2023年02月11日
OSS(ワンストップサービス)を使ってみた!
【今回のおはなし】
自動車保有関係手続のワンストップサービスで、
・車検証の住所変更
・希望ナンバーに変更
をやってみた体験談です。
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半年前に県をまたぐ引越しをしてから、忙しくてやれていなかった手続きをやってみました。仕事でなかなか平日休めないサラリーマンでも、簡単にできちゃいます。
結論から申し上げますと、準備はちょっと面倒だけれど、平日に手続きで出かける必要がほとんどないのと、費用が圧倒的に安く済むので、ぜひ使った方が良い!という事です。
トピックス
●ディーラーや行政書士に依頼するより断然お得!
●書類の準備さえできてしまえば、最短2週間程度で完結!
●運輸支局へ出向くのは1度だけ!
●マイナンバーカードとカードリーダーはあった方がいい!
代行費用
平日休めない場合、ディーラーや行政書士に手続きを依頼することになりますが、相場は約50,000円です。痛いですね(ほとんど人件費)。
そこでワンストップサービス(以下OSS)を使うわけですが、結論から申し上げますと、トータル費用は4,510円です。おサイフにやさしいですね。内訳は以下です。
1.保管場所証明申請手数料 2,100円
2.保管場所標章交付手数料 500円
3.検査登録手数料 350円
4.レターパックプラス3通 1,560円
1と2は各都道府県警本部に、3は国交省に納めます。ペイジーなので、コンビニ払いまたはネットバンキングを持っていれば、オンラインで即時払い込みが可能です。4は運輸支局に車検証を郵送するのに必要です。
事前準備
大きく2つの準備が必要で、1つはOSSを利用する際のブラウザ環境、もう1つは手続きに必要な書類です。
ブラウザ環境
詳細はOSSの公式ページを参照頂きたいのですが、ChromeかEdgeしか対応していません。マイナポータルのプラグインなどをインストールする必要があります。説明書きに沿って設定していけば難なくできました。
サポートが終了したOSも、セキュリティの観点から動作対象外です。私はWin8.1を使っていたのですが、手続き期間の途中でサポート切れ期限を迎えてしまい、慌ててWin10に無償アップグレードしましたので、必要であれば事前にやっておきましょう。
手続きの途中でマイナポータルを利用することになるのですが、スマホでの読み取りが何度やってもダメなので、マイナポータル対応のカードリーダーがあると良いと思います。1000円くらいで買えます。
必要な書類
人によって必要書類が変わってきます。以下はマイナンバーカードを使う場合のもので、使わない場合、「変更の原因を証する書面」を別途取得、提出する必要があります。
また、必要な書類が提出されず2週間程度過ぎてしまうと、申請が無効になる場合があるので、準備をすべて整えてから手続きしたほうが良いです。
書類はスマホで撮影してアップロードしましたが、問題なく受理されました。100kb程度との縛りがあり、かなり画質悪く判別できないものでしたが…。
【全員必要】
・保管場所の所在図・配置図…車庫証明を取るのに必要
⇒賃貸なら管理会社に請求するか、手書きでも可(一定のルールあり)
【人によっては必要】
・保管場所使用承諾証明書…駐車場を賃貸契約している場合
⇒管理会社から取得
【あったほうが良い】
・住民票コード…市役所等で手数料無料で通知書を発行してもらえます
⇒これがないと、本籍地の自治体に「戸籍の附票」を別途取得、提出する必要があります
システムでの手続き
インストラクションに沿ってやっていけば、ステータスが変わるごとに次にやることが表示されるようになっているので、そこまで難しいものではありません。
車庫証明取得手続きもシステム上で完結します。
みんカラでも諸先輩方が記事をアップされているので、詳細はそちらをチェックしてみてください。
希望ナンバーの場合
希望ナンバーの場合は、事前に取得しておきましょう。手続きの際にシステムで予約番号を入力する必要があります。交付手数料は前後2枚分で4,140円です(普通車、ペイント式の場合)。
ポイント
・現在希望ナンバーで乗っていても、新たに同じ番号を取得しておかないとランダムのナンバーになってしまいますから、注意しましょう。
・希望ナンバーの交付可能期限は1か月間しかありませんので、その間にナンバープレートを付け替える必要があります。
ただし、OSS利用時の特例措置があり、新しい車検証の受取りまで済んでいれば、ナンバープレートは次回の車検までに変更すれば良いことになっています。なので、1か月の交付期限は過ぎてしまっても問題ないです(実際に期限を過ぎていましたが無事に交付できました)。
国交省のOSSヘルプデスクと管轄の運輸支局に問い合わせして事前に確認したので、全国どこでも大丈夫なはずです。
新車検証の交付
システム上ですべて手続きが完了すると、現在の車検証を送付するよう指示が出ます。こちらはレターパックプラス(520円の赤いやつ)でしか受け取ってくれないので、新車検証の返送用レターパックを同梱して送付します。
車検証の原本を送ってしまうとその間車両の運行ができませんので、コピーを送るようにしましょう。ただ、レターパックはほぼ速達扱いなので、1週間くらい乗る用事がないなら原本送ってしまう手もありかと思います。新車検証が届いた後、旧車検証を返却するのに3通目が必要になる為、これなら1通分費用が浮きます。
(運輸支局での授受を選択すればこの費用も削減できます)
ナンバープレートの交付
新車検証が手元に届いたら、運輸支局に出向いてナンバープレートを付け替えます。新車検証と、郵送されてきた際に同封されている書類を窓口に提出すれば手続きしてくれます。
現在のナンバープレートを返却する必要があるので、外して持っていくと新しいものと交換してくれます(もちろん、封印を破るのは運輸支局の敷地内でのみ、です!)。
ドライバーは貸してもらえますが、盗難対策でマックガード等の特殊ビスで留まっている場合は、専用工具を忘れずに持っていきましょう。
新しいプレートを取り付けて待っていると、係員がやってきて封印をしてくれますので、以上で交付手続きは完了です。
普段の混雑状況が分かりませんが、朝イチで行ったら順番待ちは数名でした。所要時間は1時間程度ですので、遠方でなければ半日休暇でも大丈夫だと思います。
まとめ
OSSの手続きで約1週間、車検証の授受やナンバープレートの付け替えで約1週間なので、最速で2週間程度で完了します。必要書類の事前準備を含めても、1か月あれば十分です。
費用についても、希望ナンバーを取得する場合でも10,000円はかかりません。
以上がOSSの体験談です。ぜひ参考にしてみてくださいね。
ナンバーが変わったら、ETCの再セットアップや自動車保険の変更手続きもお忘れなく!
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Posted at
2023/02/11 16:50:29
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