まとめ記事(コンテンツ)

2018/04/07

WRX STI(VAB D型)インプレッション ③:約4ヶ月所有してみて

WRXSTI(D型)が納車されて約4ヶ月。
少し気がついたことを書いてみようと思います。







※完全に個人的な主観で書いておりますので、
人によってはお気を悪くするところもあるかもしれませんが予めお断りしておきます。


普段仕事で乗っているNXから休日のドライブを楽しむためSTIに乗り換えると
違いは一目瞭然。



まずは目線の低さ。やはりこの車はスポーツカーなんだなとここから実感します。

またNXではコンソールに数々のハイテク装備を操作するためのタッチパッドや
スイッチが整然と設置されていますが、
STIではシフトレバー、パーキングブレーキというオーソドックスな機器の配置。
そして中央にSI-DRIVEのダイヤルボタンが設置されているのがSTIであることを示す
アイデンティティでもあります。



そしてエンジン始動。



プッシュスタートスイッチを押すと大きな咆哮を上げEJ20が始動し、
室内にも重低音が響いてきます。
少しだけ暖機運転をして回転数が落ち着いてきたところでシフトレバーを1速に入れて、
ゆっくり発進。
やはり高回転型ターボエンジンなので低速トルクはそこまでありませんが、
2000回転弱も回せば平坦路ではスルスルと走り出せます。
そこからテンポ良くギアチェンジをして他の車の流れに乗れるように加速していきます。
クラッチはWRX STI(VAB C型)より軽くなったとは言え、やはりちょっと重い。
ただギアの入りはWRX STI(VAB C型)よりギアが入りやすくなっていて運転しやすくなっています。
※以下、WRX STI(VAB D型)を後期STI、WRX STI(VAB C型)を前期STIとします。

その間も室内には盛大にいろいろな音が入ってきます。
エンジン音は勿論の事、油圧パワーステアリングの音、そしてロードノイズ。
そしてハンドルから、シートから伝わる接地感。
それはまるで路面を引っ掻きながら走っているような感触。



コーナリングではまるで鋭い剃刀で切っていくように車が曲がっていきます。



前期STIでは良くも悪くも無理矢理ねじ伏せるように曲がっているような感触でしたが、
後期STIはノーズが軽くなってすっと入っていくような感触です。
これも改良された新型DCCDの効果なのでしょうね。



シートはやはり後期STIでメーカーオプション設定されたRECAROシートの方が
座り心地、体のホールド感共に上です。



前期STIのシートも悪くなかったですが、RECAROだと腰にもお尻にも優しいことは
ちょっとしたドライブでも違いが出てきます。
またシートの真ん中にある「REACARO」のロゴもかっこいいです(笑)

そしてブレーキの効きの良さも凄い。
そこそこの速度でも踏めば何事も無かったかのように「ピタッ」と車体が止まります。
前期STIよりブレーキが強化されていますが、高速道路を流すぐらいではあまり違いは無いでしょう。


前期STIより全体的により走りが研ぎ澄まされた感があり、さらに乗りやすくなっています。
ストイックさでは前期STIの方が上かな?
ただ私のような素人ドライバーならどちらであっても使い切れる訳ではないので、
どちらも十分「ストイック」な車だと思います。




STIを運転していて改めて感じるのは「運転はスポーツ」であるという事。

例えばNXでは数々の先進装備が運転を「補助」してくれます。



トランスミッションがATという違いも大きいですが、
安全装備であるLEXUS SAFETY SYSTEM+など。
例えばレーンディパーチャーアラートなら車線を逸脱しようとすると
ステアリング振動や警報音、ディスプレイで警告をしてくれます。
またプリクラッシュセーフティシステム、パーキングサポートブレーキでは
危険を感知したら自動でブレーキをかけてくれます。
またレーダークルーズコントロールでは高速道路で前の車との車間を保ったまま
定速走行をしてくれます。
危険を「知らせる」と共に運転を「補助してくれる機能」が搭載されています。
また他にもパーキングブレーキも電動化、しかもオートにしておけば
シフトレバーをPに入れるだけで自動でブレーキをかけてくれます。
まさに至れり尽くせり。



逆にSTIではアドバンスドセイフテイパッケージで危険を知らせる装置はありますが、
基本的にはどれも「手動」です。



ギアチェンジ1つきちんとしなければまともに加速しませんし、
パーキングブレーキはしっかりかけておかないといけません。

ただ慣れてくると思いのままに走らせることができるのは間違いなくSTIの方。
そもそも自分で考えてギアチェンジをしないといけないということは逆に言えば、
機械任せでは無く自分の好きなように出来るということ。
両手両足を駆使して車を操る感覚を味わえるのはSTIならではの特権だと思います。

かといってSTIがローテクな車というわけでも決してありません。
例えばDCCD。
スバルでもSTIにのみ装備されていますがセンターデフに差動制限力を任意に変更でき
車の挙動を変化させる事が出来ます。
AUTOモードに加え、完全手動のMANUALモードも備えています。

走りに関する部分はやはり力が相当入っていますね。


そもそもSTIとNXでは方向性も求める物も全く違う車なので比較すること自体
ナンセンスなのですが、改めて見てみると違う車だなと思います。
例えるならSTIは「戦闘機」、NXは「ハイテク装備のプライベートジェット」のような違い(笑)




ちょっと話が逸れましたが、やはりSTIは独特の世界観を持っている車だなというのが
D型を所有して約4ヶ月、C型から含めて約1年所有した私の感想です。



低速トルクはあまり無いが、回すとドカンとやってくるEJ20ターボエンジン、
そして油圧パワステの音(結構大きいのでディーラーに確認したところこんな物とのこと)、
エンジン音からいろんな音が盛大に入ってくる室内。
ハンドルからお尻からビンビンに伝わってくる路面の情報。

他の車ではこれらは「短所」になるような部分が
個人的にSTIでは「特長」として感じることができること。
そしてそれら「特長」は全て走行性能を高めるために存在しているのが
このWRX STIという車だと思います。

唯一の短所はドライバーである「私」(笑)
要するにまだまだ乗りこなせていなくて嫁さんからも助手席に乗ることを嫌がられてしまう始末。
あと私自身もまだ長距離を走れる程技量が無いので、まだまだ鍛錬あるのみです。
鍛錬と書くと何か厳しそうなイメージがありますが、仕事の合間にあちこちドライブに行く、
それで十分鍛錬になっています(笑)

あまりインプレッションになっているようななっていないような文章になってしまいましたが、
最後までお読み頂きありがとうございました。
Posted at 2018/04/07 14:43:58

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