まとめ記事(コンテンツ)

2014/03/02

サターン

先日のH2A 23号機の記事に影響(?)され、色々と文献やらネットで調べ物。

元々、アポロ好きなので、開発史とか好きなんだよね。
アポロって言うと「月着陸」のイメージだが、そこに至るまでの紆余曲折がたまんなくいい。
とっても人間臭い感じ。

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1940年代から60年代は、ソ連とアメリカの冷戦が真っ最中。
お互いに技術で負けられん状態。

宇宙開発ではソ連が一歩リードしている状態で、アメリカはジリ貧。
なんとかしないと。。というあせりが開発史に出てますなぁ。

有人宇宙飛行も、ちょろっと宇宙に顔を出す程度で、衛星の打ち上げもままならん。
でも、成功しているパターンもありで、コレを使ってなんとか。。。と考えるのも自然な成り行き。

しかもアポロ宇宙船を打ち上げたサターンV (ファイブと読む)が、なんで「5」なのかw
色々とワケがあったんだな。

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当時、軍がドイツのV2ミサイルを改良したりして、弾道ミサイルを開発したんだが、
それの積荷を有人カプセルにしたのがマーキュリー計画(一人乗り)の始まり。

レッドストーンってブースターだ。(ずいぶん前に書いたが)

のちに、もうちょっと強力にしたアトラスに変わるが、これも元々ミサイル用だ。
続くジェミニ計画(2人乗り)も、やはりタイタンミサイルの転用だった。



じゃ、次もミサイルを使って。。。と行けないところが難しいんだわな。
(そんな重い爆弾を発射する需要が無いしw)

そもそも、1.4トンしか第一宇宙速度に持っていけるロケットがアメリカに無い。
そこに、月に行く資材とカプセルで、4.5トンの打ち上げ要求(当時)なんだから無謀だわな。

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強力なロケットエンジンが欲しくなるが、開発はまだまだ時間がかかる。
じゃ、なんとかなりそうな推力で打ち上げるには。。。

エンジンの数を増やせばいい。(アメリカっぽいね)
H-1エンジンを8機使って、燃料タンクは、今までの実績があるジュピターロケットのタンクを中心にレッドストーンのやつを8本(!)束ねたw






手前にごろっと寝ているのが1本分。 それを奥の本体に8本セットするww

チカラ技ってやつだ。 コレはコレで難しいんだそうだ。
同じエンジンが近くにあると共振するとかなんとか。。。
タンクの燃料も同じに減りそうにないしなあ。

まっすぐ飛ぶように、外側の4機は噴射の向きが変えられるよーになっとるみたいだ。
(北のヤツにはついていない) ジンバル制御なのが凄いね。
図では外側の4つが動けるように長穴になっとるな。(真ん中の4個は固定式)


ようやく1段目の準備ができたっぽい。


出来上がると打ち上げたくなるらしく、2段目が完成してないけどダミーを乗せて発射してみた。
高度140キロ、距離400キロ程度しか飛べないけど。
決して、当時の1段目の評価としては悪くない。


どうやら、うまく飛ぶらしいと判ると、さすがアメリカ、じゃんじゃん作る。


じゃんじゃん飛ばす。


やっとまともなテストが出来そうなロケットが出来たが、月に行くのがまだまだ遠い。
ここまでが サターン1型(しかも1段目だけ)のお話。

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液体燃料のロケットって打ち上げ時にタンク内の燃料を気化させる為か、タンクの周りが凍る。
そこいら辺が、たまんないんだよな。ロケット野郎には。





つづく。   (のか?)
Posted at 2014/03/02 18:04:22

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