フェリーに乗るため鶴賀まで。
先輩と一緒に北海道まで渡るつもりだったが身内の不幸のため急遽途中で降りる。
23時半にフェリー乗り場着。
誘導のおっちゃんに車高が低いなら段差の少ないトラック用甲板に入れるがと言われたが、上で問題ないと思うと答え上甲板へ。実際何の問題もなかった。
S2000数台やRX-7サバンナがいたが、トラック用甲板に入ったようだ。

0:40乗船完了。
ウイスキー呑んですぐ寝る。
八時過ぎ起床。
レストランで朝食。
朝食後、朝から酒呑んで本を読む。
船内浴室で入浴。酒呑んで昼寝。
20時過ぎ苫小牧東港着岸。
飲んだくれて寝ていたためか意外と時間かからなかったという印象。
甲板に出ると意外と寒い。車載気温計では17度。

寝過ぎてほとんど眠くないので小樽まで走ることにする。
ナビはすぐに測位し、現在地を指す。北海道は広いのでいつもの縮尺では全く状況をつかめない。いつもより数段階広域表示に。
片側3車線の広い国道と、道沿いのデカイ看板を見て何故かトルコのハイウェイを思い出した。
確かあの時は宿代と交通費を両立するために夜行バスで移動していたんだった。
"旅に出た"と言う環境が整ったものの、肝心の気持ちがついてこない。周りが暗いせいもあるのか、北海道にきたという確かな実感が湧かない。ここ実は愛知なんですよと言われても、あやっぱりそうなの？って答えてしまいそうな気がする。途中札幌市内を抜ける。ここは都会なので余計に自分がどこにいるのかわからなくなった。
小樽近郊のパーキングエリア(北海道には一定の距離ごとに駐車帯がある)にて車を停め、仮眠をとる。

小樽に来た理由は日本海側に沿って一路宗谷岬を目指そうと決めたためだ。そのためにも夜のうちにここまで進出しておくのは都合がいい。
早朝からやっている店でウニイクラ丼でも食べようという魂胆もあった。
朝三時半に目が覚め、港では美しい朝日が拝めた。

朝からウニイクラを食べる。やっぱりうまい。
だが気持ちは相変わらず"旅モード"ではなく"通常モード"。
コンビニに寄り、コーヒーを買って戻るとバイクに囲まれていた。いかにも北海道なバイクの積載物。

国道231号を北上。
日本海側の海岸線を見渡せる高台へ出た。
今さらながら旅に来たという実感が出てきた。
こんな雄大な景色は流石北海道。
記念に一枚。

日本海側の町、増毛まではこのような断崖絶壁をくり抜いたトンネルが続く。また海岸線も断崖絶壁。

トンネルを抜ける。
この先には何があるのか。