まとめ記事(コンテンツ)

2020/04/21

リビルトオルタネーターを検証する(3)


→続き

次は、【Cランク】の無メーカーのリビルト品(の中古品)です。
※三菱製、ラベルにリビルトの表記はあるが業者名の表示なし。


で、早速バラそうとしたら、いきなり洗礼を受けました。

前側のフレームを1センチほどコジった所で、前後どちらにも動かなくなり、プラハンで叩いたり色々試したが、どれもダメ。

嫌な予感(=ブラシが引っ掛かっている?)が頭を過りましたが・・・最後に力技で後のフレームに足を掛け、前フレームを思いっきり引っ張ったら、一気に外れました。


そして、コナゴナになった奥側のブラシ


普通は、隙間にブラシが入らないように、スペーサーが入っているはずなんですが、入っていませんでした。


スペーサーありの正常品


入っていない(整備解説書の図解ではちゃんと入っているのだが)


おそらく、ベアリングを外す工程で破壊してしまったんでしょう。
バラした事のある方はご存じだと思いますが、これがなくても組付けはできますが、バラせなくなります(業者なら当然知っている)

どうせ、「組み上げさえすれば、後はどうでもいいや!」という感覚なのでしょう。



続いて、品質不良を露呈する出来事が・・・



このようにフレームは比較的綺麗だったが、プーリーがハゲハゲでサビサビだったので、相当使い込まれているのだろうと予測したが、




破壊されずに残った前側のブラシを見ると、一部が丸く削れただけで(最深部で0.2mmほど)、おそらく交換後2~3千キロ程度しか走行していない様子。


デンソーのプーリーは黒(焼付)塗装だが、三菱のプーリ-はメッキ(クロメート?)なので、ブラスト後に黒く自家塗装したのは明白ですが、少し走行しただけでベルトとの摩擦で塗装がハゲ、経年で錆びたのでしょう。

これでは素人が下地処理せずにスプレーを吹いたレベルと変わらず、塗装品質も何もあったものじゃないです。

「見た目さえ綺麗になっていれば、耐久性などどうでも良い!」という姿勢なのでしょう。



最後に、新品交換部品ですが、確認した限り「ベアリングとブラシ」だけでした。(かろうじてNSK製と三菱製だったのが救い)


ご丁寧にも、ヒートシンクは外から見える面だけシルバーで塗装されていた(レクティを新品交換したように見せ掛けるため?)


樹脂部品が割れていたが(分解した時に壊したんでしょう)、構わず組付けた様子


こちらの商品に限らず、【Cランク】の製品では基本的に使えるものは使う主義らしく、もっと酷い物になると、
・コイルもショートがなければそのまま再利用(=ニス塗り直しもせず、隙間に汚れが残ったまま)
・ブラシも消耗の少ない中古品を再利用
・ベアリングも海外製の安物
という事もあるようです。


【Cランク】のすべてが粗悪品というつもりはありませんが、少なくとも「誰がリビルトしたのかわからない」ような物は、買わない方がいいでしょう。
※メーカー名を表示しない理由の一つに、「PL法逃れ」があるような気がします。


【おまけ】

気を付けたいのは、粗悪品を高い値段で売りつける、悪徳リフォーム業者のような連中がいること。





確かに「デンソーがリビルトした」とはどこにも書かれていません。
元々はデンソー製ですし(笑)

「消防署の方から来ました」と言って消火器を売りつける、まぎらワシ商法の類ですね。



オークション物でも、2万円クラスだと保証は最低でも1年、中には2年の物もありますが、こちらは送料込みだとBランクと同等の価格帯にもかかわらず、保証はたったの60日間だけ(中身はCどころかFランク?)




なお、「デンソーがリビルトした」正規品(リンク品)だと、こういうラベルが付いています。

Posted at 2020/04/21 13:28:45

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