まとめ記事(コンテンツ)

2018/09/29

キャリパーオーバーホール その1

カテゴリ : 足廻り > ブレーキ関連 > オーバーホール

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前回、ブレーキパッドを取り外すところまでやりました。

https://minkara.carview.co.jp/userid/2150292/car/1651394/4949849/note.aspx

今回はパッドを取り付けてブレーキ整備を完了させました。しかしながら無知と経験の無さから失敗の連続となりました。

結論から言うと単にパッドを取り付けるだけでは済まず、キャリパーをオーバーホールしてさらにはピストンを交換する必要がありました。

ブレーキの整備は自分の車ではない限り整備士しか行うことができないそうです。ブレーキは重要保安部品です。

ブレーキ整備はあくまでも自己責任で施工されてください。

でもブレーキ整備をマスターしたくて挑戦してみたのでした。

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《 9月20日 》

ブレーキパッドを取り付けるにあたりピストンを押し戻す必要があります。

なぜならばブレーキを踏むとパッドがローターと接触して摩耗します。パッドがだんだんとすり減り薄くなるとその分だけピストンはせり出します。新しいパッドは厚いのでピストンを押し戻すことが必要になるというわけです。

ピストンを押し戻すとブレーキフルードがリザーブタンクに戻って来ます。テリキのリザーブタンクはボンネットの中の運転席の前辺りにあります。写真の吹き出しの位置です。

たくさん戻ってくると溢れます。ブレーキフルードは塗装面を痛めるので溢れさせてはいけません。

それほど戻ってこないと思うので?キャップを開けてピストン戻しながら様子をみました…(ここら辺の楽天的な考えがそもそも甘い。どちらにせよ今回はブレーキフルードも交換するので少し抜いた方がいい。)

それでも保険のつもりで一応リザーブタンクの周りにはウエス(ボロ布)を巻きました。
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パッドの取り付けとピストン押し戻しは左側からやりました。パッドは右側ほど摩耗しておらず少し残っていた方です。

まずはピストンとそれを覆うダストカバーの間にピックアップツールなどで隙間を作りそこへシリコンルブスプレーを吹きます。そして潤滑を維持または回復させておくべきだそうです。

そしてピストンを戻すのですがもちろん手で押して戻るような固さではありません。専用工具は持っていないのでC型クランプで締め付けてピストンを戻しました。ピストン全体に力がかけられるように古いブレーキパッドを挟みました。

新しいパッドを取り付けるには完全に押し戻す必要がありました。こちらは固めでしたがなんとか戻りました。

大切な注意点です。パッド交換の際にはピストンの錆具合を良く確認しましょう。

このピストンも錆びています。錆具合によっては、または押し込むのが困難だったならオーバーホールを考えましょう。

まだこの時は私はオーバーホールまでは考えておらず、どんな状態でオーバーホールが必要になるのか分かっていませんでした。
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パッドを組み立てていきます。

パッドには表面、裏面に取り付ける違いはないようですがシムは裏面には二枚、表面には一枚取り付けます。分解する時にシムの位置や順番を良く確認しておきます。

一旦シムはパーツクリーナでよく洗い改めて薄くグリスアップしました。使ったグリスはウレア(って尿素だよね?)のグリスを使いました。これで合ってるかしら?
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キャリパー固定のボルトにもウレアグリスを塗りキャリパーをセットしました。

左側は割とすんなり上手く行きました。
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使った道具です。左上から、

☆古いパッド
☆C型クランプ
☆ウレアグリス
☆17mmと14mmのレンチ

もう一つ、シリコンルブスプレー。オーバーホールの必要がなければこれくらいです。
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左側のピストンを戻してリザーブタンクへのフルードの戻り具合はこれくらいでした。これくらいならもう片方もそのままできそうです。

続いて右側をやったのですが…
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この写真は右側のピストンにシリコンルブスプレーを吹いているところです。

このピストンの錆具合は(今になってみれば)かなりひどい。中まで錆びています。ここでオーバーホールとピストン交換が必要だと判断すべきでした。

作業している時はそんな事も全く考えず呑気にシリコンルブスプレー吹けばいいだろうくらいにしか考えていませんでした。
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左側と同じようにクランプで押し戻しましたが固さが全然違いました。

クランプの金具にロングソケットを差し込んで馬鹿力で回してなんとかここまで戻りましたがどうしても完全には戻りません。これでは新しいパッドの厚さではキャリパーをセットできません。しかもクランプの金具が曲がってしまいました。(どんな馬鹿力だよ?)

またリザーブタンクは結構ギリギリまでフルードが戻ってきていました。これは危なかった。少し抜きました。やっぱり初めから少し抜いておいた方が安心です。

ダチにラインで写メ送って相談するとこれはオーバーホールしないとダメだよと助言受けました。

ここで初めてオーバーホールが必要である事を知ったのでした!

この日はオーバーホールキットやブレーキフルードやワンマンブリーダーを発注して作業を終えました。



.......to be continued

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