まとめ記事（コンテンツ）

Mr.Keiさん

2013/06/02

骨髄移植ドナー　ＸⅡ　　　　最後の手紙

骨髄移植のため関東地方に住む１０代の女性に骨髄液を提供してから１年経ちました。

移植後１年以内に手紙のやり取りを２回だけ骨髄移植推進財団を通して行うことができます。

昨年７月に最初の手紙を頂き、無事退院したと連絡がありました。

その後どうしてるのかなと頭から離れたことが無く、無事に定着して回復してくれないか

そう思う毎日が続いてました。

今年に入ってから、２回目の手紙がそろそろ来ても良い頃かなと思ってましたが

一向に届きません・・・・・

１年経とうとしても手紙が来ない・・・・どうしたんだろうか。。。。。

白血病が再発するってこともよく耳にして気になって仕方ない。。。

アナウンサーの大塚さんも復帰してすぐに再発・・・・・

どうか無事で元気になってて欲しい！

そんな思いが日を追う毎に強くなり、毎日郵便をチェック。

すると１年になる５日前

届きました、待ちに待った財団からの封書

開けてみると可愛いプーさんの封筒が入ってました！

しかしまだ読まないと現状が分かりません…o(;-_-;)oドキドキ♪

なんと！元気に生活してるとのこと♪　わぁいヽ(∇⌒ヽ)(ノ⌒∇)ノわぁい♪

もっと早く返事を書きたかったけど、

規定が１年で２回だけなのでぎりぎりまで待ったとの事でした。

退院してからの療養中に今までやりたかったこと、

家族旅行やスキーなどをめいっぱいやってたとのこと。

また、年末には少しでも東海地方の近くまでとの希望で

お礼を兼ねて伊勢神宮までお参りに来てくれたそうです。

とてもとても感激、感動・・・・また目から熱い汗が流れて止まりません。

療養中に将来の進路を考えて医療の道に進むことを決意し４月から学校へ通うそうです。

正直、こんなに早くここまで回復してくれるとは予想外でした(⌒∇⌒)

私がこんなに嬉しいのは当然ですが、彼女の親御さんの気持ちは言葉には表せられないでしょう。

子を持つ親としてとても気持ちがわかります。

でもここまで来られたのは親御さんの支えがあっての事なんですよね、親御さんのホッとした顔も浮かんできました(^^)

スポーツが好きだったようで、またスポーツに打ち込めるのを目標にしていきたいと、

どんどん前向きになってくれて嬉しいです。

それに今回の手紙を読んで最初に思ったのは

前回に比べて文字が全然違ったのです！

文字自体がとても力強く生気に満ち溢れてました。

もうそれを見ただけで感動してしまいました(^○^)

親御さんからの手紙には最初の手紙の返事を、『光のような手紙を頂いた』

と言ってくれたそうです。

そんな風に思ってもらえてこれほど嬉しいことはありません。

このまま完治し元気に長い人生を歩んで行く事を願います。

これまで骨髄移植ドナーについていくつかブログを書いてきましたが

たくさんのコメント及びイイね！をありがとうございました。

これで私の役目も終わったかなと思います。

ドナーに興味がある方々

骨髄移植を必要としてる患者さんに対してドナーの人数がまだまだ足りないそうです。

もし興味がありましたら是非とも（公財）骨髄移植推進財団のＨＰをご覧ください。

また最近では一部の生命保険会社で、ドナーの補償が付いた保険があるそうです。

自治体でもドナーの方に一時金が出るところもあるようです。

決して金銭がもらえるからではなく、何も保障が無いドナーのリスクを少しでも軽減できればそれに越したことはありません。

それらに当てはまらないからと言って、それだけで骨髄バンクに登録しないってのなしで(^▽^;)

最後にこのブログを読んで頂いている経営者の方、管理職の方にお願いがあります。

ドナーになると平日の日中に５回～６回検査などで病院へ行かなくてはなりません。

骨髄採取となれば３日ほど入院し、退院後もすぐに仕事復帰できるかわかりません。

そういった理由でせっかくドナーになっても仕事が休めないといったことで辞退するドナーさんも居ます。

なので会社としてはそんな余裕がないかも知れませんが、頭から却下するのではなく

しっかり話をして協力して頂きたいと願います。

病院にしても遠くなければ半日休暇で行えます。

骨髄バンクに登録して、どこかの誰かのために骨髄を提供しようといった心意気、勇気を尊重してはもらえないでしょうか。

手紙の最後に『２０代の女性より』となってました。

成人おめでとう！

出典 : https://minkara.carview.co.jp/userid/852376/blog/30206123/

Posted at 2013/06/02 00:42:13

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