まとめ記事(コンテンツ)

2022/01/10

インダクションボックス

カテゴリ : 吸気系 > その他

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【再レビュー】(2022/01/10)
2019年上旬に作成したインダクションボックスですが、先月の車検以降再び車に乗る機会が増えてきて改めてその効果を実感しています。

タイヤがしょぼいというのもありますが、パワーが出すぎ(-_-;)

これだけではなく他にも色々組み合わさっての結果だと思いますが、1速でブーストが掛かった瞬間からのホイールスピンは当たり前の状態です。
(ETCSは完全OFF状態)

先日とあるクローズドサーキットの中でコンクリート舗装の場所が有り、そこで2速で踏み込んだところ、2速でもブーストが掛かっていったらホイールスピンしていて・・・
それどころか3速でも挙動が不安定な感じが・・・(-_-;)

インダクションボックスを装着してから車がめちゃくちゃ早くなっているように思います。

HKSのMetal Flowが自作遮熱板だけのほぼむき出し状態では、マフラーの音がうるさいだけで前に進んでない感じがして、実際最近の普通の車より遅いの?という感じでしたが
今はホイールスピン直前まで一瞬で横や後ろの車がいなくなる印象です。

マフラー出口部分の内部に付着していたカーボンも綺麗サッパリなくなりましたし・・・

400馬力ぐらいまでは純正エアクリーナーのほうが良いと言われるはずです。

JZX100のホットワイヤー式Lジェトロニックでは、エアクリーナー直後のエアフロセンサー内に加熱した白金熱線が設置されていて、そこを通過する空気により白金熱線が冷やされる際の抵抗値の違いをブリッジ回路により算出してエンジンに流入する酸素の量を算出するようになっています。
ここで外気温センサーとエアフロセンサーを通過する空気の温度に差が生まれると燃料噴射量に影響を与える可能性があります。

また、温度の違いに寄る密度の差も影響します。
単純計算で20℃の空気を吸った場合と比較して
30℃の空気を吸った場合は密度が4.3%低下します。
40℃の空気を吸った場合は密度が6.4%低下します。
これが50℃まで上がると密度は9.3%低下してしまいます。
20℃を基準にしている理由はご存じの方が多いかと思いますが工業温度が20℃だからです。

それだけ空気の密度が低下するということは、エンジンに入る酸素の密度も低下するということになります。

ターボ車でパワーアップする際はブーストアップが最も手っ取り早いのですが、私のように見た目できのこタイプのエアクリーナーを装着して熱対策を行わないと吸気損失でパワーアップどころか、熱気を吸ってパワーダウンということになってしまいます。
というのがチェイサーを入手して21年を過ぎて計算してみました^^;

純正ではブーストが0.9kgf/cm2(89.3kPa)かかるので例えばブーストを1.2kgf/cm2まで上げると320馬力ほどまでパワーアップするとされています。
因みにポン付け最強と言われるARMS M8280だと1.6kmf/cm2までかけると450馬力とされています。

320馬力といえば純正と比べて14%のパワーアップとなりますが、吸気温度が50℃まで上がるだけで空気密度が10%程低下することを考えると、純正エアクリーナーを使うか、きのこタイプのエアクリーナーにするのであれば如何にして吸気温度を下げるのかを考えたほうがパワーアップにつながるということになると思います。
優先順位としてはブーストアップより吸気温度低下ということですね。

外気温センサーとエアフロセンサーを通過する温度の差が大きければ大きいほどA/Fが低く(燃料が濃い状態→もっというと濃すぎる状態)になるのでマフラー出口の内部にカーボンが付着していたということになるかと思います。

それを100均のPPシートとはいえ、私のちゃちな作りとはいえ、エンジンルームの熱気を吸う量が少なくなったのでO2センサーのフィードバック制御が働く辺りでは燃費がよく、それより高い回転域でもパワーが出るA/Fに近づいていた結果、冬のパワーが出やすいという条件も重なってホイールスピンの嵐ということになっているのではないかと思われます。

インダクションボックスを装着する前まではETCSを完全OFF状態で走行していましたが、先日の3速ホイールスピン疑惑からいちびるのを止めて、ETCSはON状態で走行するようにしています^^;

まあ、TRCをOFFしたければ純正のスイッチが使えますし、完全にOFFにしたければ今まで使っていたスイッチをONにすればいいだけですし^^;

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