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まとめ記事(コンテンツ)
タッチ_さん
2016/04/22
自動車ジャーナリストを自称する人たちに想う事(其の壱)
数日前、或る自動車評論家が箱根ターンパイクで単独事故を起こして亡くなったというニュースが流れました。
少し興味を持ってネットを徘徊していたら、ここ1ヶ月に渡って自動車評論家と名乗る人たちが結構、世間を騒がせていたことを知りました。
・伊勢志摩で行われていたジャガー・ランドローバー・ジャパン主催の新車試乗会で複数の自動車評論家が暴走行為を繰り返していたらしい
・日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)が伏木悦郎氏を除名処分にした
・カー・オブ・ザ・イヤー選考委員の自動車評論家・森野さん、ポルシェで事故死
色々な記事を読み進めていく内に、日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)なるものの存在も知りました(苦笑)。
更に一連の不祥事(?)に関連してか、なんでもバラエティ自動車評論家と自称しているらしいある自動車評論家の書いたこんな記事も読みました。笑っちゃいましたが(^^;)
自動車評論家、自動車ジャーナリスト、モータージャーナリスト、呼び方は色々あるようで、この3つが単なる呼称の違いか、実は微妙に異なる職業なのか、も定かではないものの、ちょっと思うところを書いてみようと思いました。
先ず改めて「ジャーナリスト」という言葉をWikipediaで調べてみたところ、記事に問題が有る旨の注記が冒頭にありながらも、なかなか面白い(興味深い)記述がありました。
このことからも、どうもジャーナリストという職業は、特に日本では問題が多い(定義が曖昧)ようですね(苦笑)。「基本的にはメディアに寄稿する人の事を指す」という部分は明確ですが、寄稿する内容は基より、必要な教育、必要とされる個人の資質、或いは実績などは不明確、要は本人が自称しさえすれば誰でもジャーナリストになれてしまうようです。
みんカラもある種のメディアですから、そこにブログを寄稿している皆さんが仮にジャーナリストと自称しても、法的に詐称にはならないようですょ(笑)。
どうもそういうことのようですが、我々一般消費者は報道・ジャーナリズムに期待するモノがあり、それらに携わるジャーナリストにも当然それに沿った役割期待があります。このブログを読んでいる皆さんも、例えばTVのニュース、新聞や雑誌にご自身が「期待」しているモノってありますよね?改めて問われなければ意識はしていないかもしれませんが。
ボクが考える「ジャーナリストとは?」の解は、そのままボク個人がジャーナリストに期待している役割であり機能ですが、恐らく多くの人に違和感は無いと思います。
それは一言で云えば
「真実を伝えること」
です(^-^)b。
ただここで言う「真実」という言葉の定義など、哲学的に厄介というか解り難いと思うので、ボクの意図をより正確に表現をするなら
ジャーナリスト=「事実を伝え、真実に迫る人」
の方が良いと思います?(^^;)うむ、なるほど!って思うでしょ?w
ところが「事実」と「真実」の違いって何?とか始まるとまた長くなっちゃうので、丁度三菱自動車の燃費不正の報道があったので、コレをネタにボクの言わんとするところを解説します。
もしかしたら真実を「真理」或いは「真相」と表現した方が腹落ちする人は多いかもしれませんね(^^;)。
最新の軽自動車の実際の燃費性能はカタログ(JC08)燃費の50%台半ば~60%強でした。
参考情報はコチラ:三菱燃費不正問題を実燃費データから検証する
これが「事実」ですね。
記事は三菱自動車の不正発覚後に書かれたものですが、なるほど確かに該当の4車種はライバルに比べて一段低い実績値であることが判ります。しかしもっとも数字の良いライバル車種でもカタログ値の63.2%に過ぎません。
これも事実です。
本来カタログに記載されるデータは、そのクルマの性能を正しく表して欲しいものです。それが購入の判断材料になるワケですから、嘘の性能データなどを掲載されては我々消費者は困ってしまいますが、実燃費がカタログ値に届かない理由、真実はどこにあるのでしょう?って思いません?(^_^;)
改めて事実に目を向けてみると、
・軽自動車は実際の燃費がカタログ燃費の55%~63%程度である
・ホンダ、スズキ、ダイハツの燃費性能はほぼ互角ながら、三菱車は大きく劣る
ということが見えてきます。カタログに掲載されている性能の5割半ばから6割強しか実際の性能が無いとなれば、我々消費者にとっては大問題(苦笑)なワケですが、三菱車が押し並べて性能が低いことも奇異に映りますよね?d(^.^)
で、三菱車の燃費性能が低いのは「不正をしていたから」という真実が今回、明らかになったワケですが、残念ながらジャーナリズムによって明らかになったワケではありませんでしたし、ライバル車が6割強の性能しかない真相は、ここまでではまだ闇の中です(^^;)。
もしどっかの誰かwが最新の軽自動車の燃費性能を題材に、紹介したresponce.jpの記事のような事実を明らかにすれば、三菱車の性能劣後が自然に浮かび上がります。それを単に「三菱の軽は実燃費が悪い」と切り捨てるならシロートだって出来ます(笑)が、専門家らしい考察を加えた結果、ライバル車と同等のカタログ燃費を載せられるのはおかしくないか?という疑問にまで辿り着けば、
①最新の軽自動車の実燃費は概ねカタログ燃費の60%強だが、三菱自動車の製品は55%と低い
②三菱自動車の製品がライバル他車と同じようなカタログ燃費を謳えるのはおかしい
までは言えるでしょう。①は事実。②は彼が辿り着いた真実です。残念ながらメーカーの不正にまでは辿り着けていませんが、それは大きな問題ではありません。なぜなら彼の主張(性能の劣る製品が優れた製品と同じ燃費性能をカタログに掲載出来るのはおかしい)が真実であるならば、それによって不利益を被る利害関係者は絶対に黙っていないからです。OEM供給を受けている日産自動車などは筆頭でしょう。そしてもしそこに不正行為が存在すれば、自ずと炙り出されてくることもあるでしょう。今回のように。
このどっかの誰かwがボクが期待する自動車を専門とするジャーナリストの姿です。
あくまで事実を明らかにした上で、真実に迫ること。
どっかの自称バラエティ自動車評論家なる人が書いたような、自ら不正の証拠を掴んで告発する、なんてことは全く期待していません。いませんが、正しく事実を捉え、真実を追求してそれを衆目に晒す(メディアに乗せる)活動を続けていけば、全てでは無いにしても不正があれば正されることもあるだろうし、社会の制度に問題があれば改正のキッカケを与えることも出来るかもしれません。ジャーナリズムにはそういった力があると思っていますが、だからと言って常に最初から「何か不正があるんじゃないか?」という疑いの目でスクープを狙うような行動がジャーナリストの本来の姿とは思っていません。自動車とは関係がありませんが、「報道の自由」という自らの権利を盾に、例えば犯罪加害者の家族や、被害者の権利をないがしろにするような強引な取材を平気で行う人たちをボクは支持しません。
ボクがジャーナリストに期待するのはあくまでも上記の通りでシンプルです。
そして自動車ジャーナリストに期待する事もまた、専門分野が自動車にまつわることに限定されるという点以外は全く同じです。
ボクの云わんとするところが理解頂けたかな?A^_^;)
と・こ・ろ・が、、、!d(^_^;)
現実の話としてボクはもう15年近く前から、彼らに何かを期待するを諦めてしまいました(爆)。
その個人的な理由は別途ブログに書きますが、例えばここまでのボクの主張(ジャーナリストへの期待)に多少なりとも同意出来る人は、期待に応えてくれそうな自動車ジャーナリストなる人たちを具体的に何人くらいイメージ出来ますか?というのはボクの素直な疑問です(^^;)。
具体的な彼らの過去の実績(実態か?w)を紐解くまでもなく、冒頭に紹介した複数の騒ぎや、それに関連して書かれた陳腐な記事を見るにつけ、彼らに何かを期待するなんてとても無理なんじゃないかと、、、思えません?A^_^;)
自動車にまつわる話題は今回ボクがたまたま取り上げた燃費に限らず、排ガス問題、交通事故、税金ほか、我々消費者にかかわりの深い様々なテーマがあります。何も新車に乗って良し悪しを語るだけが仕事じゃないでしょ?と言いたいところですが、ここは百歩譲りましょう(苦笑)。
メーカーから依頼を受けて新型車(新商品)を評価する。それが結果的に絶賛の嵐になって、まるでお金を貰って広告宣伝をしているように見えたとしても、そのこと自体を取り上げてボクは否定や非難をしようとは思いません。その絶賛が事実に基づくモノであれば、それはまだ報道の範疇だと思うからです。
しかし不満点がほとんど書かれなかった事実に対して、真実が「メーカーからお金を貰っている以上は不満点を書けない」或いは「継続的にそういった仕事を貰うためには新商品の不満点を発売直後には指摘出来ない」というのであれば、それはもう報道ではありません。
こんな記事を紹介しましょう。
【日産 デイズ ルークス 試乗】驚異的な燃費性能、高速走行も得意…青山尚暉
読んで貰えば解かる通り「驚異的」と形容しているのはカタログ燃費です(苦笑)。したがってそのカタログ燃費が不正に捏造された数値と発覚した時点で、この記事は全く意味(価値)を失いました。単にメーカーの説明をそのまま鵜呑みにして文章を並べる行為がジャーナリズムとは言えない実例です。
それは只の宣伝(propaganda)であり、不正が行われていた燃費性能を誇張している点ではプロモーション(奨励、高揚、促進)活動とすら云えます。
別に青山氏に恨みがあるワケでは無いのですが、実に解かり易い好都合な実例なので、、、(^^;)
引っくり返せばこんな事例はいくらでも出てきそうですが、我々消費者だってバカではありません。
・その記事に書かれる事実はメーカーのカタログの通りで真実には全く届いていないただの宣伝。
・それを書いている人たちが「我々は自動車ジャーナリストであり、これが仕事だから」と社会通念を平気で逸脱する暴走行為を厭わない。
・更に不幸にして他界した仲間(事実)に対して、事故の真相(真実)に迫ろうという輩は皆無に等しい。
そんな人たちの書き物を、いつまでもありがたがる消費者が居るのか?なんて想像したら、彼らは恐ろしいとか思わないんでしょうかね?(苦笑)
そんな人たちを「ジャーナリスト」と呼称するのは、ボクは非常~~~に違和感があるんですね♪
随分と厳しい主張のように思われるかもしれませんが、別に感情的になっているワケではなくって結構淡々と書いてます(^_^;)。
結構長くなっちゃいましたが、ボクが個人的に自動車評論家と決別した経緯は次回(^.^)b
少し興味を持ってネットを徘徊していたら、ここ1ヶ月に渡って自動車評論家と名乗る人たちが結構、世間を騒がせていたことを知りました。
・伊勢志摩で行われていたジャガー・ランドローバー・ジャパン主催の新車試乗会で複数の自動車評論家が暴走行為を繰り返していたらしい
・日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)が伏木悦郎氏を除名処分にした
・カー・オブ・ザ・イヤー選考委員の自動車評論家・森野さん、ポルシェで事故死
色々な記事を読み進めていく内に、日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)なるものの存在も知りました(苦笑)。
更に一連の不祥事(?)に関連してか、なんでもバラエティ自動車評論家と自称しているらしいある自動車評論家の書いたこんな記事も読みました。笑っちゃいましたが(^^;)
自動車評論家、自動車ジャーナリスト、モータージャーナリスト、呼び方は色々あるようで、この3つが単なる呼称の違いか、実は微妙に異なる職業なのか、も定かではないものの、ちょっと思うところを書いてみようと思いました。
先ず改めて「ジャーナリスト」という言葉をWikipediaで調べてみたところ、記事に問題が有る旨の注記が冒頭にありながらも、なかなか面白い(興味深い)記述がありました。
このことからも、どうもジャーナリストという職業は、特に日本では問題が多い(定義が曖昧)ようですね(苦笑)。「基本的にはメディアに寄稿する人の事を指す」という部分は明確ですが、寄稿する内容は基より、必要な教育、必要とされる個人の資質、或いは実績などは不明確、要は本人が自称しさえすれば誰でもジャーナリストになれてしまうようです。
みんカラもある種のメディアですから、そこにブログを寄稿している皆さんが仮にジャーナリストと自称しても、法的に詐称にはならないようですょ(笑)。
どうもそういうことのようですが、我々一般消費者は報道・ジャーナリズムに期待するモノがあり、それらに携わるジャーナリストにも当然それに沿った役割期待があります。このブログを読んでいる皆さんも、例えばTVのニュース、新聞や雑誌にご自身が「期待」しているモノってありますよね?改めて問われなければ意識はしていないかもしれませんが。
ボクが考える「ジャーナリストとは?」の解は、そのままボク個人がジャーナリストに期待している役割であり機能ですが、恐らく多くの人に違和感は無いと思います。
それは一言で云えば
「真実を伝えること」
です(^-^)b。
ただここで言う「真実」という言葉の定義など、哲学的に厄介というか解り難いと思うので、ボクの意図をより正確に表現をするなら
ジャーナリスト=「事実を伝え、真実に迫る人」
の方が良いと思います?(^^;)うむ、なるほど!って思うでしょ?w
ところが「事実」と「真実」の違いって何?とか始まるとまた長くなっちゃうので、丁度三菱自動車の燃費不正の報道があったので、コレをネタにボクの言わんとするところを解説します。
もしかしたら真実を「真理」或いは「真相」と表現した方が腹落ちする人は多いかもしれませんね(^^;)。
最新の軽自動車の実際の燃費性能はカタログ(JC08)燃費の50%台半ば~60%強でした。
参考情報はコチラ:三菱燃費不正問題を実燃費データから検証する
これが「事実」ですね。
記事は三菱自動車の不正発覚後に書かれたものですが、なるほど確かに該当の4車種はライバルに比べて一段低い実績値であることが判ります。しかしもっとも数字の良いライバル車種でもカタログ値の63.2%に過ぎません。
これも事実です。
本来カタログに記載されるデータは、そのクルマの性能を正しく表して欲しいものです。それが購入の判断材料になるワケですから、嘘の性能データなどを掲載されては我々消費者は困ってしまいますが、実燃費がカタログ値に届かない理由、真実はどこにあるのでしょう?って思いません?(^_^;)
改めて事実に目を向けてみると、
・軽自動車は実際の燃費がカタログ燃費の55%~63%程度である
・ホンダ、スズキ、ダイハツの燃費性能はほぼ互角ながら、三菱車は大きく劣る
ということが見えてきます。カタログに掲載されている性能の5割半ばから6割強しか実際の性能が無いとなれば、我々消費者にとっては大問題(苦笑)なワケですが、三菱車が押し並べて性能が低いことも奇異に映りますよね?d(^.^)
で、三菱車の燃費性能が低いのは「不正をしていたから」という真実が今回、明らかになったワケですが、残念ながらジャーナリズムによって明らかになったワケではありませんでしたし、ライバル車が6割強の性能しかない真相は、ここまでではまだ闇の中です(^^;)。
もしどっかの誰かwが最新の軽自動車の燃費性能を題材に、紹介したresponce.jpの記事のような事実を明らかにすれば、三菱車の性能劣後が自然に浮かび上がります。それを単に「三菱の軽は実燃費が悪い」と切り捨てるならシロートだって出来ます(笑)が、専門家らしい考察を加えた結果、ライバル車と同等のカタログ燃費を載せられるのはおかしくないか?という疑問にまで辿り着けば、
①最新の軽自動車の実燃費は概ねカタログ燃費の60%強だが、三菱自動車の製品は55%と低い
②三菱自動車の製品がライバル他車と同じようなカタログ燃費を謳えるのはおかしい
までは言えるでしょう。①は事実。②は彼が辿り着いた真実です。残念ながらメーカーの不正にまでは辿り着けていませんが、それは大きな問題ではありません。なぜなら彼の主張(性能の劣る製品が優れた製品と同じ燃費性能をカタログに掲載出来るのはおかしい)が真実であるならば、それによって不利益を被る利害関係者は絶対に黙っていないからです。OEM供給を受けている日産自動車などは筆頭でしょう。そしてもしそこに不正行為が存在すれば、自ずと炙り出されてくることもあるでしょう。今回のように。
このどっかの誰かwがボクが期待する自動車を専門とするジャーナリストの姿です。
あくまで事実を明らかにした上で、真実に迫ること。
どっかの自称バラエティ自動車評論家なる人が書いたような、自ら不正の証拠を掴んで告発する、なんてことは全く期待していません。いませんが、正しく事実を捉え、真実を追求してそれを衆目に晒す(メディアに乗せる)活動を続けていけば、全てでは無いにしても不正があれば正されることもあるだろうし、社会の制度に問題があれば改正のキッカケを与えることも出来るかもしれません。ジャーナリズムにはそういった力があると思っていますが、だからと言って常に最初から「何か不正があるんじゃないか?」という疑いの目でスクープを狙うような行動がジャーナリストの本来の姿とは思っていません。自動車とは関係がありませんが、「報道の自由」という自らの権利を盾に、例えば犯罪加害者の家族や、被害者の権利をないがしろにするような強引な取材を平気で行う人たちをボクは支持しません。
ボクがジャーナリストに期待するのはあくまでも上記の通りでシンプルです。
そして自動車ジャーナリストに期待する事もまた、専門分野が自動車にまつわることに限定されるという点以外は全く同じです。
ボクの云わんとするところが理解頂けたかな?A^_^;)
と・こ・ろ・が、、、!d(^_^;)
現実の話としてボクはもう15年近く前から、彼らに何かを期待するを諦めてしまいました(爆)。
その個人的な理由は別途ブログに書きますが、例えばここまでのボクの主張(ジャーナリストへの期待)に多少なりとも同意出来る人は、期待に応えてくれそうな自動車ジャーナリストなる人たちを具体的に何人くらいイメージ出来ますか?というのはボクの素直な疑問です(^^;)。
具体的な彼らの過去の実績(実態か?w)を紐解くまでもなく、冒頭に紹介した複数の騒ぎや、それに関連して書かれた陳腐な記事を見るにつけ、彼らに何かを期待するなんてとても無理なんじゃないかと、、、思えません?A^_^;)
自動車にまつわる話題は今回ボクがたまたま取り上げた燃費に限らず、排ガス問題、交通事故、税金ほか、我々消費者にかかわりの深い様々なテーマがあります。何も新車に乗って良し悪しを語るだけが仕事じゃないでしょ?と言いたいところですが、ここは百歩譲りましょう(苦笑)。
メーカーから依頼を受けて新型車(新商品)を評価する。それが結果的に絶賛の嵐になって、まるでお金を貰って広告宣伝をしているように見えたとしても、そのこと自体を取り上げてボクは否定や非難をしようとは思いません。その絶賛が事実に基づくモノであれば、それはまだ報道の範疇だと思うからです。
しかし不満点がほとんど書かれなかった事実に対して、真実が「メーカーからお金を貰っている以上は不満点を書けない」或いは「継続的にそういった仕事を貰うためには新商品の不満点を発売直後には指摘出来ない」というのであれば、それはもう報道ではありません。
こんな記事を紹介しましょう。
【日産 デイズ ルークス 試乗】驚異的な燃費性能、高速走行も得意…青山尚暉
読んで貰えば解かる通り「驚異的」と形容しているのはカタログ燃費です(苦笑)。したがってそのカタログ燃費が不正に捏造された数値と発覚した時点で、この記事は全く意味(価値)を失いました。単にメーカーの説明をそのまま鵜呑みにして文章を並べる行為がジャーナリズムとは言えない実例です。
それは只の宣伝(propaganda)であり、不正が行われていた燃費性能を誇張している点ではプロモーション(奨励、高揚、促進)活動とすら云えます。
別に青山氏に恨みがあるワケでは無いのですが、実に解かり易い好都合な実例なので、、、(^^;)
引っくり返せばこんな事例はいくらでも出てきそうですが、我々消費者だってバカではありません。
・その記事に書かれる事実はメーカーのカタログの通りで真実には全く届いていないただの宣伝。
・それを書いている人たちが「我々は自動車ジャーナリストであり、これが仕事だから」と社会通念を平気で逸脱する暴走行為を厭わない。
・更に不幸にして他界した仲間(事実)に対して、事故の真相(真実)に迫ろうという輩は皆無に等しい。
そんな人たちの書き物を、いつまでもありがたがる消費者が居るのか?なんて想像したら、彼らは恐ろしいとか思わないんでしょうかね?(苦笑)
そんな人たちを「ジャーナリスト」と呼称するのは、ボクは非常~~~に違和感があるんですね♪
随分と厳しい主張のように思われるかもしれませんが、別に感情的になっているワケではなくって結構淡々と書いてます(^_^;)。
結構長くなっちゃいましたが、ボクが個人的に自動車評論家と決別した経緯は次回(^.^)b
Posted at 2016/04/22 20:32:43
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