まとめ記事(コンテンツ)

2017/11/02

R-2にヤラレタ 第2話

シトロエン2CV乗りだった私が、いかにしてR-2を持つに至ったか、

「R-2の魅力」という視点からダラダラと記す連続企画?

その第2話 デス


ヒマ潰しにどうぞー

・・・

予期していなかった試乗の機会に恵まれ、興奮しつつセルを回す。

一発始動!

「バンバンバンバン、ボロンボロン・・」
音と振動が結構デカく、低音が響いてくる。

2CVも空冷2気筒だったので、R-2が静かとは決して思っていなかったけれど、想像を超えていた。レベルが違う。

自宅で暖気運転したら、ご近所さんがみんな顔出すのではなかろうか?

そういえば2ストロークだった。
初体験。


アイドリング時の吸排気脈動が、耳とお尻と腰をダイレクトに刺激してくる。これが4ストとの差か。

空ぶかしで回転を上げると、高く乾いたエンジン音が立ちあがって来て、脈動と主役を交代しながら変化していく。

いいわあ、これ!
(今回のヤラレたポイントはココ)

シフトレバーをローに入れようとしたところ、微かな引っかかりを感じる。シンクロ弱め?

そこは慌てず、ダブルクラッチの要領でクラッチを切り直したら、スッとレバーが吸い込まれた。

クラッチのミートポイントを探りながら恐る恐る発車。道路へとソロソロ動き出す。

前進、後退をしながら切り返し・・・



ハンドルが軽いー!

2CVは、中央の遊びが大きくて切り始めが重く、切り込んでいくと最後に軽くなる感じでしたが、R-2は、全体に拍子抜けするほど軽い。

しかし、過剰アシストのパワステみたいな、手のひらグールグル、擦り切りオーケーという軽さとは全く違う。

ハンドルの細いグリップを通じて、タイヤが接地面をにじっている感じが伝わる紛れも無いノンパワ、なのに軽い。
操舵輪の上にエンジンが無いって、こういうことでしたか。

うーむ、未体験ゾーンだらけだ。




道路に出た。

途端に、最初に感じた着座位置の低さが気のせいではなかったと悟る。



(写真は再現)

停止時、ミラーには、後続車のフロントグリルか、せいぜいドライバーの胸あたりまでしか見えない。ミニバンなんかが後ろについたら、壁ですよ、壁!

シャイな私は顔を見なくで良いので気が楽だけれど、よそ見をされて突っ込まれる予兆は掴みにくい。
御カマをお掘りあそばされても、甘んじて受け入れるしかない運命なのか (笑)




さあ、試乗はついに路上へ!

そこに待ち受けていたのは・・・

つづく




Posted at 2017/11/02 21:33:01

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