まとめ記事

ＬＥＸＵＳ　ＲＣＦ　エンジン強化　（部品編）

2018/10/07 10,800

ＬＥＸＵＳ　ＲＣＦ　エンジン強化　（部品編）２０１８年（平成３０年）１０月時点で、世界唯一（筆者調べ）のＬＥＸＵＳ　ＲＣＦ　ツインスーパーチャージャー化となります。東京オートサロン２０１６に出展した、シングルスーパーチャージャー仕様（約６００馬力） https://minkara.carview.co.jp/summary/1281/ では満足できず、さらなる高出力を求めて製作。シングルＳ／Ｃ時にはノーマルであった・エンジン本体（２ＵＲ－ＧＳＥ　５．０Ｌ　Ｖ８）・８速ＡＴ（ＡＡ８０Ｅ）の強化から開始しました。製作期間：約３年費用：1,100万円

ＬＥＸＵＳ　ＲＣＦ　エンジン強化　（部品編）
戸田レーシング鍛造ピストン

【総評】 LEXUS RC F用として製品化されているものでないため、純正ピストン（鋳造）をサンプルとして送り、鍛造にて特注製作。自然吸気⇒スーパーチャージャー化に伴い、圧縮比を下げる為、ハイトは下げてあります。【満足している点】【不満な点】

出典：SkyBlueさん
J＆K ハイリフトカムシャフト加工

【総評】純正カム４本（IN,EX　左右バンク）を１）ハイリフトカムシャフト加工２）リン酸マンガン皮膜処理（パルホス処理）＋二硫化モリブデンショット＋WPC処理【満足している点】【不満な点】

出典：SkyBlueさん
CP-CARRILLO Ｈ断面　鍛造コンロッド

【総評】２ＵＲ－ＧＳＥ用純正コンロッド（Ｉ断面　鍛造）をサンプルとして、米国　CP-CARRILLO社に送付。「８００馬力以上、トルク１００ｋｇ以上に耐えること」という条件を付け、Ｉ断面より強度面で有利なＨ断面　鍛造にて特注製作。製作期間　実に４カ月。【満足している点】【不満な点】

出典：SkyBlueさん
Ｊ＆Ｋ強化シリンダブロック

【総評】オープンデッキ構造の弱点である「シリンダーライナー上部の振動」対策として製作。ライナーとブロック間にピンを圧入。１気筒あたり６～７本。（計：５２本）キツめに圧入してあるため、ライナーが押されてごくわずかに歪みます。その歪みをホーニングにて除去。さらにブロック上面を研磨。純正メタルガスケットとの密着性を高めています。【満足している点】【不満な点】

出典：SkyBlueさん
Ｊ＆Ｋクランクシャフト　ダイナミックバランス

【総評】ダイナミックバランス【満足している点】【不満な点】

出典：SkyBlueさん
Ｊ＆Ｋ（ＪＳＴ株式会社）ＲＣＦ用ＥＣＵ

日本仕様ＬＥＸＵＳ　ＲＣＦ用のチューニングＥＣＵです。他国仕様（北米等）のＲＣＦ用チューニングＥＣＵはありましたが、それを日本仕様ＲＣＦに接続してもエラーとなり、機能しません。日本仕様ＲＣＦの燃調、点火時期、フェイルセーフ抑制などを「ＥＣＵ書き換え」により世界で初めて可能とした、Ｊ＆Ｋ（ＪＳＴ株式会社）のオリジナル商品。過給器装着で６００馬力を超えるチューニングを施す場合、エアフロセンサー（Ｈｚ）等をサブコンではごまかしきれません。 (ECUが流入空気量異常と判断し、電子制御スロットルを閉じてしまう）ＥＣＵ内の許容範囲（上限）を直接書き換えることで、初めて６００馬力超のハイチューンが可能となります。

出典：SkyBlueさん
Ｊ＆Ｋ（JST株式会社）オリジナルリヤマフラー

ワンオフ製作（材質：ステンレス）いわゆる「車検対応」マフラーは、タイコ内が隔壁構造となっており、過給器化により増大した背圧を下げきれず、いわゆるフン詰まりとなります。その為、いくら過給圧を上げても、「車検対応」マフラーではパワーは出ません。某社製リヤマフラーは内部隔壁が排気ガスの勢いで曲がっていました(;^ω^) 隔壁の無いストレート構造。 (テールエンド内径Φ１１４）６００馬力程度以上のハイチューンには必須となります。

出典：SkyBlueさん
HKS トランスミッションオイルクーラー

【総評】 LEXUS　RC Fには純正でも車体右側下部に空冷トランスミッションオイルクーラー（ATフルードクーラー）が付いています。過給器取り付けに伴い、ATへの負荷増大対策として、空冷トランスミッションオイルクーラーを増設。純正クーラー⇒増設クーラー⇒AT戻り　となります。【満足している点】【不満な点】

出典：SkyBlueさん
HKS GT TYPEインタークーラー

【総評】 GT-Rサイズ　３層SPL LEXUS　RC F用のキットというものは無いので、パイピングはワンオフ製作。取り付けはホースメント（リーンフォースメント）内側。チューニングカーではホースメントの外側としたり、ホースメントを撤去してバンパー開口部により近づける取り付け方もあります。しかしながら、RC Fの純正バンパーカバーは非常に柔らかい素材でできており、裏側からホースメントの支え無しでは形状を保つのも困難。ホースメントを撤去しようとすると、バンパーカバーを固い素材で作り直さなければなりません。衝突時の安全性も大幅に低下します。やむを得ず、現在の位置に取り付け。走行風は回り込みますので、冷却性能への影響はほとんど無い、はず。【満足している点】【不満な点】

出典：SkyBlueさん
LEXUS RC F TWIN SUPER CHARGER Setting landscape 2018. 07. 14

LEXUS RC F TWIN SUPER CHARGER のシャシーダイナモによるセッティング風景です。2018年7月14日セッティング中　7500ｒｐｍ時、ブースト70ＫＰａにて約８００馬力（燃料計算による推定値）

出典：SkyBlueさん
以下、部品の画像です
戸田レーシング　鍛造ピストン

戸田レーシング　鍛造ピストン



出典：SkyBlueさん
ハイリフトカムシャフト加工＋表面処理加工

純正カム４本（IN,EX　左右バンク）を１）ハイリフトカムシャフト加工２）リン酸マンガン皮膜処理（パルホス処理）＋二硫化モリブデンショット＋WPC処理



出典：SkyBlueさん
ＳＡＲＤ大容量燃料ポンプ

吐出量：ＳＡＲＤ：275L/h 純正：165L/h 約１００Ｌ／ｈのアップとなります。どちらもＤＥＮＳＯ製です。これ一基で約６００ＰＳに対応。それが２基なので約１２００ＰＳに対応できる計算です。

出典：SkyBlueさん
ＨＫＳ　A/Fノックアンプ3

オプションでA/F Knock Amp.2/3用A/Fセンサーを１本追加。（左右両バンクを測定するため）２系統のＡ／Ｆを同時測定、同時表示可能。

出典：SkyBlueさん
CP-CARRILLO Ｈ断面　鍛造コンロッド

向かって右　純正Ｉ断面鍛造向かって左　CP-CARRILLO Ｈ断面　鍛造



出典：SkyBlueさん
Ｊ＆Ｋ　強化シリンダーブロック

左バンク前後の２気筒にはピン７本。中間の２気筒にはピン６本を圧入。軽圧入でなく、キツく圧入されています。歪み対策でホーニング実施。

出典：SkyBlueさん
ツインＳ／Ｃ化後　初試乗のひとこま

ツインＳ／Ｃ化後　初試乗のひとこま



出典：SkyBlueさん
ツインＳ／Ｃ化後、公道試乗2回目

ツインＳ／Ｃ化後、公道試乗2回目



出典：SkyBlueさん