エクストレイル考察【通勤往路・復路】その①
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
はじめまして、エクストレイル乗りとなりました。
少しずつエクストレイルを理解して、前車デュアリス同様に愛車を愛でていければと思います。ここのページを少々お借りしてその経過を書き込めればと思います。
前車デュアリスでは、建築系の仕事で習得した”技”を駆使してワンオフ中心にカスタムを楽しんできました。エクストレイルでも同様にデザインワークや省エネ指向のカスタムを楽しんでいければと思います。みなさんのカスタムを参考に覗かせていただくこと、先にご容赦いただければと思います。
2022.8に契約して待つこと9か月余り、2023.6.2に納車となりました。
待った甲斐もあり、今ではなかなか入手しにくい白黒ツートンに乗ることができました。
まだ5か月程度の運転で得られた事柄しかありませんが、ちょっと方向性の違う検証を書き込めればと思います。
さて今回は、私事ですが、横浜在住・在勤の通勤経路でのエクストレイルの燃費について考察してみたので書きこんでみたいと思います。
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まず、添付の画像は通勤経路の距離と標高をわかりやすくグラフ化してみました。これは、前々車のDAYZでもやったことがありますが、良く走るコースでの車の習性を徹底的に考察するのに、定地走行をいろいろな運転方法で検証していこうというものです。
https://minkara.carview.co.jp/userid/1035553/blog/32960931/
グラフは縦軸を標高(m)、横軸を距離(0.1km)で展開した図です。
我が家は、横浜でもベスト10に入る標高の高いところに位置しており、よって急坂の多い住環境としてはあまり自慢できるところではありません。代わりに、窓(5階建ての5階)から見える風景は、ほぼ360度開けて西は富士山が、南東にはみなとみらいのランドマークタワーが、北東に少し歩けば東京タワーやスカイツリーが見える超高台の遠景が望めます。1km先に20階建てのタワマンが見えますが、その最上階が同じ目線になるようなところに住んでおります。そんなところが起点になるとイメージしていただければ・・・。
通勤経路は片道4km。往路は全体を通すと「下りて、流して、上って」という感じで、その標高差は約50mもあるので、クルマの性能を確かめるのには面白いコースだと思います。
ではまず、往路のエクストレイルについて書いてみます。
我が家からは3.0kmほどをひたすら下り系の道を進みます。その標高差が約50mになりますが、前車デュアリスでもDAYZでも、「クルマは下りで燃費が良い」定説どおりの燃費が得られます。
デュアリスでは、往路の区間燃費(春秋の中間季)で12kmと、同車ではとても良い実績がありました。同車は、結局500kmを走ると平均10km程度まで落ち込んでしまいましたが、それでも、デュアリス全般では好成績だった=私がいかに燃費指向だったかがわかる走り方だったことがわかります(笑)。
最初の国道級から市道級の区間では、なるべく位置エネルギーを利得する走りに徹します。
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ここで【try1】
当初は、下り坂に入ったらアクセルを離して惰性に任せる方法で走っていましたが、0.7kmの一旦水平基調になることで急減速して、アクセルを踏むことを余儀なくされる”惰性の壁”にぶつかりました。また、速度も回生が利いてしまい最大48kmまでしか上がらないジレンマに陥りました。これでは、第二の下りでまたアクセルを踏み増さないと(国道級なため)後続車に追いつかれて迷惑運転に陥ってしまう・・・。
そこで最近は、アクセルを軽く「回生閾値」のところまで踏むことにしました。これ以上踏むと前進方向にエネルギーを使ってしまうギリギリのラインでアクセルを踏むのです。すると下り坂0.7kmのところで70kmを示すことができ、その後の第一バウンドを踏み増さないでも60kmでくぐり抜け、第二坂でさらに68kmまで加速できます。これを完成させると1.2km近辺信号までほぼ惰性で行けることがわかりました。
次に中速区間①ですが、ここのテーマは「前輪駆動にこだわる」です(笑)。
メーターディスプレーのエネルギーモニターを見ているとたまに前輪のみに供給されているのを見ることがありますが、この状態を堅持することにこだわります。表の1.5kmからの市道は1.信号に引っかからないこと、2.前輪駆動にこだわることを徹底して川に向かいます。この間の上策は次のふたつ
(1)後続車がいないときは40km巡行で(2)後続車がいるときは45kmでプロパイロットをONにします。ただしONにする際は前輪駆動であることを確認してからです。
次に川を過ぎたら上りに差し掛かるので惰性モードを使えません。ひたすらアクセルONになりますね。この経路の場合、川を過ぎたところで一時停止になるので、0km/hを余儀なくされます。
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川を過ぎると若干の登り勾配(標高差10m)、800mに遭遇するので、気持ちは「35km/h維持」に切り替えます。この区間は、プロパイロットを使いません。なぜならそこに何回かのバウンドがあるからです。
エクストレイルは、登り勾配orトルクを必要とする場面でエンジンを掛けようとする習性があります。そのため充電が十分であってもちょっとしたバウンドポイントでエンジンが掛かってしまう可能性が高いのです。なので、この区間は、バッテリーセルの残り具合(1.5セル以上)で、アクセルを巧みにコントロールする必要があります。
バウンドポイントの前ではアクセル開放、惰性で乗り切って踏みなおしをすることでエンジン始動を回避します。すると、0.5セル以内で信号③まで乗り切ることができます。
信号③を青信号で通れるとそこからは急な登り勾配になるので、エンジン始動は免れません。むしろ、帰りのことを考えて、VC-TURBOが1:8で登りきるようなアクセルワークが好燃費の秘訣であるとも考えられます。ここで不用意にアクセルを踏みすぎると、たちまち1:14のターボパワー炸裂により距離もないのに(つまり充電距離区間もないのに)ターボが燃料を大量に吸い込んで利得が下がってしまうことになります。
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たった4km程度の通勤経路で、読んでみると壮大なドラマのような展開でお楽しみいただけたでしょうか(笑)。
この地味な・・・それでいてロマンすら感じられる右足の物語は、結果としてどのくらいの燃費に貢献してくれているのか・・・。
ちなみに・・・この運転操作法を会得するまでは、メーター表示でだいたい16.5km/Lを示していました。
いろいろな試行錯誤・・・毎日の闘いによりこの通勤経路の最適なアクセルワークを習得した結果は、往路最高記録で23.6km/Lの表示を獲得することができました。
今のところ、中間季の記録がこのくらいで、これから冬に入るとヒーターを使うので間違いなく下がるでしょうけど、単調な通勤時間15分のお遊びとしては、良い走行方法が会得できたなと考えます。
乗り始めのバッテリーセルの量にもよりますが、この方法を始めて以来、往路では20km/Lを切ったことはないので、総合燃費に大きく貢献してくれていると思います。
燃費、燃費と貧乏くさい話に終始しましたが、せっかく新世代パワーユニットを手にできたので、その操作方法の解明を15分楽しめたと思えば、片手を超える投資に見合った贈り物だと思います(笑)。
次回は、復路について書ければと思います。
長文失礼しました(笑)。
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