まとめ記事（コンテンツ）

オダジーさん

2013/05/30

シャーマン道　その２

今日はエンジン編、
つーか、マルチバンクエンジンをレストアしてるページを発見したｗ

これじゃ、よくわからんでしょ？
そもそも、みんカラ読者ならマルチバンクエンジンって何よ？って疑問がわくと思う。
スペックから紹介してみよう。

クライスラー社製　A-57ってのが正式名称っぽい。
排気量は２０，５３３ｃｃ　２万CCだぜ？
３０気筒
ボアｘストローク　４．３７インチｘ４．５インチ　換算すると１１１ｍｍｘ１１４．３ｍｍ
圧縮比　６．２
グロスパワー　４２５ｂｈｐ＠２８５０ｒｐｍ　（イギリス馬力）
グロストルク　　１０６０ポンドフィート＠１４００ｒｐｍ　（１４６．５ｋｇｆｍ＠１４００ｒｐｍ）
潤滑　ドライサンプ式
ドライ重量　２４５５ｋｇ

てな感じｗｗ
「ヲイ！　３０気筒、つーのは変じゃないか？」と思ったあなた、そうです。
これがこのエンジンの特徴♪

６気筒ｘ５で３０なんすよ～ｗ
イラストだとこんなｗ

わからんか。。。
エンジンの端から見ると。。。

これでもわからんな。

５台のエンジンをギアでつないで、１つにしてる構造なんですわ。

さすがにトルク変動が厳しいのでスプライン結合でダンパとしてる。
ギアを外したらこう。独立したクランクが５本あるしｗｗｗ

　
なんだかとらえ所がない感じだが。。。
次に１つ（６気筒）を外すと。。

エンジンの裏側からみると案外普通の景色ｗ

続いて２個。

５個外して並べると。。あれ？　普通に５台分のエンジンじゃね？

でも中央に
こんなんが残ってるｗ

カンのいい方ならわかると思うが、
タダの６気筒エンジンのオイルパンを外して、そこに構造体と結合する部分を作って５台を束にして３０気筒エンジンをこさえてるって事だわなｗｗ

でも戦車１台分のエンジンの中身ってば。。。

すげえなあ。３０個もあるよｗ

レストアなんで組立てもあったりする。
サイドバルブってこんなんなのねえ。

これをまた中央のハウジングにつけていくと、完成なんだが。
１個だけつけても上だか下だかわからんな。

３個目

完成！

この構造だとウェットサンプにはならんな～。
結合してるハウジングの下側にオイルパンらしきものが見える。
きっとオイルポンプって１個なんだろうな。

ちなみに点火はどうしてるかっていうと各バンク（？）にデスビがついとります。

結局、５個のエンジンを無理やりくっつけた感じなんだねえ。。。
どうやって同調とか取るのか謎だわ～。

だれか４ＡＧｘ５の２０気筒マルチバンクエンジンとか作らないかねｗｗｗｗｗ

ちなみにレストアしとるページはココ。
http://www.warhistoryonline.com/military-vehicle-news/shermn-m4a4-restoration.html
エンジンだけじゃなくて車体もレストアしてるのがスゲー♪

ちなみに冷却はどうしてる？ってな方へ。