前回からちょっと間が空きましたが、納車半年後(違)レビューの第③弾(^_^;)

購入時にも大変気になりディーラーに無理を言ったり、納車直前にも非常に気にしていたステアリングフィールや直進性のハナシ。

購入の可否を決めた試乗で気になった「80～100km/h辺りでの中立付近の妙な軽さ」については、幸いにしてボクのクルマでは再現していません。タイヤの空気圧を若干下げたり標準に戻したり、と色々やっているのですが、あのときに言及したくなったような違和感は、納車後6,000km走って特に指摘するようなモノはありません。

また、手応えはそれなりにあるものの「全体的に軽い」というステアリングフィールも、意外に気になりません。"慣れた"のかどうかはちょっとボク自身が良く解っていません(^_^;)。

なにしろ、納車二日目の東名高速で爆弾低気圧に煽られて直進性に不安を感じ、翌日以降の数日は首都高でハンドリング特性に慣れるべく試行錯誤と、集中的に走り込む一方でステアリングフィール云々といった、定性的な印象を落ち着いて分析している余裕がありませんでした(苦笑)。

最近になってようやく、過去のレビューを紐解きながら印象を整理し始めているのですが、正直なところハンドルの軽さは既に違和感を全く感じません(^_^;)。逆に「これはちょっとした美点だよなぁ」と思うのが、FF車のそれとは思えない極めて澄んだステアリングフィール。おおよそ前輪が駆動しているとは信じられない感触です。

特に違和感無く感触がクリアとなれば、アテンザのステアリングフィールは素晴らしいということになるのですが、、、

購入前の試乗のときから、一般道での低中速域におけるハンドルの手応えは、アクセラよりはシッカリとした感触が好印象で、それはそのまま変りません。
首都高の中高速域では例の直進時の手応えの無さが再現しなかったため、真っ直ぐも切り込んだときも、ハンドリングや直進性が良好なことも手伝って今のところ好印象です。

ところが、ボク自身がどーもシックリ来ません(-_-;)。

アクセラの件があったことから、アテンザ購入前はどうやら相当に厳しい目でここいら辺の特性を見ていたフシがあると、今となっては考えざるを得ないと思うことが一点。その一方で、まだ超高速のロングドライブを試せていないため、白黒ハッキリ出来ない部分が残っている点。それらを横に置いたとして、納車以来の使用環境においてはやはり、シットリとかドッシリというよりはどちらかと云うとヒラヒラと軽快な直進性の是非は、まだボクの中で結論が出ないんですね。

なにしろマツダの新世代フラッグシップサルーンです。これでイイのか？否、これがイイのか？

ココを、例えば独車に倣った特性を追うことが是なのか、独自色を模索するのが是なのか？機能的な課題が今のところ見えない以上、多分に味付けというか、メーカーやクルマの個性が問われる領域の話となります。

今度の週末に名古屋方面への往復を慣行するので、片道300kmの高速走行で直進性についてはなんらかの評価が出るかもしれません。

ということで、概ね良好ながら現時点では評価は保留(^_^;)。