まとめ記事(コンテンツ)

2015/05/10

F-Type デザインの魅力とは

2013 World Car Design of the Yearに
輝いたJaguar F-Type。

大柄なデザインながらこれ以上は
1mmも小さくできないほどにタイトな
パッケージングがされています。

というのも、意外にもドライバーの中心から
ドアのアウターパネルまでの距離は
ポルシェのボクスターとまったく一緒です。

にも関わらず100mm以上幅広なのは乗員の間にトランスミッションがあるから。

ならばMRでデザインすればよかったのかというと、
実のところ、F-Typeは当初ミッドシップも検討されていました。

しかし、新型のV6エンジンを横置きすると前後方向にスペースを食うため
最終的にはFRを採用しています。

ではどの辺りが「デザインの魅力」か紹介していきたいと思います。

【フェンダー稜線】
F-Typeのフェンダー稜線はジル(※)から始まっています。
※ ジル:縦長のエアインテークが魚のエラ(Gill)に見えることから

これが一本のラインでリヤに伸びていきます(画像赤矢印)



これはサイドまで伸びていき、稜線が消えたすぐ上からハンチ(※)が始まります。
※ ハンチ:リヤフェンダーの盛り上がりを動物の後脚(Hanch)に例えて

ハンチの開始(赤の山線)とフロントフェンダーの終点(2本目の赤線)、
及びフロントエアインテークからの稜線(3本目の赤線)



そしてリヤのテールランプの丸い部分の外側(赤矢印)がフェンダー稜線の後端。
この終点に向かって絞り込むようなデザインになっているのがわかるかと思います。



サイドビューではハンチが大きく盛り上がって筋肉質なデザインとなっていましたが
リアビューはフェンダーが大きく張り出し、グラマラスなお尻になっています。



別パーツ等、異なる立体を用いてフェンダーを張り出させるのが正攻法ですが、
一つの面でハンチの盛り上がり、フェンダーの張り出し、リアへと絞り込まれる
デザインを表現したイアン・カラムには敬服します。

よくF-Typeは「かっこいい」「美しい」などと表現されますが、このようなデザインが
全て合わさることで総合評価を得ているわけですね(´ω`)
Posted at 2015/05/10 21:19:05

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