まとめ記事(コンテンツ)

2013/04/23

SKYACTIV-G2.5:オーナーズ・ファーストインプレ

ハンドリングに続いて、これを外すワケにはいかないSKYACTIV-G2.5。ボクにとっては待望のフルスペックのSKYACTIV-Gです。

ただ以前にちょっと書きましたが、コレが一番の嬉しい誤算。その性能にはビックリでした♪

ナニにそんなにビックリしたかというと、、、その強力というか独特のトルク感。SKYACTIV-G2.5はNAエンジンですが、極低速から湧き上がるトルクがまるでターボエンジンのようなのです。

先ず、NAエンジンとターボエンジンのフィーリングの違いをボクなりの言葉で説明すると、次のようになります。

NAエンジンは、アクセル操作に対してトルクが後から付いて来るイメージ。ドライバーの意志に対して98%とか99%の力が出る感じで、パワーバンドに於いても決して100%を超えることはありません。
一方ターボエンジンは、過給が掛かると105%の力が出る感じ。トルクが上乗せされて押し出されるイメージ。

別の表現をすると、NAエンジンは椅子に座ったドライバーをロープで前から引っ張るイメージ。一方ターボエンジンは、椅子を後ろから押されるイメージ。

ニュアンスが伝わるかしら?(^_^;)

で、SKYACTIV-G2.5です。

こいつのトルクの出方は、NAエンジンのクセに102%って感じなのです。ターボの様と云っても本当の過給機付きほど強力なトルクが出る感じではない。しかしボクの知るNAエンジンとは明らかに違う。
特に1500rpm前後の極低回転で、パーシャルスロットルのときが顕著です。3000rpmとか、或いはアクセルを深く踏んだときには逆に、普通のNAエンジンに近づく(102%が100%になる)感じなのです。

なので、3速、4速あたりで1500rpm前後からの中間加速、アクセルをジワッと踏み増した際の加速感が気持ち良い。軽くシートバックに上半身が押し付けられるというのが大袈裟でない表現です。初めてコレを体感したときには、タコメーターを見てあまりの回転数の低さにマジに驚いたくらいです。SKYACTIV-Dの2000rpm辺りからのトルクの盛り上がりは強力ですが、直接乗り比べなければ「プチSKYACTIV-D加速」と云いたくなる加速感です。

ボクはCX-5の20Sに試乗した際に、フルスペックのSKYACTIV-G2.0の強力な低速トルクに豪く感銘を受け、アクセラから買い替えるフルSKYACTIVはGにするかDにするか長らく悩んだ経験があります。しかしSKYACITV-G2.0ではこんなトルクの出方だった認識はありませんでした。否、アテンザの25Sに試乗したときにも、こんなに低速トルクが強力だった印象はありません。

気が付かなかったボクが、単なるマヌケだったのか(^_^;)。

いやいや、評論家の試乗記でもこの印象的な低速域のドライバビリティに言及したモノを読んだ記憶がありません。

しかしながら、オーナーとなって今、このエンジンの味には大満足♪NAエンジンなのでターボラグは勿論無く、足首に直結したようなレスポンスがある上にこのトルク感と、スーッと伸びていく中間加速は本当に気持ち良い。

まだ慣らしが終わってから市街地や都市高速のみのドライブなので、更なる高回転域については全く試していませんが、普段の使用でもっとも利用頻度が高い3000rpm以下、特に市街地で多用する1500~2000rpmのドライバビリティとフィーリングは、歴代のボクの愛車の中でもトップクラスの気持ち良さです。しかもNAエンジンのこの味は、ターボのそれと違って飽きないんですよねぇ(^_^)。

マジに、SKYACTIV-Dを一旦保留してG2.5を買ったのは、NAエンジン好きのボクとしては大正解だと心底、思っています。

それから純粋な興味として、改めてアテンザやCX-5の20Sを試乗してみたくなりました。G2.0も類似のトルク特性を有しているとするならば、SKYACTIV-Gは不人気(苦笑)の割に、 やはり侮り難いパワーユニットだと思います。賞も取りましたしねd(^-^)。
Posted at 2013/04/24 01:24:16

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