まとめ記事(コンテンツ)

2023/06/17

ABS故障の原因調査 その1

カテゴリ : 足廻り > ブレーキ関連 > 調整・点検・清掃

1
先日の大雨起因で故障したと思われるABS。
過去に同様の不具合に見舞われたオーナが何人もいる事が判った為、原因調査と対策の検討をしようと思います。
マイクラのABSユニットはエアフィルタBOXの奥にあります。
インマニホースを外すと、なんとか手が届く様になります。
本気で作業するなら、バッテリーとエアフィルタBOXを外さないと駄目ですね。
2
写真上部に真横に走るのがメインハーネスで、そこから真下方向に分岐した先がABSユニットになります。
ABSユニットコネクタの根元部に黄色い内部ハーネスが少し見えています。

このハーネス経路だとメインハーネスに滴った水分は、殆どがABS側に流れてしまいます。
その水分が被覆の隙間から内部に浸入し、コネクタ間でショートに至った可能性が高いですね。
3
しかし、このABSへのハーネス経路はイケてないですね。
住宅の外装で水がかかる部分のハーネスは、このように下側から差し込むのが常識。
こうしておけば、ハーネスを伝わった水分がBOXに流れる事は無いですから、ハーネス部の防水性が多少甘くても問題無しです。

マイクラの様なハーネス経路だとハーネス及びコネクタの防水性を完璧にしておかなくてはならないですが、防水性能は経年劣化が避けられませんから、下側から差し込む経路の方が確実です。
4
既に壊れているので大した意味も有りませんが、露出していたハーネス部周辺を防水アルミテープで塞いでおきます。

まだ壊れていない方は、予防としてやられておくと、多少は安心になるかと。
5
もう一つの予防策としては、ABSへのハーネス両側に、インシュロックや紐の様な物をぶら下げておく事。(図中の緑線)
これを伝ってメインハーネスの水が下に落ちるので、ABSハーネスに流れる水の量を減らす事が出来ます。
6
ボンネット内にあるABS回路のヒューズ(赤矢印)は切れていませんでした。
ヒューズよりもABSユニットの内部回路の方が耐力が低く、ABSユニットが先に壊れたという事でしょうね。
電気回路あるあるですが、これじゃぁヒューズの意味無して無いよなぁ・・・・

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