まとめ記事(コンテンツ)

2015/03/20

北陸新幹線開業記念特集 第3弾 「話題のグランクラスを体験!」












北陸新幹線開業記念特集

第1弾では、新しくなった「金沢駅」を

第2弾では、「開業に向けた舞台裏」をご紹介しました。


今回は最終回

いよいよ新型新幹線に乗車します。

そして話題の 「グランクラス」 も体験しました。

もしよろしければ最後までおつきあいください^^



新型車両 ( E7系 ・ W7系 )





車両デザインは

「イタリア人以外で初めてフェラーリをデザインした外国人(日本人)」

奥山清行氏の監修によるもの。

私はこのデザインに惹かれて、今回記念乗車しました。



シャープな目つき、精悍な表情ですね。


車体のカラーリングにも意味があります。



空色


北陸新幹線の沿線に広がる空を青さを表現



銅色(カッパー)


日本の伝統工芸である銅器や象嵌の銅色を表現



象牙色(アイボリー)


日本的な気品や落ち着きを表現









「普通車」に乗車





北陸新幹線の普通車はすべての座席に電源コンセントが設置されています。



車内でパソコンなどを使う方にとってはありがたいですね。

しかし、普通車はあくまでも“普通”といった印象


これまでの新幹線と比べて、「おぉっ!変わったな~」

という印象は受けませんでした。


座席は赤 × 黒の格子柄をあしらったシックな雰囲気



奥が通常の状態、手前が限界までリクライニングさせた状態

通常の状態だとほぼ90度なので、長距離は正直しんどいかも。

ただ、前席とのスペースは余裕があるので席を倒したら十分にくつろげます。


車内の飲食はワゴンサービス。



勿論有料です。 新幹線に乗ると必ず見る光景ですね。

前日は極寒の中を徹夜だったので、もうクタクタ (^^;)

目的地までぐっすり寝てしまいました z z z






「黒部宇奈月温泉駅」で下車



今回私は北陸新幹線のレポートが目的だったので、

途中の 「黒部宇奈月温泉駅」 で下車。

黒部峡谷にほど近い、山と海を望む美しい景観を楽しめる駅です。



ここでも新幹線は大人気でした。

しかし、「金沢駅」よりはだいぶ人が少なかったので、新型車両

E7系・W7系(Eはイースト(西)、Wはウエスト(東)の意)の走る雄姿を

じっくりカメラに収める事ができました。



特に260km/hで通過するシーンは圧巻!

(実際はもう少し速度を落としているかもしれません。)


通り過ぎる時に感じる風圧は、もはや “衝撃波” でした。






「グランクラス」 に乗車!



「黒部宇奈月温泉駅」で開業記念イベントを楽しんだ後は、

いよいよ話題の 「グランクラス」 に乗車します。

グランクラスは12号車、つまり先頭の車両です。



北陸新幹線は12両編成で、

12号車が 「グランクラス」 (18名)

11号車が 「グリーン車」 (63名)

10 ~ 1号車が 「普通車」 (853名)


です。

※「かがやき」、「はくたか」のみ。通勤列車の「つるぎ」にグランクラスはありません。

外から見ていても豪華さが伝わってきますね。



いざ乗車!



車両に一歩足を踏み入れた瞬間に高級感が漂っています。

Gran Class



日本の春夏秋冬をモチーフにしたデザインのデッキパネル。

他には福井県の県鳥、石川県の花も描かれています。

「Gran Class」のロゴが描かれたドアを開けると、

航空機の「ファーストクラス」のような空間が!



座席はひとつひとつが独立したタイプ。

レイアウトは2座 + 1座で、2座もパーテーションで区切られています。

今回、私は独立席でした。




この座席、川崎重工とレカロの共同開発だそうで、

なんと一座 300万円するそうです!

ところでこの座席、レクサス(ver.L)にお乗りの方なら

馴染みがあるはずです。

なぜなら、グランクラスのシートはレクサスのシートを手掛ける

トヨタ紡織が開発したものを採用しています。



「アイボリー」のように見えますが、実際は「メローホワイト」に近いと感じました。


装備も充実しています。

左は 「カクテルトレイ」、真ん中&右は 「読書灯」



肘置きの右側にはコントロールパネル。



シート調整や読書灯の点灯の操作ができるほか、

グランクラスの目玉となる「アテンダントサービス」の

呼び出しボタンも付いています。

※ グランクラスには常時2名の専属のアテンダントがいます。


壁は漆をイメージした上品な配色になっています。

窓枠も間接照明で照らされていて、トンネルに入ると色合いが

柔らかく浮かび上がるなど、細かい演出まで拘りが感じられました。



アメニティも充実していて、普通車と比べると差は歴然ですね。

座席の上は収納ボックスになっていて、

かなり大きな荷物でも入れられるようになっています。

(トランク等の荷物は車両後方のスペースを利用。)



右の写真、収納ボックス内を写したものなのですが、上面に鏡が付いていて

忘れ物などをしないように全体が見える工夫がしてありました。

このような細やかな気配りも「グランクラス」ならではと感じました。


肝心の乗り心地ですが、さすがはファーストクラスなどで実績のある

レカロとレクサスが共同開発したシート、優しく包み込まれるような極上の

乗り心地でした。



オットマンも付いていて、MAXまで倒せばそのまま快適な睡眠が約束されます。

これでマッサージ機能が付いていれば・・・なんて贅沢は言いません(笑)


ぜひ皆様も一度は体感してみてください。


グランクラスに乗車しての時間は本当に短く感じられました。

ゆきと比べると 1/3 程度の時間で金沢駅まで到着してしまったような印象です。



1時間足らずの旅でしたが、非日常を味わえました。

そして、再び金沢に着く頃には

北陸のおもてなしと新型車両(特にグランクラス)に

すっかり魅了されてしまいました。



北陸新幹線開業でさらに近くなった北陸。

今回の特集は新幹線関連だけでしたが、

観光で行くにも魅力あふれる場所だと思いますので、

皆様も足を運ばれてみてはいかがでしょうか。
Posted at 2015/03/20 11:50:57

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