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2012/01/12

TNP講座番外編 「グリル塞ぎ その6 効果について(結論っぽいもの)」

比較データがそれほど多く取れていないのですが、来週から工事通行止めにより通勤路が少し変更になるので、グリル塞ぎの結論っぽいものをば。


比較したのは、

1)下グリル閉(90%)、上グリル開放(0%)
2)下グリル閉(90%)、上グリル閉(85%)

上記2通りです。

「上下グリル全開」と「下グリル閉(90%)と上グリル開放(0%)」では、水温変化があまり変わらなかったので、「上下グリル全開=ノーマル状態」は、(1)と考えてよいかと思います。

また、上グリル全閉は、インバータ系統の冷却のために避けることとし、少し空気が入るようにしてみました。

2)の状態の写真がこちら。



さて、20型プリウスではそれなりに効果が感じられたグリル塞ぎですが、CT200hではどうでしょう?


走行開始の序盤、水温上昇過程においては水温は2℃程度しか差がありませんでした。

そして、水温が70℃以上に上がったのち、市街地にて長い信号待ちや、下り坂等で水温低下をどれだけ抑えられるかというと、5℃程度でしょうか。私の通勤路にて、市街地+下り坂という状況にて、1)の場合の最低水温は65℃程度。2)の場合は70℃前後です。

常に80℃以上に保温してくれるのであればグリル塞ぎは効果ありでしょうが、5℃程度の差、それもその温度差がある区間が通勤時間に占める割合にて半分以下とあれば、期待薄ですね(T_T)


実際の燃費比較を下図に示します。

効果があるような、ないような。
あってもごくわずか1%程度でしょうか。





測定期間中、2回の高速道路走行がありましたが、外気温がほぼ0℃の状態で1)と2)における燃費の差は同等といった感じ。

むしろ、登り坂の水温上昇に気を使わなければいけない分、デメリットありかもです。


このように、CT200h では暖房オフ時のグリル塞ぎの効果を体感できていませんが、30型プリウス乗りの方々の経験談をうかがえるとうれしいです。



来週以降、コース変更した通勤路にて、再度データを取得してみます。

往路燃費がとても悪いので、何か所か変更を予定しています。
長いダラダラ登りを避け、短い急な登り坂に変更し、局所的な「への字坂」効果を期待しています。


(注意)
暖房を使った場合のデータ採取はしていません。グリル塞ぎの効果が明確に出るかもしれませんが、今のところ不明です。



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Posted at 2012/01/12 08:54:02

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