き込み、車両側シートヒータスイッチ直下まで持ってくると、T32エクストレイルの場合、長さ約3mほどになります。 5sqともなると、通常のギボシ端子等が使える太さではありません。専用工具や端子台の準備ができるまで、メイン電源線の作業は一旦中断です。出典:榛名颪さん
-
今回はヒータの電源線関連の配線準備です。 RECAROシートに付属の20Aヒューズのケースと30Aリレーを合体し、他の部分と接続するためのコネクタや端子を付けました。 黄線がRECAROシートのヒータへ行く線。 小さなコネクタは、車両側スイッチの下で分岐・増設したコネクタに繋げます。 ヒューズケースがまだ片端子なのは、入力電流容量に合致する配線材(AWG12)が手元に無く、手配中のため。 配線の途中を細い線にしてしまうと、配線が発熱して溶断や発火する危険性があるため、分岐端子台からリレーまでは20Aに対応できる線径に統一したいのです。出典:榛名颪さん
-
うーん、端子台は3極も要らなかったなぁ・・・失敗(^^; ショートバーの現物と組み合わせていろいろ考えたのですが、自分の用途としては2極で十分でした。 3極だと5分岐が作れますが、そんな分岐数は要らない。 2極ですらショートバー1個を使うことで3分岐も作れるのに。 3極のままだと不必要に大きいので、2極のものを改めて手配中です。 端子台なんて初めて使うので、現物を見て初めて知ることも多く、試行錯誤の連続(^^; それもまた楽しや。出典:榛名颪さん
-
さて、バッテリーから直にひき回した電源線に、端子台、20AヒューズBOX、リレーを接続しました。 2極端子台にショートバーを入れたので3分岐となり、その1つをRECAROヒータ用に使います。あとの空き2か所は合計20A以下で使えるバッ直配線としてあります。出典:榛名颪さん
-
昨日までに、シート本体の脱着作業前の準備作業として、以下の作業を完了しました。 1)シートヒータ用バッ直電源ラインの車内引き込み。 2)車両側既設シートヒータスイッチによるRECAROシートヒータON(Hi/Lo切替)/OFF制御のための制御系器材の準備と車両への艤装。 3)運転席座席下への各配線取り回し。 あとはシート本体の脱着交換作業のみです。出典:榛名颪さん
-
7.そしてRECAROシート本体の準備と車両への据え付けまで
-
明日のシート脱着作業に向け、RECARO SR-7Fの組み立て作業を室内で行いました。 まず、ベースフレームの組み立てから。 T32エクストレイル右席用のRECARO純正ベースフレーム「2081.004.2」です。 まず、車両に取り付くフレームから組み立てます。 3本のフレームをH(エ?)形に組み合わせて、付属のM5六角穴付きボタンボルト4本で固定します。(ワッシャ等無し) ボルトサイズごとにトルクが指定されており、今回はそれを忠実に守ります。 このボルトの締付トルクは5.4±1Nmです。出典:榛名颪さん
-
さて、妻が仕事に出かけたのを見送って、作業開始です。出典:榛名颪さん
-
8.あれ? おかしいぞ・・・(回路修正)
-
今日は雨降りでちょっと肌寒いので、RECAROのヒータの状況を実体確認できる・・・と考え、プチドライブしました。 シートヒータをLoにすると結構すぐに温まり・・・ん?結構熱いのね・・・ Hiにすると、あれ?ぬるい? え?出典:榛名颪さん
イイね!0件
オススメ関連まとめ
-
2024/08/06
-
2022/01/04
-
2018/06/16








































































