まとめ記事(コンテンツ)

2015/09/26

積極的省エネ運転のススメ!加速編

省エネ運転て言うと、
アクセル踏むな!   .
   スピード出すな! . 
      ブレーキかけるな!

と、消極的な”我慢大会”になってしまいます。

もっと、データを駆使した、積極的な省エネ運転の方法はないか考えてみました。



 図は、かつて乗っていたKP61のカタログから取り込んだものです。
 昔のカタログには、エンジンの出力特性、軸トルク特性のほかに、燃料消費率のグラフが描かれていました。
 燃料消費率のよい回転領域を積極的に使えば、少しでも稼げるような気がします。

 この K-Ⅱレーザー型エンジンでは、最低燃料消費率が4000rpmで発生しています。
 トルクのピークは、3600rpmです。
 加速の時には、3000rpm~4200rpm あたりを積極的に使い、巡航速度に届いたらなるべく高いギアでエンジンの回転を押さえて走る走り方がよさそうです。

 ゆっくり加速で、燃料消費率が悪いところを長時間かけて加速する走り方が”省エネ”とは言いがたいような気がします。

次は、走行性能図曲線を見てみましょう。
車種はKP61です。



 駆動力(トルク×ギア比)と走行抵抗の関係や各ギアの回転数と速度の関係が分かりやすくあらわされています。
 これを基に、高速道路での本線同流の事を考えてみると、
   2速で、60km/h(4200rpm) まで加速し3速へシフトアップ
   3速で、100km/h(4200rpm)まで加速して
      (4速をとばして)5速へシフトアップして巡航。
という走り方になります。

 最近のクルマのカタログには、燃料消費率が載っているものをあまり見ません。
 トルクのピークは、燃料消費速度やカムプロフィールからそのエンジンの最高効率を示しているものだと考えます。
 ガソリンの燃焼速度を考えると(1気筒当たりの大きさにもよりますが)3000rpm前後からトルクピークあたりを使用するのが効率が良いのではないかと思います。

 いろいろ考えて走るのは楽しいですが、どの道を通っても行きつく速度が同じであればあまり変わらないかもしれません。


 話は変わりますが、走行抵抗 0% のラインと駆動力のラインの交点を見ると、4速の方が5速よりも高いスピードで交わっています。
 つまり、4速で最高速度が出るということです。
 最高速度が出るギアがトップですから、4速がトップ、5速はオーバートップということになります。

Posted at 2015/09/26 14:44:32

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