
今年もまとまった夏休みを取ることが出来なかったけど、せめて1泊でも旅行をしてなんとなく形にしたかった。夏休みで1ヶ月以上も休んでいる子供達が家にいると、何かしなくちゃって気になってくるもので・・・。
夏休みの行楽地って混雑しているイメージしか無いし、1泊じゃそんな遠くにも行けないしってことで、旅行の目的地選びはなにげに難航した。
イロイロ考えた末、栃木県のとある温泉地に決めた。
ここは、ボクが小学生の頃まで、夏休みの後半に毎年訪れていた場所。
母方の祖父と祖母を中心に、母方の親戚と一緒に行くのが恒例だった。
おじいちゃんとおばあちゃんが二人で行っていた旅行に、いつの間にやら便乗して一緒に行くことになったのが始まりらしいけど。
その毎年の旅行イベントも、ボクが4年生の時におじいちゃんが他界したことをきっかけに途絶えてしまっていた。
子供の頃の想い出として、今でも色々と覚えていることを考えると、ちょっと寂しいことだ。
だから、
6年前にドライブで訪れたときにも思ったけど、今度はボクが子供たちを連れて泊まりに来たいなって思っていた。当然ながら、当時と同じ宿で。
そして今回は、そういう想い出をなぞりながら新しい想い出を作る旅行として、偶然にもふさわしいもう一つの側面がある。それは、ヴェロの最後のドライブだ。
11年の最後を締めくくるドライブとしては、なかなかいい舞台が整ったのがうれしいことだ。
まずは那須で夏を満喫してからということで、天気がいいこともありロープウェイに乗って那須岳の上からいい眺めを楽しむことに。
雲の絨毯が眼下に広がり、とても幻想的な光景。そしてその雲の切れ間から、那須の町が
見える。
仙人になったような、自分が偉くなったような、そんな気持ちになるだけでも、いいストレス解消が。しかも風が気持ちいい。
子供たちも、各々心に刻まれた何かがあればうれしいものだ。
しかし、那須はちょくちょく来てるけど、何回来てもボクにちょうどいい。
なんていうか、この自然と観光地とのバランスというか、メインストリートは賑わっているのにちょっと一本脇に入ると、意外に静かだったり、上手くいえないけど好き。
だから、ヴェロの最後のドライブでは、この那須を外す訳にはいかなかったし、ここで写真を撮っておきたかった。
ヴェロの最後の撮影は、東京のこじゃれた雰囲気の街中で深夜の撮影をしようかとも思ったけど、やっぱこういう等身大の写真のほうが僕たち家族にも、ボクのヴェロにもぴったりというものだ。
いい感じ、じゃない?
さて、旅といえば美味しいものがつきもの、ということで、ちょっとだけグルメのコーナー。
以前から一度訪れたかったけど、なかなかその機会が無かった店が那須にある。
あえて店名は伏せておくけど、アメリカンスタイルのステーキの店。メインストリートからちょっと中に入ったところにあるので、静かな感じがまたいい。
まぁ、軽い気持ちでランチにステーキなんて贅沢できるのは、こういう旅行として予算を確保しているときだけだから、ありがたくいただいた。
この店のこと良く知らないけど、きっとアメリカでステーキを食べてそれにはまった人がオーナーなんじゃないかな、って思うよなステーキ。脂肪分の多い和牛とは一線を画して、しっかりした噛み応えがあるのに硬いわけじゃなく、肉の味わいがするステーキ。久しぶりに美味しいステーキにめぐり合った♪
320gのサービスステーキを食べたんだけど、多いかと思いきや、ペロッと食べてしまった。
美味しくなればこうはいかないから。
つぎは宿の夕食。
忘れてたわけじゃないけど、囲炉裏端で夕食をいただく。これ30年前と変わらない。
宿に到着してから、ちょっと散歩をしてから温泉につかった。
温泉の温度がちょっと高めで、夏場にこんな温度の温泉に使ってていいのかな、なんて思ったけどやっぱ気持ちいいよな。
でも、それがあだになった。
いくら涼しいエリアだといっても、夏に温泉にぽっくり浸かってから、汗が引くまもなく囲炉裏端に座っていると、汗が止まらない・・・(アセアセ
囲炉裏端での食事なんて、とても風情があっていいし、子供たちにもいい体験になるからいいんだけど、なにぶんこの季節にすることじゃなかった。熱中症になっちゃうぜ、これじゃ(爆
これ・・・・昔もそうだったっけ?
当時はそこまで暑いと思ったけど無いんだけどなぁ。
とにかく、ビールが美味すぎる♪
でも次にくるときは、秋、冬に来よう、と思った。。。
帰りは急遽、宇都宮で高速を降りて餃子を食べることにした。
宇都宮で餃子を食べるのは今回で3回目だ。
いままでの2回は、”みんみん”という店だったので、今回は”正嗣”に行った。
皮がぱりぱりで美味しいんだけど、味的にはかおたんが作ってくれるのに似てる。
ってことは、かおたんの餃子も、もう少し”焼き”の技術をブラッシュアップすれば、相当いけるってことか?
とそんな意見で、もちきりだったのだ。
で、ちょっと面白かったのが、一緒のタイミングで入店したサラリーマン風の4人組。
彼らの乗っていた車が”浜松”ナンバーだったので、偵察に来たのかなぁ、とか思って。
宇都宮と浜松は、餃子日本一の座を駆けて争ってるし。
もしそうだとしたら、ちょっと人事になっちゃうけど、美味しいものを食べるのが仕事の一部って、ちょっとうらやましいなぁ(笑
そんなこんなで、いきなり飛び出してきたミニバンを避けるためにフルブレーキングしたり、車一台がやっと通れるような道で山越えしたり、とハラハラしたこともあったけど、なんとか無事に帰宅することができた。
これは、ホントに良かった。
そして改めて、高速、山道とバランス良く走って感じたのは、やっぱヴェロはいい車だよなぁと。
確かに車の重さは感じるけど、タイトなカーブが連続するような道でなければ、どんなシーンでも楽しく走れるし、アクセルを踏んだときのパワー感はやっぱ魅力的。
まだまだ乗りたいっていう気持ちが湧き上がってきちゃったけど、これを一区切りとして卒業しなくては。そんなことを思った今回のドライブだった。
たくさんの想い出を乗せて、今まで一緒に走り続けてくれたヴェロッサに感謝。
ありがとう、ボクのヴェロッサ。
☆番外編☆
今回のフォトジェニック賞
尻尾がレインボーのトカゲちゃん。
めずらいし。