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まとめ記事(コンテンツ)
タッチ_さん
2013/11/06
アクセラに見るマツダ"スポーツグレード"の行方(5)
マツダの特徴は"人馬一体"を実現する"ダイナミックフィールの統一感"を持ったクルマであり、それによって"走る歓び"をお客に提供しようというもの。
前回のブログ「それでライバルに勝てるのか?」に続いてボクが抱いていた懸念は、①それが本当に"売り"になるのか?であり、②それが一般の顧客に理解されるのか?というモノでした。
順に行きますが、①"売り"になるのか?についてはNOであり、YESでもあるという事(^_^;)。
この答えに辿り着く重要なヒントをくれたのはお友達のFLAT6さん。彼はスバルオーナーでスバル車の話題をたまたまブログに書いてくれて、コメントのやり取りの中でハタと気が付きました。
マツダ車特有の"人馬一体"の乗り味は、顧客がクルマを購入する前に"売り"になる必要は必ずしもないのだ、ということに。
それは顧客がクルマを買って乗り続ける中で、徐々に理解し惚れ込んでいけば良い。
なるほど言われてみれば確かに、"乗り味"などという曖昧なモノは、長く使い(乗り)込んでいかなければ本質を理解することも、それが自分にとって良いものなのかどうかも定かには判らないものだという気がします。実際、オーナーとなって数年も乗り続ければその乗り味は自分にとって当たり前のモノとなりますし、手放して他社製の車に乗り換えて初めて、かつての愛車の価値に気付くなんて、意外に良くある話かもしれません。
FLAT6さん曰く、スバルの強みはボクサーエンジン、シンメトリカル4WDや低重心が織り成す乗り味や走破性なのですが、そんなものは多くの顧客にとって、どこまで理解しているかは極めて怪しい。そして様々なハードル(苦笑)をクリアして購入に至った後に、その威力を体感するとめでたく"スバリスト"デビューとなるって言うんですね。確かに今ではAWDなどどこのメーカーも作っていますし、ボクサーエンジンのナニが嬉しいかなど、大半の一般ユーザーには興味がないでしょう。
ボクはそんなスバルが"アイサイト"を実に有効な"掴み"のデバイスとして販売を伸ばしたと分析していますが、一度スバルを買ってその価値に気付いた顧客は、次はアイサイトではなくスバルを買うという構図はとても理解出来るものです。
で、マツダです。"走る歓び"、"人馬一体"が売りになるのか?ボクは心配していたワケですが、別にならなくても良いのです。"魂動デザイン"や"SKYACTIVテクノロジー"が"掴み"として機能すれば。"魂動デザイン"もクリーンディーゼルも、"人馬一体"よりは遥かに解り易い(笑)。
買った後、"ダイナミックフィールの統一感"による乗り味がどう評価されるか?ここが勝負です。
ロードスターの成功がありますし、ボク自身のアクセラ、アテンザに対する評価でも、それは十分にオーナーを虜にする魅力があるという点は断言出来ます。
んじゃなんで②それが一般の顧客に理解されるのか?を心配しているかというと、ひとつにはこの新しいマツダFF車の乗り味が、前世代のマツダ車オーナーから不評な点。そしてもうひとつは、この素晴らしい乗り味は、四輪に掛かる荷重をキッチリ操ってはじめて味わえる点です。
"ダイナミックフィールの統一感"によって、極めて自然で乗り易く仕上がっているのですが、単に普通に転がす限り、同等の印象を持つクルマは世の中にいくらでもあります。市街地の試乗コースなどでは違いは微妙と言わざるを得ません。
一方、例えばワインディングロードなどでキッチリ荷重移動を伴って走らせると、今のマツダ車は俄然輝きを増していきます。ドライバーが操る実感と、クルマが軽快に旋回する爽快感とが合わさった、なんとも言い難い一体感があるのです。必ずしもスピードは必要ありません。常識的なペースで十分。逆に、さほどスピードを出さなくてもクルマを操る実感と楽しさが得られる点が驚きなのです。但し、きちんと荷重移動が出来れば、、、
そうか、だからi-DMなのか。。。
i-DMを紹介するマツダ技報には冒頭で「マツダ車を運転する多くのドライバが楽しく運転技術の向上ができることを期待し開発したもの」と説明されていました。
このことからボクは、i-DM自体はあくまでもMUST(必須)ではなく、Nice to have(あれば嬉しい)という位置付けの機能だと認識していて、i-DM活用術でもそのようなスタンスを取ってきました。
しかし以前ブログで書いた通り、あまり好意的ではないオーナーが多いにも関わらず、マツダはCX-5、アテンザで全グレード標準装備としたばかりか、アクセラでは機能のブラッシュアップまでしてきました。
改めてマツダ技報を見返すと、このような記載がありました。
「我々マツダ開発部隊は,新型プレマシーで代表されるような,車のダイナミック性能を「統一感」という思想のもと,基本性能である走る/曲がる/止まるをリニアで軽快なフィールに統一させた開発を行い,楽しく気持ちよく走る車づくりを行っている。今回紹介する「Intelligent Drive Master(以下i-DM)」は,「統一感」という思想を継承しながら視点を変えた試みであり,「統一感」の思想で開発した車の良さを,運転操作の習熟により更に効果的に引き出し,マツダ車の性能を最大限楽しんでもらいたい,との思いで開発したものである。
車の性能を高め,更にその性能を最大限に発揮するように車がドライバの運転技術向上を支援していく,まさに“人馬一体”を目指したシステムである。」
マツダ車の強みは、その"人馬一体"の乗り味にある。
どうやらボク自身のi-DMに対する認識は、改める必要がありそうです(^_^;)。
前回のブログ「それでライバルに勝てるのか?」に続いてボクが抱いていた懸念は、①それが本当に"売り"になるのか?であり、②それが一般の顧客に理解されるのか?というモノでした。
順に行きますが、①"売り"になるのか?についてはNOであり、YESでもあるという事(^_^;)。
この答えに辿り着く重要なヒントをくれたのはお友達のFLAT6さん。彼はスバルオーナーでスバル車の話題をたまたまブログに書いてくれて、コメントのやり取りの中でハタと気が付きました。
マツダ車特有の"人馬一体"の乗り味は、顧客がクルマを購入する前に"売り"になる必要は必ずしもないのだ、ということに。
それは顧客がクルマを買って乗り続ける中で、徐々に理解し惚れ込んでいけば良い。
なるほど言われてみれば確かに、"乗り味"などという曖昧なモノは、長く使い(乗り)込んでいかなければ本質を理解することも、それが自分にとって良いものなのかどうかも定かには判らないものだという気がします。実際、オーナーとなって数年も乗り続ければその乗り味は自分にとって当たり前のモノとなりますし、手放して他社製の車に乗り換えて初めて、かつての愛車の価値に気付くなんて、意外に良くある話かもしれません。
FLAT6さん曰く、スバルの強みはボクサーエンジン、シンメトリカル4WDや低重心が織り成す乗り味や走破性なのですが、そんなものは多くの顧客にとって、どこまで理解しているかは極めて怪しい。そして様々なハードル(苦笑)をクリアして購入に至った後に、その威力を体感するとめでたく"スバリスト"デビューとなるって言うんですね。確かに今ではAWDなどどこのメーカーも作っていますし、ボクサーエンジンのナニが嬉しいかなど、大半の一般ユーザーには興味がないでしょう。
ボクはそんなスバルが"アイサイト"を実に有効な"掴み"のデバイスとして販売を伸ばしたと分析していますが、一度スバルを買ってその価値に気付いた顧客は、次はアイサイトではなくスバルを買うという構図はとても理解出来るものです。
で、マツダです。"走る歓び"、"人馬一体"が売りになるのか?ボクは心配していたワケですが、別にならなくても良いのです。"魂動デザイン"や"SKYACTIVテクノロジー"が"掴み"として機能すれば。"魂動デザイン"もクリーンディーゼルも、"人馬一体"よりは遥かに解り易い(笑)。
買った後、"ダイナミックフィールの統一感"による乗り味がどう評価されるか?ここが勝負です。
ロードスターの成功がありますし、ボク自身のアクセラ、アテンザに対する評価でも、それは十分にオーナーを虜にする魅力があるという点は断言出来ます。
んじゃなんで②それが一般の顧客に理解されるのか?を心配しているかというと、ひとつにはこの新しいマツダFF車の乗り味が、前世代のマツダ車オーナーから不評な点。そしてもうひとつは、この素晴らしい乗り味は、四輪に掛かる荷重をキッチリ操ってはじめて味わえる点です。
"ダイナミックフィールの統一感"によって、極めて自然で乗り易く仕上がっているのですが、単に普通に転がす限り、同等の印象を持つクルマは世の中にいくらでもあります。市街地の試乗コースなどでは違いは微妙と言わざるを得ません。
一方、例えばワインディングロードなどでキッチリ荷重移動を伴って走らせると、今のマツダ車は俄然輝きを増していきます。ドライバーが操る実感と、クルマが軽快に旋回する爽快感とが合わさった、なんとも言い難い一体感があるのです。必ずしもスピードは必要ありません。常識的なペースで十分。逆に、さほどスピードを出さなくてもクルマを操る実感と楽しさが得られる点が驚きなのです。但し、きちんと荷重移動が出来れば、、、
そうか、だからi-DMなのか。。。
i-DMを紹介するマツダ技報には冒頭で「マツダ車を運転する多くのドライバが楽しく運転技術の向上ができることを期待し開発したもの」と説明されていました。
このことからボクは、i-DM自体はあくまでもMUST(必須)ではなく、Nice to have(あれば嬉しい)という位置付けの機能だと認識していて、i-DM活用術でもそのようなスタンスを取ってきました。
しかし以前ブログで書いた通り、あまり好意的ではないオーナーが多いにも関わらず、マツダはCX-5、アテンザで全グレード標準装備としたばかりか、アクセラでは機能のブラッシュアップまでしてきました。
改めてマツダ技報を見返すと、このような記載がありました。
「我々マツダ開発部隊は,新型プレマシーで代表されるような,車のダイナミック性能を「統一感」という思想のもと,基本性能である走る/曲がる/止まるをリニアで軽快なフィールに統一させた開発を行い,楽しく気持ちよく走る車づくりを行っている。今回紹介する「Intelligent Drive Master(以下i-DM)」は,「統一感」という思想を継承しながら視点を変えた試みであり,「統一感」の思想で開発した車の良さを,運転操作の習熟により更に効果的に引き出し,マツダ車の性能を最大限楽しんでもらいたい,との思いで開発したものである。
車の性能を高め,更にその性能を最大限に発揮するように車がドライバの運転技術向上を支援していく,まさに“人馬一体”を目指したシステムである。」
マツダ車の強みは、その"人馬一体"の乗り味にある。
どうやらボク自身のi-DMに対する認識は、改める必要がありそうです(^_^;)。
Posted at 2013/11/08 01:36:07
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