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2015/08/01

LEDの特性を調べる

カテゴリ : 外装 > ランプ、レンズ > LED化

1
LED球を自作するにあたり、LEDの特性を調べました。
日亜のNSPW500BS をサンプルにしました。

基本的なところさえわかれば、他のLEDでも応用が利くのではないかと思っています。
2
LEDに電流制御用の抵抗を加えた基本的な回路です。

1.の画像は、この回路で電源を 0V から 10V まで変化させた時のLEDにかかる電圧(Vf)と電流(Id)の変化をグラフにしたものです。

2.5V あたりまで電流が流れませんが、それ以上になると電流が流れ始めます。
また、LEDにかかる電圧の上昇が緩くなっています。
3
LEDにかかる電圧VfとLEDに流れる電流Idの関係を示したものです。

Vf が3Vを超すと急激に電流量が増えていきます。
LEDは、一定の電流を超すと壊れてしまうので、電流を制御する必要が出てきます。

NSPW500BS は、30mAが最大規格ですから、かけられる電圧は3.45V程度となります。
実用使用域である20mAであれば、3.3V~3.4Vぐらいです。
これらの値から設計を行います。
4
LED のデーターシートです。
一つ一つ特性をとるのは面倒なので、メーカー発表のデータシートを基に設計していくことになります。
「(1)絶対最大定格」はLEDの限界値ですから、これを超すことがないように設計しなくてはなりません。
「(2)初期電気光学特性」は、メーカーが発表するLEDの性能を示すものであり、メーカー推奨の使用環境と言えます。
5
データーシートや実測値を元に設計を行うのですが、使用する環境(自動車)によって条件が変わってきます。
多少変動しても壊れることがないように”安全圏”を使用します。

電源電圧はダイナモのレギュレータの標準値として13.8Vで計算し、最大電圧をバッテリーの限界値とされる14.4Vで考えていきます。

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