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まとめ記事(コンテンツ)
やらわか洗車さん
2013/08/07
ロードスターの北海道ツーリング⑩
1
キャンプを張った中標津に、開陽台という場所がある。
ものすごく眺めの良い場所で、“地球が丸く見える”ほど見晴らしがいい、ライダー憧れの地だという。
朝5時半に起き開陽台に向かうが、この日はあいにくの霧雨。
展望台には誰もいないが、ダメもとで登ってみる。
するとどうだろう、霧に覆われた開陽台、突如雲が流れ、その雄大な景色の一端を垣間見せてくれた。
ものすごく眺めの良い場所で、“地球が丸く見える”ほど見晴らしがいい、ライダー憧れの地だという。
朝5時半に起き開陽台に向かうが、この日はあいにくの霧雨。
展望台には誰もいないが、ダメもとで登ってみる。
するとどうだろう、霧に覆われた開陽台、突如雲が流れ、その雄大な景色の一端を垣間見せてくれた。
2
ちなみに、快晴の開陽台からの風景はWikipediaで確認できる。
今日見たのはそういう“正式な風景”ではなく、雲が流れ、鳥が鳴き、遠くの方で犬の吠える声がする、生の“牧場の朝の風景”。
旅行ガイドに書いてあることをそのまま確認するのが旅ではない。
目の前に広がっている風景をよく眺め、集中するのが重要だと思う。
時刻はまだ朝6時。野付半島を目指す。
今日見たのはそういう“正式な風景”ではなく、雲が流れ、鳥が鳴き、遠くの方で犬の吠える声がする、生の“牧場の朝の風景”。
旅行ガイドに書いてあることをそのまま確認するのが旅ではない。
目の前に広がっている風景をよく眺め、集中するのが重要だと思う。
時刻はまだ朝6時。野付半島を目指す。
3
地図には「道の両側は海」と書かれていた。
それを聞くと、何となく明るい風景を想像しがちだ。
だがこの日は曇りがちの天気で、しかもゴーゴーと風が強い。
野付半島は将来近いうちに砂州および道路が海水により切断され半島ではなく島となるとも言われている。
江戸時代は栄えていて集落等もあったと言うが、今は大きな町もなく最果ての地という印象。
目の前には北方領土の国後島を望む。
北方領土返還を呼び掛ける看板が立っていた。
何となく寂しげで、張り詰めた空気のところだ。
屈強な男たちが、厳しい顔をして、漁だろうか、海岸で作業していた。
それを聞くと、何となく明るい風景を想像しがちだ。
だがこの日は曇りがちの天気で、しかもゴーゴーと風が強い。
野付半島は将来近いうちに砂州および道路が海水により切断され半島ではなく島となるとも言われている。
江戸時代は栄えていて集落等もあったと言うが、今は大きな町もなく最果ての地という印象。
目の前には北方領土の国後島を望む。
北方領土返還を呼び掛ける看板が立っていた。
何となく寂しげで、張り詰めた空気のところだ。
屈強な男たちが、厳しい顔をして、漁だろうか、海岸で作業していた。
4
この地域は昔原生林だったという。
ところが半島周辺が地盤沈下し、海水が浸入し、立ち枯れの森となったらしい。
年々海水に浸食されたトドマツが幻想的な景色を見せる。
これらの松も減っているという。
今と同じ風景が10年後もそうだとは限らないのだ。
ところが半島周辺が地盤沈下し、海水が浸入し、立ち枯れの森となったらしい。
年々海水に浸食されたトドマツが幻想的な景色を見せる。
これらの松も減っているという。
今と同じ風景が10年後もそうだとは限らないのだ。
5
半島の先は立ち入り禁止。
自然保護とぬかるんでいて先まで行くのは徒歩しかないという。
原っぱが広がっていて、名も知れぬ花が咲いていた。
遠くには伝統的な漁に使う帆船、打瀬舟が見えた。
野付半島を引き返し、根室半島に行くことに。
写真は途中の海岸沿いにて。
こんな最果ての地にも色とりどりの花が咲いていてそれほど退屈しない。
むしろこんな過酷な場所の、短い夏で咲く姿に感動する。
自然保護とぬかるんでいて先まで行くのは徒歩しかないという。
原っぱが広がっていて、名も知れぬ花が咲いていた。
遠くには伝統的な漁に使う帆船、打瀬舟が見えた。
野付半島を引き返し、根室半島に行くことに。
写真は途中の海岸沿いにて。
こんな最果ての地にも色とりどりの花が咲いていてそれほど退屈しない。
むしろこんな過酷な場所の、短い夏で咲く姿に感動する。
6
ここが根室半島の先、納沙布岬。
到着と同時に付近は晴れてきた。
灯台の下にはトーチカのような野鳥観測所があって、付近の岩礁や北方領土を見ることが出来る。
観測所には先客がいた。
長旅の途中であろう、初老の夫婦のバイク乗り。
隣に座り、双眼鏡を持って、覗きこむ。
歯舞諸島の一島、平べったい水晶島がはっきり見えた。
到着と同時に付近は晴れてきた。
灯台の下にはトーチカのような野鳥観測所があって、付近の岩礁や北方領土を見ることが出来る。
観測所には先客がいた。
長旅の途中であろう、初老の夫婦のバイク乗り。
隣に座り、双眼鏡を持って、覗きこむ。
歯舞諸島の一島、平べったい水晶島がはっきり見えた。
7
島を見るだけなら肉眼でも十分。
双眼鏡で見ると歯舞諸島には灯台なのか、塔が見えた。
何となく、あっちからもこっちを見ているようで、友好的な感じはしない。
初老の夫婦は寡黙そうだったが、話しかけると様々な話をしてくれた。
大型バイクでこうして何度も北海道に来て旅をしているという。
天気があまり良くないのが、心配という。
ほら、その岩の先を見てみ、と言われたので双眼鏡で覗く。
岩の先には昆布がびっしりと生えていた。
海資源は相当豊富らしい。
双眼鏡で見ると歯舞諸島には灯台なのか、塔が見えた。
何となく、あっちからもこっちを見ているようで、友好的な感じはしない。
初老の夫婦は寡黙そうだったが、話しかけると様々な話をしてくれた。
大型バイクでこうして何度も北海道に来て旅をしているという。
天気があまり良くないのが、心配という。
ほら、その岩の先を見てみ、と言われたので双眼鏡で覗く。
岩の先には昆布がびっしりと生えていた。
海資源は相当豊富らしい。
8
灯台の近くの定食屋ではサンマ丼と花咲ガニの鉄砲汁を食す。
実にうまい。
ちんたらとカニの身を取っていると、店の奥さんに
「兄ちゃん、カニの食べ方大丈夫やね?」
と心配されてしまった。
きちんと身を取り食べきると、綺麗に食べたねと褒められた。
相当手際が悪かったのか。
先ほどの夫婦が店に入ってくる。
「晴れてきましたね」と声をかけると、今まで笑わなかった旦那が笑顔で満足げにうなずいた。
実にうまい。
ちんたらとカニの身を取っていると、店の奥さんに
「兄ちゃん、カニの食べ方大丈夫やね?」
と心配されてしまった。
きちんと身を取り食べきると、綺麗に食べたねと褒められた。
相当手際が悪かったのか。
先ほどの夫婦が店に入ってくる。
「晴れてきましたね」と声をかけると、今まで笑わなかった旦那が笑顔で満足げにうなずいた。
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